言挙げの方法~松原久子氏に学ぶ | 日本のお姉さん

言挙げの方法~松原久子氏に学ぶ

-----Japan On the Globe(172) 国際派日本人養成講座----------
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_/ Common Sense: 言挙げの方法
_/_/ ~松原久子氏に学ぶ
_/ _/_/_/ 国益貫徹の冷たさを美しく包む言語を豊かに
_/ _/_/ 発達させてきた国際社会を生き抜く方法とは
-----H13.01.14 3,1587部------------------------------------

■1.ドイツでの論戦■

 松原久子氏は、ドイツ・ゲッティンゲン大学院でヨーロッパ
文化史を専攻、小説や評論などドイツ語の著書を多数出版され、
さらにドイツの新聞やテレビで活発な発言を続けている。

 その松原氏が、ドイツの全国テレビで「過去の克服-ドイツ
と日本」をテーマにした討論番組に参加された。ドイツ代表は、
日本も戦時中、中国、朝鮮、東南アジアで市民を殺戮したから
ホロコーストは日本の問題でもある、と発言した。松原氏はす
かさず、こう反論した。

 日本にはアジアの特定民族を絶滅することが優秀な日本
人の使命だという論理は存在せず
、日本政府がそうした論
理に基づく政策を立てたことはかつて一度もなく、占領し
た地域で目的の民族をしらみつぶしに探し出して、もっと
も効果的に安上がりに殺すべきだといった発想そのものが
日本人の思惟方法には存在しない。
ドイツの犯したホロコ
ーストは戦争とは全く無関係の次元にある殺戮だ。[1]

 ドイツのテレビ番組で、これだけ明快、かつ論理的に主張す
る日本人がいたとは、うれしい驚きであった。

■2.言挙げの方法■

 このエピソードにはさらに後日談がある。テレビ局からの帰
りで、ケルン駅で列車を待っていると、人ごみの中から中年の
女性が近づいてきて、「我々のテレビで我々の悪口を言う者は
これだ。日本に帰れ」と言うなり、松原氏の顔に平手打ちを食
らわせ、消えていった。

 次のテレビ出演の時に、松原氏はこの事件を手短に話し、ド
イツには今もって言論の自由がないから、身を守るため沈黙す
ると宣言した。すると、放送中に80件以上もの電話があり、
局を通してたくさんの花束がお見舞いとして届けられた。その
一つには「あなたの言うことは腹立たしい。でも本当だから仕
方ない」と書かれたカードがついていたという。
(略)


■9.「騙しのテクニック」と戦う「言挙げ」■

「騙さず、騙されず」を貫いた言挙げの見事なお手本をもう一
つ紹介しておこう。中国は他国と国交樹立する際に、「台湾が
中国の一部であることを認めよ」と要求する
。それに対する

  カ ナダ政府の回答の中に、次のような一節があった。

 中国政府が台湾を実効支配していれば、外国と国交樹立
する際に、中国の領土であるとの承認は不要である。それ
米国が他国と国交を結ぶ時に、ハワイが米国の領土であ
るとの承認を得る必要がないのと同じである
。[3]

 つまり中国が「台湾を中国の一部と認めよ」と要求する事自
体が、「台湾を実効支配していない証拠」である、というので
ある。これは中国の主張の欺瞞を見事についた「言挙げ」であ
る。

 こうした言挙げをした上で、カナダ政府は「台湾は中国の一
部」という主張を認めるのではなく、「テイク・ノート」しよ
う、と答えた。これはノートに書きとめる、すなわち、その主
張自体は認めないが、そう主張したという事実には「留意」し
ましょう、ということである。

 日本の戦争犯罪とドイツのホロコーストを並べ立てて、少し
でも自国の罪過を相対化しようとするドイツ人の欺瞞。実効支
配もしていない台湾を自国領だと言い張る中国人の傲慢。こう
した「騙し」のテクニックと戦うために、我々は「正直、親切、
誠実、寛大」を基盤とした「言挙げ」の方法を身につけていか
ねばならない。

