今日は夏至(げし)
昨日の夜、会社から家に帰る時、7時を過ぎているのに、
空がまだ青かったんだ。夕焼けはまだ、ずっと向こうの水平線の近くに
あって、目を上げた場所には白い三日月が見えていたんだ。
何だか、いつまでも明るいし、お昼のように月が見えているので
不思議な気がしたんだ。今日は雨だったけど夏至(げし)だった。
テレビのニュースで始めて気が付いた。
一年で一番、昼間が長い日だったんだ。夜が短い?一緒の意味か。
今年は、早くから花がいっぱい咲いている。そして、いつまでも花が長持ち
している。くちなしも、バラもあじさいも、いつまでも咲いている。
花いっぱいの梅雨が長く続いている。なんだか、いつもの年とちょっと違う。
去年、青かったあじさいがピンクに変わっている。土がアルカリになっている。
2月にノラ猫だったクロちゃんは、わたしの猫になった。でも、家の猫とは仲が
悪いから家の中には入らない。ベランダで生活している。
朝は、あじさいの茂みの下から、にゃ~んと鳴きながら出てくる。
ベランダでご飯を食べて、クロちゃんは、またお出かけする。
毎日、背中にひっかき傷を作ってくるから、はでにケンカをしているようだ。
負けているのかな。子供の時に、まともなご飯を食べていないので、小柄だ
から、ケンカには弱いかもしれない。
家の猫は、ますます年をとって、口臭がすでにアンモニアの臭い。
毎週、背中に点滴をしているけど、最近急に老けてきた。
もう、15歳だもん。仕方が無いね。最後まで元気で幸せであるように、
神さまにお願いした。最後の日まで元気で、ころっといってほしい。
まだ、心の準備はできていない。だから、もう少し、長生きしてほしい。
かわいいA猫ちゃんは、食も細くなって3.5キロ前後をいったりきたり
している。抱っこすると、軽くなって悲しい。以前はオデブちゃんだったから、
余ったお腹の皮がカンガルーのポケットみたいに垂れていて、ちょっと
ユーモラス。A猫ちゃんが年寄りで内臓も弱っているから、あんまり旅行も
行きたくないな。明日は、会社のある土曜日。仕上げないといけない仕事が
待っている。休もうと思って上司に休暇届けを出したら「びりっ」と破くフリを
された。感じ悪い。新しい上司は、何が本気か冗談かよく分からないけど、
休んではまずいなというのは分かった。
スペイン語の授業は順調だ。今日はスペイン語で、いろいろしゃべった。
「2週間前に、日本の最初の天皇で、聖徳太子という人が日本は太陽が
出る国だと言ったというのは、間違いでした。彼は31代目の天皇の息子
です。それに、日本の国旗の話しをするのを忘れていました。
日本の国旗は赤い丸が太陽を現しています。どうしてそんな旗になったかと
言うと、聖徳太子が、日本は太陽が出る国だと言ったからです。
日本は東にある国だからです。」と、長々とスペイン語でしゃべったら、
先生は「よくできました。」と褒めてくれた。あんまり褒めたことは無い人
なんだよね。日本の国旗が太陽のマークなのは、本当に聖徳太子がそう
言ったからかどうか知らないが適当な事を言ってしまった。
あんまり日本のことを知らない先生だから、適当な事を言っているとは
ばれないだろう。「さんまのまんま」というテレビ番組に出ている外国人だった
ら、いろんな事を知っているから、適当なことは言えないけど。
この間、スペイン語で、日本について何かしゃべってみてくださいとお願い
したら、「日本人のほとんどは都市に住んでいます。日本人は魚をよく食べ
めちゃめちゃ酒を飲む人々です。」と言っていた。
スペイン人もワインをたくさん、飲むじゃんと言ったら、「そうですね。」と言って
いた。時々、無性にスペインのワインとチーズを食べたくなるそうだ。
でも、日本にはスペインのチーズは売っていないし、フランスのチーズは
高いから買わないと言っていた。
フランシスコ・ザビエルっていうポルトガル人を知っているか?と聞いたら、
「彼はスペイン人ですよ!」と憤慨して言っていた。今でも、彼の子孫は
バスクに住んでいて、誰かが住んでいるかどうかは分からないが
ちゃんと彼のお城は残っているそうだ。お城が残っているということは、
フランシスコ・ザビエルは、名家のおぼっちゃまだったのかな。
社交ダンスのレッスンは、インフルエンザA型にかかってから、弱くなって
しまったようで、すぐ風邪をひくようになって、ずっと休んでいる。
一週間の内に、水曜日に教会に行くのとスペイン語を習うだけで、精一杯。
スペイン語は、一ヶ月に一度か二度でいいのに、先生がやる気満々で
いつでも、教えることができますと言うので何となく毎週習っている。
たまに朝に猫の調子が悪いときは、スペイン語の勉強は電話で断るのだが、
先生が残念そうにしているので、休んだら悪いなあと思う。しゃべることがで
きるようになってきたら、わたしも楽しくなってきて、このまま行けば
ペラペラになれそう!しかし、頭が悪くなってきていて、なかなか覚えられ
なくなった。
数字の20が苦手で、ベインテというのが何度習っても覚えられなかった。
会社の机の透明ビニールシートの下に、カンニングペーパーみたいな数字
の表を作って毎日ながめてやっと覚えた。
オルビダドという言葉もすぐ忘れちゃう。「忘れる。」という言葉なんだけど、
スペイン語って、日本人にはピンとこない言葉が多くて、ムズイ。
ムズイというのは、友達の小学校の子供が使っている変な言葉。
最近の子供は、ムズイとか、ハズイとか、何でも短くしてしまう。難しいとか
恥ずかしいとかちゃんと言えばいいのに。
そのくせ、「何々の方が何々」とか、ワザと、物の名前に「方(ほう)」をつける。
長くなってんじゃん。
日本の旗はスペイン語で「ベンデーラ ハポン」。どこかで聞いたことがある
言葉なので、それは直ぐに覚えることができた。
帰り際に「アスタ ラ セマナ ケ ビエネ!」と、スペイン語の先生が言って
いた。それも、昔テレビのNHKスペイン語の時間に聞いたことがある。
「また来週!」という意味だね!