レベッカの不思議の国、日本
NOVAの教師、レベッカさんの
不思議な国、ニッポンシリーズは
おもしろいよ。↓
ニッポンの英会話クラスは性を売る場所なのか!?↓
http://news.ameba.jp/2007/02/3434.php
※在日4年目のアメリカ人女性が、日本人にとっては
「当たり前のこと」への驚きを綴ります。
アタシの名前はレベッカ。こんにちは~。最近英会話スクールのNOVAに苦情が殺到したことを受け、経済産業省が立ち入り検査をしたらしいわね。中途解約トラブルの裁判でも負け続けているみたいね。さて、実は私にとってはじめての仕事は、とある4文字の英会話スクールでのお仕事でした。
アメリカの大学を卒業する直前、私の学校にもその英会話スクールは会社説明会にやってきました。そこで興味を覚えたため、サンフランシスコにあるそのスクールの採用事務所へ行ったのです。私に色々説明してくれたのは、ジョンという名前のイギリス人で、彼は5年間東京で働いていたようです。ジョンは優秀だったため、講師陣の中ではトップになり、そこでの働きも認められ、講師よりランクが上の管理スタッフの仕事に就くようになったそうです。彼は講師時代に生徒の一人と恋に落ち、そのまま結婚したとのことでした。英語の講師をしていたらどんどん出世し、そして、そのまま生涯の伴侶も得られる。まさに完璧ではありませんか!
そしてね、彼はすごくカッコ良かったのよ。もう、あの笑顔で何か言われたら絶対に「No」なんて言えなくなるくらいにね…。彼に会ってすぐに私はその英会話スクールの講師の仕事を日本で始めることを決めたわ。
でもね、6週間後、私はハメられたことに気付いたの。そして、私は「性」を売る学校で働いていることにも気付きました。もちろんこれは比喩的に言っているわけだけど、でも、私はこんなことをやるために契約書にサインしたわけではない! と思っていました。さて、何があったか…。
「お試しレッスン」という無料レッスンがあったのですが、これが「性を売っている」ことの一つ目の証拠です。ほぼ100%の確率で、男性の講師が女性の受講者を相手にし、女性の講師が男性の受講者を相手にするのです。で、このやり方は効くんですよ。「お試し受講者」から「正式受講者」になる人続出です。私はこのやり方をサンフランシスコの事務所でもやられていたことに気付くべきでした。
2つ目の証拠は、講師のシフトです。男性講師は早番のシフトであることが多いのですが、なぜかというと、日中スクールに訪れる人は時間に余裕のある主婦をはじめ女性が多いからです。女性講師は午後から夜にかけてのシフトが多かったです。生徒は仕事帰りのビジネスマンが多かったですね。
望まれるか望まれないかは置いといて、男性女性に限らず講師が生徒から注目されるのはそのスクールでは当たり前のことでした。まさに私のいたスクールは「ボーイズ・クラブ」のようなもの。朝シフトで働く講師の中で女性は私一人。休憩時間に私の同僚の男たちは、「誰と寝たか」「これから誰と寝ようとしているか」「誰と寝たいか」ってなことばかり話しているのです。そしてもちろん、どの生徒が一番ホットで魅力的か、とか「あのコ達は英会話のために来てるのか? それとも男を探しに来ているのか? ハハハ」なんてことまで話しているの(一応ここでフェアにしておくけど、私たち女の講師陣もカッコイ男性生徒のことは話していたわ)。
とある日、私が午後のレッスンに行ったとき、2人の女子大生が冷たい目で私を見ていました。レッスンの間、2人はほとんど喋りません。「喋る気がないのになんで来るの?」と私は思い、私は同僚の男性講師数人にこの難しい2人組について相談をしました。すると彼らは「おかしいね」と言うではありませんか。「あのさ、レベッカ、あの2人はボクらのレッスンではものすごくよく喋るよ」と。
彼らが言うには、何人もの生徒はキュートで英語を喋るボーイフレンドやガールフレンドを探しに来ているそうです(お試しレッスンでまずは疑似餌をまくのです)。お試しレッスンにはグッズに惹かれて来ているのか、無料であることが魅力なのかは分かりませんが、とにかく多くの人が来ます。
会社の方針として、講師が生徒とデートをすることは禁じられています。そして、それがバレたらクビです。これは当然のことです。なぜなら生徒が講師とデートをし始めたら、もうレッスン料を支払う必要がなくなるわけですから。とはいっても、私は何人もの講師が生徒とデートをしていた事実を知っていましたが、誰一人としてクビにはなっていません。
生徒と講師を一組の男女として繋ぎ合わせるサービスってヘンじゃないですか?
私も何度も「お試しレッスン」では「いびつなブラインドデート」的な感触を味わいました。そこで付き合うことにはなりませんでしたけれど。いや、私はもっと早くこの実態を知っておけば良かったのかもしれません。でも、なんで英語のレッスンなのに、こんなに付き合う人ばかり出てくるのかハッキリ言って意味が分かりません。もし、恋人が欲しかったら、パーティやクラブや合コンなんかに行かない? 私は仕事とプライベートは分けて考えたいんだけど…。これってヘンかな?
3ヶ月間その英会話スクールで働いて、毎日そんなものばかり見ていたせいでイヤになり、私は夕方に小学校でABCを教える仕事に就きました。ここにはロマンスなど何もありません。ただ、お母さん達が私のネイティブの発音を子供に学ばせたいと思うだけでした。一人だけ子供を迎えに来る父親がいましたが、彼はいつも子供を教室の外で待っているだけだったのです。
二人だけのクリスマスの国、ニッポン。↓
http://news.ameba.jp/2006/12/540.php
酔っ払いは赦されるという変な国、ニッポン。↓
http://news.ameba.jp/2006/10/1482.php
ニッポンのアレの方がいい!↓
http://news.ameba.jp/2006/09/977.php
ニッポンの下着泥棒の怪↓