(略)

http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog172.html

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国際派日本人養成講座は、自虐的で卑屈で、おとなしすぎる

日本人を鼓舞するために、書かれているかのような素敵なブログだ。

でも、時々、あまりにも外国を敵対視するような文章もあるので、

書いている日本人が外国に相当なコンプレックスや憎しみがあるのかなと

思うときもある。特に、キリシタンの宣教師に対する表現は酷い。


世界中の人間は、その時々で、自分が正しいと信じて行動してきたのだ。

その結果、白人が強かっただけ。ポルトガルやスペインの宣教師や

商人も、結局は自分の国の利益を求めて行動していた政治家集団でも

あった。ただし、ポルトガル政府の干渉を嫌って単独で日本に来た

ザビエルやその他の、真実にキリストを伝えたかった宣教師たちも

いたということは認めてほしい。高山右近のように、まじめにキリストを

信じたキリシタンもいたのだから、ちゃんと分けて評価してあげて欲しい。


白人たちは、昔、自分たちが、南米や、オセアニアやアジアの人間よりも

偉いと思っていたし、現地の土着民は人間ではないと勘違いしていた。

実は、今だってヨーロッパに行けば、日本人は二流、三流の人種だと彼らに

思われているのだ。彼らの娘と結婚しようとする日本人の男性は、相手の親

に差別の目で見られる。(本当ですよ。)どうしても、白人たちは、アジア人を

下に見ている。日本よりも格段に貧乏な国の人間でも、そういう態度を

見せる時がある。普段は分からないように隠しているが、実は彼らは今でも

白人は偉いと思っている。だから、わたしは、チュゴク人や北朝鮮人が

恥ずかしい事をすると、アジアの恥だと思う。しまいには日本がアジアで

あることも嫌だと感じる。「脱亜論」を書いた福沢諭吉の気持ちが分かる。

http://www.jca.apc.org/kyoukasyo_saiban/datua2.html  


どんなに日本を褒めようが、日本人を持ち上げようが、実際に白人たちは

強かったのだ。強かったから、ポルトガルやスペインは、世界を征服したの

であるし、彼らは組織的に南米やアジアを植民地にしてきた人種なのである。

イギリスやオランダやフランスも強かった。

日本は彼らの植民地にされるわけにはいかなかった。そこで、宣教師たちを

追い出しにかかったのだが、日本が植民地にされなかった理由は、日本が

鎖国をしたからだけではない。

ポルトガルの宣教師たちは、日本人の優秀さを認めていたし、自国にあてた

手紙にも、日本は、これといった資源もないが、勇敢で良く戦うから、シナを

攻めるときに傭兵として使うのがよいと書いている。

また、宣教師の中には武力で日本を一気に支配しようと考える者もいた。

だが、そのたびにそれを止める宣教師が出た。そんな時期にポルトガルと

スペインが衰退してきたのも日本には幸運だった。

日本人が優秀で理性的であり、よく戦う民であるというのは事実で、鉄砲も

いち早くコピーして改良を加え、オスマントルコに輸出していたぐらいだ。

また日本人は、始めて白人が少しも悪いと疑わず行動してきたことに

抵抗した有色人種だった。白人が奴隷を売買したり、海賊行為を犯すことを

悪いことであると考えて禁止した。

日本人の方が、よほど当時の白人たちより、道徳的であり、友好的であった。

九州の大名が、キリシタンの宣教師に好意的で、彼らが持ち込む財力や

武器を利用して勢力を伸ばしたのも、戦国時代の大名として当然の成り行き

だったのではないか。確かに宣教師の言うことを聞いて、寺院を焼いたり

したのだろうが、大名も、自分の勢力を伸ばして九州で強くなりたかったから

一生懸命だったのだ。ムチャクチャをしたキリシタン大名のことは

あまり非難しないで、キリシタンの宣教師が全て悪いと言うのも、おかしい。

日本人が、その後、キリシタンを火責め、水責めで痛めつけて殺したことも

事実なのだ。

歴史とは、冷静な目で、事実を客観的に見ることであって、キリシタンの

宣教師が悪いとか、外国が悪いとか、あるいは拷問をした日本人が悪い等と

過去の人間を断罪して「すっきり」することではない。

今の時代の人間は、外国を侵略して植民地にしたり、弱い外国人を

奴隷にしたり、宗教家を拷問して殺すことが、良いことだとは思わない。

今の基準で過去を見るなら、世界中の人間が悪かったということだ。

