時計ひとつとってみても、チャイナには高級ブランドが無い。 | 日本のお姉さん

時計ひとつとってみても、チャイナには高級ブランドが無い。

ようするに、チュウゴク人は短期間に儲けようとして、
ひとつの会社をじっくり時間をかけて育てて、多くの人に愛され
信頼されるブランドを作ろうと言う考えが無いので、
外国の有名ブランドのマネばかりして過ごしているようだ。

技術を開発する気も無くて、外国の技術を勝手にコピーし、
コピーできなかったら、技術の核心部分を輸入して時計を作っている。
だから、いつまでたっても高級ブランドが育たない。

従業員だって、ひとつの会社に続けて働く気は無くて、他者に高給で
引き抜かれたら直ぐに会社を捨ててもっと金をくれる会社に行く。
チャイナの会社も自社の技術者やデザイナーを大事にする気はあまり
無くて、能力のある従業員を大切にしていないのではないか?

チャイナでは、ひとつの会社を長く続けさせようという考えは
育っていなくて、都合が悪くなると直ぐ潰して責任者は逃げるそうだ。
それは、騎馬民族の性格を現していると思う。農耕民族はずっと同じ
所に住んでいるから、いい商品を提供して信用されることが、商売を
長く続ける秘訣になるが、砂漠や草原では、安い物を高く売りぬけれ
ばそれでいい。いい物は高く、悪い物は安い。
悪い物を高く売っても、騙して不良品を売っても、相手には二度と
会わないから、騙されて買った人が悪いということになる。

その考え方でいる限り、チャイナでは、世界に通用するような
高級ブランドは育たないだろう。いいデザイナーや技術者が揃って
いるような高級ブランドを乗っ取って、経営は外国人にまかせて、その
売り上げを奪うようにするなら話は別だけど。
だから、チャイナで、外国の高級ブランドの会社が安く商品を仕上げて、
その会社が儲けた税金をチャイナが吸い上げる方法が、一番簡単で
楽なのかもね。

奴隷のような外地人(田舎から都会に出てきた人)に安い給料で
外国企業で働かせ、彼らの儲けの一部は税金としてチャイナ政府が
受け取る。できれば、外国企業を乗っ取り、同じ商品をコピーして売る。
外地人の給料が上がれば、外国企業は儲けが薄くなるのでチャイナ
から出て行く。チャイナも、外国企業のノウハウを盗んで、
もっと安く製品を作れる別の国に企業を移転させて、安いコピー商品を
売リ続けようという考え方なのでしょう。もちろん公害ももれなく、
ついてきます。公害対策をしたら、設備に金がかかるから。

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税関統計によると、今年1~4月に中国から輸出された各種時計製品が1億8,404万個であるのに対し、金額ベースでは2億8,200万米ドル(約338億円)と、1個当たりの輸出額はわずか1.5米ドル(約180円)程度にとどまっていることが分かった。国内市場でもシェア70%を占めるとされる中国製時計だが、販売額は全体の30%前後にすぎないとのデータもあり、中国製時計の飛び抜けた“チープさ”が改めて浮き彫りになった形。付加価値の低さと大量生産という中国製品独特の構図がこんなところにも表れているといえそうだ。中国消費者報が伝えた。

 業界団体の中国鐘表協会の統計によると、昨年に中国から輸出された機械式時計は1,752万個、デジタル時計は7億2,386万個、大型機械式時計は1,406万個。輸出額はそれぞれ3,919万米ドル、9億297万米ドル、4,365万米ドルとなっている。
 
 ■価格差なんと22.6倍
 
 一方で国外から輸入された機械式時計は60万個で、輸入額は2,986万米ドル。デジタル時計は1,850万個(2億7,394万米ドル)、大型機械式時計は63万個(1,154万米ドル)となっており、国産品と海外製品の間で機械式時計は1個当たり22.6倍、デジタル時計は12倍、大型機械式時計は5.9倍の価格差がある計算になる。
 
 同協会関係者は「中国が機械式時計を約1,700万個輸出しても、輸出額は4,000万米ドル以下。一方で輸入品は約60万個で3,000万米ドル近く」と数字を分析した上で「中国製時計はあまりにも安すぎる」と、付加価値の低さを嘆く。
 
 ■外資系が握る市場
 
 国内市場でも、高級時計市場は外資系の天下となっているのが実情だ。先ごろ発表されたリポート「2007中国鐘表行業研究諮詢報告」によると、国内腕時計市場のブランド別売り上げ上位10社のうち、7社を“時計王国”スイスの高級ブランドが独占。売り上げ全体の過半数を占めている。
 
 ほか腕時計販売台数の40%を占める、1,000~6,000元の中価格帯市場においても、日本のセイコーやシチズン、米Guessなどが売り上げの大多数を独占。飛亜達、羅西尼など一部中国ブランドの姿もみられるが、ほとんどの中国ブランド製品は300~1,500元程度の低価格市場に集中している。
 
 生産台数は世界一といわれる中国の時計製品だが、携帯電話端末などほかの産業と同様、製品の大多数がOEM(相手先ブランドによる生産)に偏っているのが現状。また自主ブランドでも核心技術や材料を輸入に依存し、海外大手ブランド製品の外観を模倣する形で生産を続けているメーカーが多いのも事実だ。
 
 腕時計メーカー・北京手表廠の苗洪波廠長は「時計にとって、もっとも付加価値が高いのは技術ではなくブランドイメージ」として、中国でいまだ業界をけん引するような大手ブランドが育っていないことが、業界全体を低迷に追い込んでいると指摘している。
 
 ■急務は「ブランド育成」
 
 先にスイスのバーゼルで開催された、世界最大級の時計と宝飾品の見本市・バーゼルワールドにおいて、2,000社以上の出展企業のうち、中国メーカーはわずか8社。世界最大の時計生産国でありながら、世界的なフェアに出展できるだけの規模を持ったメーカーはいまだ数少ないのが実情だ。
 
 在スイス中国大使館は先ごろ、中国の時計産業についてスイスと比較した研究リポートを発表。大手ブランドの育成が進んでいないことが、中国メーカーを低価格市場に追いやっていると分析した。
 
 業界関係者は「スイスの大手のように、歴史に裏打ちされた影響力のあるブランドはまだ中国にはない」としたうえで「それでも価格やサービス、販売ルートなどの面では中国に利がある」と指摘。今後時間をかけて技術や設計の水準を引き上げていけば、高価格帯市場で名を成す国際的なブランドの誕生は可能だと分析する。今後はどのようにして安価なイメージを打破しつつ、中国発の高級品を世界にアピールしていくかが付加価値引き上げの焦点となりそうだ。【上海・菅原湖】

6月14日8時5分配信 NNA

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