ようちゃんの今日のお勧めブログ | 日本のお姉さん

ようちゃんの今日のお勧めブログ

■株式日記と経済展望「日本核武装論は発言すること自体に大き意味がある」石原都知事のNY発言の反響。最近のアメリカの対北朝鮮政策を見ると日米安保が空洞化しているように思える。北朝鮮は94年の米朝合意を反故にして核開発を継続していたにもかかわらず、アメリカはまたしても94年の米朝合意と同じ事を繰り返している。金正日にアメリカは馬鹿にされているにもかかわらずアメリカは北朝鮮に何も出来ないのだ。

人口二千万足らずの小国の北朝鮮にすら何も出来ないのだから、人口13億の中国に対してはアメリカは手も足も出せないに違いない。中国はすでに核弾頭を付けた大陸間弾道弾をワシントンに向けている。このような状況では中国が日本の尖閣諸島を侵略してもアメリカは何もしないだろう。
韓国との竹島やロシアとの北方四島が侵略されたにもかかわらずアメリカは何の行動を取ってはいない。アメリカはモンデール駐日大使のように日本の領土問題には関与しないと言うのならば、拡大解釈をすれば台湾や沖縄が中国に侵略されても関与しないつもりなのだろうか。アメリカは中国と密約を結んで米軍基地を保証するならば沖縄も分捕るかもしれない。

なぜならば日本国内にある80あまりの米軍基地は日本を守る為ではなく日本を監視する為の基地であり、東京周辺に米軍基地が取り囲むようにしてあるのは、日本の政治を監視する為のものだ。日米安保に基づく基地の提供ならば沖縄、佐世保、三沢の三ヶ所ぐらいで十分なはずだ。東京周辺にはいらない。
憲法9条と日米安保はセットであり、日本を恒久的な植民地としていくためのものであり、アメリカの戦略は日本を再び脅威となるような国にしない為に牙を抜いたのだ。アメリカの国力が充実していて中国やロシアも日本に対してても足も出ない状況なら日米安保も効力があると言える。しかし日本の周辺諸国はアメリカの弱体化にともない、中国は沖縄は我々のものだと言い、韓国は対馬は我が領土と言いい始めた。

つまり日本の守護神であるアメリカがイラクで弱体化をさらしているので、中国や韓国はアメリカが何も出来ない事を見越してプロパガンダを打ち上げるようになった。事実北朝鮮に対してアメリカはなぜあのように譲歩をするのだろうか? 北朝鮮軍が韓国に南下してきたら二万足らずの米軍では守りきれず、韓国軍は同胞に銃は向けないだろうからだ。
アメリカ軍にはもはや中東とと朝鮮半島の二正面作戦は出来ない状況だ。空軍や海軍は非常に強力だが、陸軍はイラクだけで手一杯であり韓国や沖縄はもぬけの殻になっている。そのような状況で200万ともいわれる北朝鮮軍が攻めてきたら韓国は戦わずして北朝鮮により統一されるだろう。
このような状況で日本の北朝鮮に対する強硬姿勢はアメリカにとっては迷惑なものであるに違いない。だから従軍慰安婦問題で安倍内閣を押さえるつもりで揺さぶりにきた。日本が持つアメリカの軍事力のイメージは非常に強力な軍隊というイメージですが、湾岸戦争のイメージがあるからだろう。しかし当時のイラク軍は旧式のロシア製兵器で武装したイランにも勝てない弱い軍隊だった。

第二次世界大戦にしてもアメリカが参戦した頃はドイツ軍も疲弊して戦意も非常に低下していたし、日本軍にも補給も途切れた軍と戦っただけだ。朝鮮戦争にしても人海戦術しか能のない中国軍に対して一進一退であり、ベトナム戦争ではサンダル履きの軍隊に負けた。陸軍に関する限りアメリカ軍は機動力はあるが強いとはいえない。
石原慎太郎が言うようにアメリカ軍は地上戦になれば中国軍に負けるだろう。だからアメリカは第二次朝鮮戦争を恐れる。だから北朝鮮に強く対処できないのだ。このような見方はイラク戦争を見れば一目瞭然であり、日米安保があるから日本は安全だとは言えない。

日米安保は日本がアメリカに基地を提供する為の条約であり、日本を守ってくれる条約ではない。日本に中国からミサイルが打ち込まれても、アメリカは決して反撃はしてはくれない。中国は米軍基地を叩く様な事はせず、日米分断を図って日本の領海外ぎりぎりにミサイルを撃ち込んでくるだろう。
1996年に中国は台湾の近海にミサイルを撃ち込みましたが、アメリカは空母二隻を派遣して睨みを利かせましたが、中国は潜水艦や対艦ミサイルの開発に重点を置いてアメリカの空母機動部隊に対抗する姿勢を見せている。石原慎太郎氏によれば中国の独裁政権が行き詰まれば、状況打開のために軍事的冒険に出るかもしれない

2009年からアメリカは民主党政権が出来るでしょうが、1996年の時のような緊張状態が必ず起きる。その時にアメリカは空母を派遣することが出来るだろうか? ヒラリー・クリントン大統領はおそらく現在に北朝鮮に対するように中国に対して融和的な態度にでて台湾を中国に引き渡すかもしれない。日本はそれでいいのだろうか?
もはや日本は日米安保など当てにせずに自主防衛体制を固めるべき時が来ている。石原慎太郎氏が言うように核武装も視野に入れるべきだろう。イラク戦争や北朝鮮に対する弱腰を見ればアメリカ陸軍の弱体ぶりは明らかだ。中国が奇襲攻撃で台湾を占領したらアメリカ軍は地上戦を戦う事はできない。だから日本にしても台湾にしても自主防衛体制を固めないと中国からの脅威に対抗できない。