「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 通巻第1802号
チベットに大量のレアメタルの埋蔵が確認
青蔵鉄道沿線にチタン、コバルト、金紅石、マンガン鉱脈が発見された
米国ジェイムズタウン財団発行の『チャイナ・ブリーフ』(五月十六日号)によれば、中国共産党はチベットへの機甲部隊の増派を決定した。
チベット高原に眠るレアメタル(稀少金属)、戦略物資は夥しいが、最近の調査で大量のジルコン、クローム、金紅石、マンガンのほか、日本やEU、米国のハイテクに欠かせないコバルト、チタンも膨大に埋蔵されていることが判明した。
たとえばコバルトはハイブリッド・エンジンに欠かせない。チタンはエアバス、ボーイングの航空機エンジンに不可欠である。
チベット問題、ウィグル独立運動同様に資源戦争の様相を呈してきた。
◎○◎宮○◎崎◎○◎○正◎○◎○弘◎○◎
♪
(読者の声1) 貴誌の記事を拝読すると、ロシア情勢は面妖で訳が分からないことばかりです。ウォッチの必要があります。
ロシアの税務当局がアメリカの銀行を資金洗浄で訴えたとか。
アメリカの北への制裁解除は、武器売買やテロ関連の取引に使われているドルが使われなくなるとドル市場の収縮→ドル暴落となる恐れがあるからという説を聞きます。
お金に‘色’はついていないと云われますが、‘明’と‘闇’はあり、この度の北の資金封鎖はドルの闇市場での地位を著しく不安定にしていたのでしょうか?
だから米政府は制裁を緩め、資金洗浄を黙認せざるを得なくなり、その弱みをプーチン率いるシラビキが狙い撃ったのでしょうか?
ソ連時代の面妖さが復活してきたロシアには、多極化しかけていた国際社会を分かりやすい二極(か、三極)に再び収斂させるパワーとやる気がうかがわれます。
これは外交下手な日本にとりやりやすく、いい流れではないかと思いますが如何でしょうか?
(HN生、品川)
(宮崎正弘のコメント) 資源を政治の武器としたロシア、武器を道具化仕切れない米国。なんでも政治の武器とする中国、そして何もしない、いや能力がないばかりか、そのような発想力のない日本。
♪
(読者の声2) 朝鮮日報の記事を転送いたします。 中国、アフリカに200億ドルの支援を約束、米日欧の支援金合計額の3倍
http://www.chosunonline.com/article/20070519000019
1)少し興味があるのが、資源高騰のあおりを食らう富裕でない国々の現状。
2)伝染病。ローカルな病原体が拡散すると、新天地での既存生物には免疫がないために壊滅的な打撃を与える。
3)ガソリン高もあって日本でも自転車人気のようです。
ママチャリ(デザイン野暮)ーー(空白)--スポーツ車(無骨、高価、日常生活には却って不便) 中間の空白地帯(洗練のデザイン+乗り心地+妥当な値段)にそこそこクールな自転車が増えてきたように見受けられます。
経済封鎖の逆境を都市農業と自転車でしのいだというキューバの様でもあります。自転車が増えれば、政府から課税対象として目をつけられて自転車保有税でも課せられる事になりますね
(QW生)
(宮崎正弘のコメント)自転車が増えていますか。中国は自転車が劇的に減っておりますが。。
◎○◎◎○◎みや○◎○ざき◎◎○◎○◎○まさ◎◎○◎○ひろ◎○◎
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<< 今月の拙論 >>
(1)「独創的技術のない国」(『週刊朝日』、6月1日号)
(2)「中国発世界暴落―中国企業が中国から逃げ出す」(『サピオ』、22日発売)
(3)「もはや中国人は反日で動かない」(『月刊日本』、6月号、22日発売)
(4)「戦争広告代理店と中国」(『WILL』、26日発売)
(5)「憲法の欺瞞と三島由紀夫の精神」(『別冊正論』、発売中)
(6)「毛沢東の革命神話の地を往く」(『エルネオス』、6月号、月末発売)
(7)「西安はいま」(『共同ウィークリー』、5月31日号)
(8)「革命聖地は風化していた」(『自由』六月号、6月10日発売)
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(秋田県および周辺の読者の方へ)
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李登輝前総統 特別講義の聴講者募集
【要申込:5月25日必着】
応募者多数の場合は抽選。当選された方には整理券を郵送