今の時代に生まれて良かったと思う。

日本は、なんだかんだ言っても弱かった。白人との戦争に負けたのは、

白人たちが狡くてどう猛で強かったからだ。それは、認めていい。

今さら、キリシタンの宣教師が悪いとか、信長や秀吉や家康や家光は

悪くないなどと言っても、今の国際感覚で言えば日本人がキリシタンに

「宗教弾圧」をしたのは事実ではないか。世界は白人中心に動いているの

である。その中でアジア人である日本がどうやって、有色人種の滅ぼされ

つつある民族や、大国に侵略されつつある弱い国を守っていくかが大事な

事なのだ。

そうやって世界に日本が有色人種の代弁者として、いかに有色人種の国が

白人に不必要にコントロールされたくないと切望しているかを、世界に伝えて

いかねばならないのだ。

日本が、世界の国から尊敬を受けるに値する特別な国であることを、見せ

つけていかねばならない。そうでないと、発言しても相手にされない。

日本は、アメリカとの戦争に負けたが、独立国であり続けることが大事なこと

だ。そういう意味では、今の日本は経済でも軍事的にも完全にアメリカの

子分に成り下がっているし、戦争を放棄したことで、外国で起こっている事件

に無責任、無感覚になってしまい、世界の中で発言するべき時にも、何も

していない。

シナに侵略された独立国、チベットの行く末や、シナに常に武力で脅されて

いる台湾に対して同情を示すべきなのに、逆にシナにおもねっている。

警視庁や法務局のホームページにも、台湾の表記は、「中国(台湾を除く)」

はまだマシで、「中国(台湾)」などと書いてあったりして、情けない。

日本は、白人や賢いユダヤ人の支配するアメリカという国に負けただけでは

なく、世界で唯一、白人の悪しき行いに異議を唱え、抵抗を試みたアジア人

の国としての誇りを忘れて、昔の日本の立場と同じような国を助けるという

責任を放棄している。軍事力の無い日本ができることは、軍事力のある国の

影に隠れて金儲けをして、儲けた金をばらまくだけなのだが、ばらまいても

ばらまいても、なおも反日のプロパガンダをアメリカで仕掛けてくるシナに

強気で出ることができないのはなぜか。考えてみてほしい。現在のシナは、

日本よりも強いからだ。

2007年の今日、シナが軍備を急速に近代化させ、戦争の準備に余念がない

のに、なぜ日本人は、昔のアメリカが与えてくれた「平和を愛する諸外国に

信頼」するだけの憲法をありがたがって、軍備を整えないのか。

シナが1000基ものミサイルを日本の都市に向けている事に目をふさぎ、

シナばかりか北朝鮮までも核を持ち、核をつけたミサイルを潜水艦から発射

できる時代になったのに、それを考えないことにしているのはおかしな現象だ。

軍事力のあるアメリカの影に隠れているだけで、なんとかなると思うのは

甘い考えである。

アメリカが狡くて強引でシナの宣伝工作に弱くて、頭のいい人間が頭の悪い

人間を管理している感情的な人種の国であると知っているなら、なぜそんな

国だけに自国の運命を任せることができるのか。

日本は、日本の良さを失わないで、ずっと独立国として存続できるだろうか。

それとも、いつの間にかアメリカやシナに後ろから管理されて金や知恵を

しぼりとられるだけの国になるのだろうか。そうならないために、

自虐的にならないで、プライドを持って正しいことを世界で発言していけば

いいのではないか。チベット人が、シナ人に殺されていたら、文句を言い、

台湾がシナに不当な扱いを受けていたら文句を言い、シナの大気汚染の

せいで日本の都市に光化学スモッグが発生したら文句を言い、スーダンで

西部の少数民族が虐殺されているのに、シナがスーダン政府に何も

言わないことに文句を言い、アメリカがゴリ押しをしてきて、変なペナルティを

払わせようとしたら文句を言い、日本の島がシナに奪われそうになっても、

何も言わないアメリカに文句を言い、軍についてきた売春婦はいたけど

日本軍が拉致して従軍された慰安婦はいなかったのに、していないことを

したと非難するアメリカに文句を言うなど、

ちゃんと文句が言える国になることが第一歩なのではないか。

そして金を使って日本を守ろう。文句を言って日本のために金を使って、

実際に自分の国を自衛する普通の国にまずなろう。

そして、強くて正しい有色人種の国になればいいのです。ついでに何か

大きな自然災害があったときに、世界が一生懸命助けてくれる国になって

おこう。

(シナや北朝鮮の核も恐いけど、地震や津波は本当に恐いんです。)