プノンペン市内の防災計画や人材育成計画に関し、約30億円の無償資金協力を行う
安倍晋三首相は14日、訪日中のカンボジアのフン・セン首相と首相官邸で会談し、カンボジアの民主化推進や投資環境の整備に向けた協力を柱とする「新たなパートナーシップに関する共同声明」に署名した。両政府は首脳会談に先立ち、プノンペン市内の防災計画や人材育成計画に関し、約30億円の無償資金協力を行うことで正式に合意した。
フン・セン首相の訪日は今回で15回目だが、公賓としての招へいは初めて。安倍首相は会談で、カンボジアが旧ポル・ポト派による虐殺を検証する特別法廷を設置したことを歓迎。フン・セン首相はメコン地域開発支援に謝意を述べた。
北朝鮮問題ではフン・セン首相が、国連総会で過去2年間棄権した北朝鮮の人権状況非難決議に関し、賛成に転じる考えを示した。【大前仁】 6月15日9時20分配信 毎日新聞
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