李登輝前総統による特別講義「日本の教育と台湾-私が歩んだ道」は一般聴講もでき、参加申込書(国際教養大学のホームページからダウンロードすることもできます)を5月25日必着でFAXか郵送で送り、応募者多数の場合は抽選となり、当選者には国際教養大学より整理券を郵送する。
国際教養大学の案内と、この募集を伝える読売新聞を併せてご紹介します。(編集部)
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■国際教養大学 行事予定とお知らせ
http://www.aiu.ac.jp/japanese/921.html
国際教養大学では、“大学の知”の地域への還元として、学生向けの授業を一般に公開する施策を行っております。このたび前台湾総統の李登輝博士が東北地方を周遊される機会をとらえ、本学の中嶋学長が担当する授業において、特別講義を実施することとなりました。この好機を本学学生のみならず広く県民や市民の皆様にも開放しますのでお知らせ致します。
■日 時 平成19年6月6日(水)午後2:00~3:15
(開場は午後1:00からとなります。)
■会 場 プラザ・クリプトン
(秋田市河辺戸島字上祭沢38-4)
■授 業 名 "Introduction to Global Studies"(グローバル研究概論)
■担当教員 中嶋嶺雄(学長)
■特別講師 李登輝博士(前台湾総統)
■演 題 「日本の教育と台湾-私が歩んだ道」
■申込方法 参加申込書を印刷し下記にFAXしていただくか、郵便はがきに住所、氏 名(ふりがな付き)、年齢、職業及び電話番号をご記入のうえ、下記の宛先までお送りください。
・FAXでお申し込みの場合:
018-886-5910
・郵便はがきでお申し込みの場合:
〒010-1211 秋田市雄和椿川字奥椿岱193-2
国際教養大学 李登輝博士 特別講義 係
*お申し込みは平成19年5月25日(金)必着となります
■使用言語 日本語(日本語を使われない希望者のために英文参考資料を配付します)
■備 考 座席数が限られているため、応募者多数の場合は抽選となりますのでご了承ください。当選された方には整理券を郵送しますので、当日は必ず整理券をご持参のうえ、受付をお願いします。
お申し込みの際にお送りいただいた情報は、当日の受付用としてのみ使用します。
■お問い合わせ先
国際教養大学 担当 磯貝 TEL:018-886-5884(直通)
TEL:018-886-5900(代表) FAX:018-886-5910
受付時間 9:00~12:00、13:00~16:00(月~金)
■国際教養大学
〒010-1211 秋田県秋田市雄和椿川字奥椿岱193-2
TEL:018-886-5900 FAX:018-886-5910
Eメールinfo@aiu.ac.jp
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
青蔵鉄道沿線にチタン、コバルト、金紅石、マンガン鉱脈が発見された
米国ジェイムズタウン財団発行の『チャイナ・ブリーフ』(五月十六日号)によれば、中国共産党はチベットへの機甲部隊の増派を決定した。
チベット高原に眠るレアメタル(稀少金属)、戦略物資は夥しいが、最近の調査で大量のジルコン、クローム、金紅石、マンガンのほか、日本やEU、米国のハイテクに欠かせないコバルト、チタンも膨大に埋蔵されていることが判明した。
たとえばコバルトはハイブリッド・エンジンに欠かせない。チタンはエアバス、ボーイングの航空機エンジンに不可欠である。
チベット問題、ウィグル独立運動同様に資源戦争の様相を呈してきた。
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(読者の声1) 貴誌の記事を拝読すると、ロシア情勢は面妖で訳が分からないことばかりです。ウォッチの必要があります。
ロシアの税務当局がアメリカの銀行を資金洗浄で訴えたとか。
アメリカの北への制裁解除は、武器売買やテロ関連の取引に使われているドルが使われなくなるとドル市場の収縮→ドル暴落となる恐れがあるからという説を聞きます。
お金に‘色’はついていないと云われますが、‘明’と‘闇’はあり、この度の北の資金封鎖はドルの闇市場での地位を著しく不安定にしていたのでしょうか?
だから米政府は制裁を緩め、資金洗浄を黙認せざるを得なくなり、その弱みをプーチン率いるシラビキが狙い撃ったのでしょうか?
ソ連時代の面妖さが復活してきたロシアには、多極化しかけていた国際社会を分かりやすい二極(か、三極)に再び収斂させるパワーとやる気がうかがわれます。
これは外交下手な日本にとりやりやすく、いい流れではないかと思いますが如何でしょうか?
