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身 辺 雑 記
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実は一夜にして読者が70人も減るという事態が起きた。私がお茶を飲ま
ない話を書いた直後だったので、お茶好きが集団で怒ったのかと恐縮し
ていたが、違った。
真相は悪口を極端に嫌う某国の組織的な嫌がらせと判明した。大国の肝
はノミの心臓より小さい。それぐらい神経を尖らさなければならないほ
ど、人民の憤懣のガスが爆発寸前というわけか。
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命惜しむなら嫌中?
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渡部亮次郎
<ペットフードで4000匹の犬と猫が米国で死んだ。餌が中国製だった。
咳止め風邪薬で360人以上がパナマで死んだ。シロップに毒素の強い材料
が使われていた。
パナマ政府は米国のFDOに調査を依頼した結果、中国製の風邪薬だっ
た。標示と異なる毒性の強い材料が入っていた。
今度は毒入り歯磨きチューブ。毒入りアンコウ(フグのアンコウと偽っ
て輸出)。
当初、中国は「ラベルを誰かが貼り替えた」とか何とか。そのうち言い
訳で事態が誤魔化せなくなると、突如、責任者に死刑判決。お得意のす
り替えである。
つまりは食品や製薬の許認可にも中国では白昼堂々の賄賂が行き交い、
輸出検査も賄賂でいかようにもなり、相手国の通関はラベル誤魔化して
いた手口が満天下に明らかになったわけだ。
米国は中国からの加工食品、薬、歯磨き、医薬部外品そのほか、全ての
港の倉庫に山と積み上げ、検品検疫を強化した。
さて謝罪をしない中国は、なんと一転して米国やフランスからの加工食
品、および「健康食品」、とりわけビタミン・サプリメントや健康飲料
に「バクテリアが混入していた」、「中国の衛生基準を満たさない不合
格品がある」などと難癖をつけ、
寧波港、深セン港などで通関を遅らせたり、返送を命じたり、廃棄処分
などの嫌がらせ行為にでてきた(ヘラルドトリビューン、07年6月9
日付)。>「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成19年(200
7年) 6月9日(土曜日) 通巻第1829号
これでは、命惜しけりゃ中国産品を敬遠したほうが良い、とならないか。
ところが宮崎さんも述べているように、中国は謝罪は一言も無く中国家
食品薬品監督管理局の前局長に収賄罪で死刑を宣告した。
産経新聞編集委員田村秀男記者によれば、こういうのを中国では「殺鶏
嚇猴」鶏を殺して猴(さる)を脅かす、というのだそうだ(07・06・10産経
新聞3面)。持っている諺大辞典に日本語では載っていない。さすれば中
国独特のやり方なのだ。
猴(大衆)を脅しても納得させるために、殺しやすい鶏を殺して見せて、
お前らもこれ以上騒ぐとこうなるぞ、と脅せば大衆は納まるのが中国式
らしい。政府が謝罪することなど絶対無いのだ。
それでも収まらないアメリカ政府と国民を脅かすために、あろうことか、
逆にアメリカが中国に輸出している商品その他を厳重に検査すると言い
出した。結果がシロと出たら大好きな面子を失ってしまうから、無理や
りクロをでっち上げるだろう。
上記の田村記者の知り合いの北京の教育官僚は、外食を一切しない。昼
食も30分以上かけて自宅に戻ってとる。街のレストランの提供する食べ
物は信用できないからだろう。奥さんが厳選した安全な食材を料理する。
もっと極端な例では、家族をごっそり東京へ移住させ、本人は逆単身赴
任状態という北京エリートも居る、と田村さん。懐が何とかなる中国人
は中国産の食べ物を一切食べない、という話は本当なのだ。
だから私のメイルマガジン829号(07・06・08)「話の福袋」で伝えた
「上海の食材販売会社と業務提携 小名浜の漁協 カツオなど輸出」を
佐藤知事がトップセールスで実現させたなどと喜ぶのは可笑しい。日本
が毒の無い魚を輸出してくれなければ中国は困ってしまうのだ。
<福島県の小名浜機船底曳網漁協(いわき市・野崎哲代表理事組合長)
と中国で日本食材販売などを営む上海石橋水産品(上海市・石橋修会長)
が6日、小名浜で水揚げされたカツオなどの水産品の輸出入について業
務提携することに大筋で合意した。
福島県が上海市に開設した「福島GALLERY」による仲介で実現し
た。7月にも正式調印の予定。県産水産物の中国向けの輸出に道筋が開
かれ、国際港小名浜港の利活用にも弾みがつくと期待される。
6日、上海石橋水産品が経営する上海市の「すしキング」で開かれた県
主催の県食材夕食会で、佐藤雄平知事が今回輸入されたカツオなどをP
Rしながら「福島GALLERY」を利活用した販路拡大などを呼び掛
けた。
石橋会長と同漁協の柳内孝之理事事業部長が夕食会場で業務について協
議し、ほぼ業務提携について合意に達した。提携内容は「同漁協は水揚
げされた水産物を優先的に上海石橋水産品に販売し、同社は可能な限り
輸入して販売する」としている。当面はカツオの輸出が想定されている。
トップセールスを実現させた佐藤知事は「石橋会長の協力で大きな業務
提携ができた。さらなる県産品の中国での販売につなげたい」と語った。
>(7日福島民報)。中国側は「やれやれ落し穴の落とすまで手間がか
かったぜ」とほくそ笑んだことだろう。
そんな気持で10日、読売新聞(10日付)を買って読んでいたら、またまた
仰天した。いろいろ書くより、そのまま読んでいただいたほうが早いだ
ろう。
<回収紙をナプキンに、楊子再使用も…中国紙報道
【北京=佐伯聡士】食品の安全性に対する信頼が揺らいでいる中国で、
レストランの紙ナプキン、つま楊子などに潜む様々な病原菌が健康を脅
かしていることが分かった。
中国の有力紙「南方週末」が、中国調理協会が2006年に行った調査結果
などをもとに伝えた。
同紙によると、規定では、紙ナプキンにはいかなる回収紙も使ってはな
らないが、実際には、低品質のナプキンには回収したゴミを漂白したも
のが流用されていた。
製紙工場に10年勤めた男性は、「原料の中には、使用済みの生理用ナプ
キンや病院が廃棄したガーゼもある」と証言。
恐ろしいのは色つきの紙ナプキンで、漂白剤すら使わず、ゴミを着色し
て誤魔化しただけのものがあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが
検出されたという。
低価格のつま楊子も、状況は同じ。海南省海口市で昨年、広東省から購
入した大量の「回収楊子」が見つかった。
レストランやゴミ捨て場から回収した楊子を水につけてよごれを落とし、
包装し直しただけで、この種の楊子からは大腸菌や結核菌以外にエイズ
ウイルスまで検出されたという。
これらの紙ナプキン、楊子が輸出されていたかどうかは不明。また、使
い捨てのプラスチックの箸やスプーンなどの食器を、不十分な消毒を施
しただけで繰り返し使うレストランもあるという。>
(2007年6月10日3時3分 読売新聞)
「これらの紙ナプキン、楊子が輸出されていたかどうかは不明」という
ことは日本に輸出されている危険性を完全には否定しきれないというこ
とである。とりあえず「割り箸」なんかどうなんですか。
なんとも底知れぬ恐怖を秘めた国である。恐ろしい。2007・06・10
渡部亮次郎のメイル・マガジン 頂門の一針 第833号
平成19(2007)年06月11日(月)第833号
発行周期 不定期(原則日曜日発行)
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