(HN生、品川)
(宮崎正弘のコメント) 資源を政治の武器としたロシア、武器を道具化仕切れない米国。なんでも政治の武器とする中国、そして何もしない、いや能力がないばかりか、そのような発想力のない日本。
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(読者の声2) 朝鮮日報の記事を転送いたします。 中国、アフリカに200億ドルの支援を約束、米日欧の支援金合計額の3倍
http://www.chosunonline.com/article/20070519000019
1)少し興味があるのが、資源高騰のあおりを食らう富裕でない国々の現状。
2)伝染病。ローカルな病原体が拡散すると、新天地での既存生物には免疫がないために壊滅的な打撃を与える。
3)ガソリン高もあって日本でも自転車人気のようです。
ママチャリ(デザイン野暮)ーー(空白)--スポーツ車(無骨、高価、日常生活には却って不便) 中間の空白地帯(洗練のデザイン+乗り心地+妥当な値段)にそこそこクールな自転車が増えてきたように見受けられます。
経済封鎖の逆境を都市農業と自転車でしのいだというキューバの様でもあります。自転車が増えれば、政府から課税対象として目をつけられて自転車保有税でも課せられる事になりますね
(QW生)
(宮崎正弘のコメント)自転車が増えていますか。中国は自転車が劇的に減っておりますが。。
◎○◎◎○◎みや○◎○ざき◎◎○◎○◎○まさ◎◎○◎○ひろ◎○◎
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(1)「独創的技術のない国」(『週刊朝日』、6月1日号)
(2)「中国発世界暴落―中国企業が中国から逃げ出す」(『サピオ』、22日発売)
(3)「もはや中国人は反日で動かない」(『月刊日本』、6月号、22日発売)
(4)「戦争広告代理店と中国」(『WILL』、26日発売)
(5)「憲法の欺瞞と三島由紀夫の精神」(『別冊正論』、発売中)
(6)「毛沢東の革命神話の地を往く」(『エルネオス』、6月号、月末発売)
(7)「西安はいま」(『共同ウィークリー』、5月31日号)
(8)「革命聖地は風化していた」(『自由』六月号、6月10日発売)
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(秋田県および周辺の読者の方へ)
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李登輝前総統 特別講義の聴講者募集
【要申込:5月25日必着】
応募者多数の場合は抽選。当選された方には整理券を郵送
李登輝前総統による特別講義「日本の教育と台湾-私が歩んだ道」は一般聴講もでき、参加申込書(国際教養大学のホームページからダウンロードすることもできます)を5月25日必着でFAXか郵送で送り、応募者多数の場合は抽選となり、当選者には国際教養大学より整理券を郵送する。
国際教養大学の案内と、この募集を伝える読売新聞を併せてご紹介します。(編集部)
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■国際教養大学 行事予定とお知らせ
http://www.aiu.ac.jp/japanese/921.html
国際教養大学では、“大学の知”の地域への還元として、学生向けの授業を一般に公開する施策を行っております。このたび前台湾総統の李登輝博士が東北地方を周遊される機会をとらえ、本学の中嶋学長が担当する授業において、特別講義を実施することとなりました。この好機を本学学生のみならず広く県民や市民の皆様にも開放しますのでお知らせ致します。
■日 時 平成19年6月6日(水)午後2:00~3:15
(開場は午後1:00からとなります。)
■会 場 プラザ・クリプトン
(秋田市河辺戸島字上祭沢38-4)
■授 業 名 "Introduction to Global Studies"(グローバル研究概論)
■担当教員 中嶋嶺雄(学長)
■特別講師 李登輝博士(前台湾総統)
■演 題 「日本の教育と台湾-私が歩んだ道」
■申込方法 参加申込書を印刷し下記にFAXしていただくか、郵便はがきに住所、氏 名(ふりがな付き)、年齢、職業及び電話番号をご記入のうえ、下記の宛先までお送りください。
・FAXでお申し込みの場合:
018-886-5910
・郵便はがきでお申し込みの場合:
〒010-1211 秋田市雄和椿川字奥椿岱193-2
国際教養大学 李登輝博士 特別講義 係
*お申し込みは平成19年5月25日(金)必着となります
■使用言語 日本語(日本語を使われない希望者のために英文参考資料を配付します)
■備 考 座席数が限られているため、応募者多数の場合は抽選となりますのでご了承ください。当選された方には整理券を郵送しますので、当日は必ず整理券をご持参のうえ、受付をお願いします。
お申し込みの際にお送りいただいた情報は、当日の受付用としてのみ使用します。
■お問い合わせ先
国際教養大学 担当 磯貝 TEL:018-886-5884(直通)
TEL:018-886-5900(代表) FAX:018-886-5910
受付時間 9:00~12:00、13:00~16:00(月~金)
■国際教養大学
〒010-1211 秋田県秋田市雄和椿川字奥椿岱193-2
TEL:018-886-5900 FAX:018-886-5910
Eメールinfo@aiu.ac.jp
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http://www.melma.com/backnumber_45206/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。