温家宝首相は、知らせを聞いた夜は興奮して眠れなかった。 | 日本のお姉さん

温家宝首相は、知らせを聞いた夜は興奮して眠れなかった。

 【北京=野口東秀】中国の国営新華社通信などによると、中国北部の渤海湾で推定埋蔵量10億トン(約75億バレル)規模の大規模油田が発見された。今後5年間に400億元(約6000億円)を投入して開発され、今後の探査で、中国最大級の油田になる可能性もある。温家宝首相は「わが国四十数年来の発見であり、知らせを聞いた夜は興奮して眠れなかった」と述べている。

 渤海湾に面した河北省唐山市の近海で発見されたのは「冀東南堡油田」。中国英字紙チャイナ・デーリーは、3月の段階で、中国の石油最大手、中国石油天然ガス集団(CNPC)による「渤海湾では過去10年間で最大規模の油田となりそうだ」との評価を報じていたが、今月になってようやく油田の規模が判明した。カスピ海の有力油田として知られるカザフスタンのテンギス油田(埋蔵量95億バレル)に匹敵するとみられる。

 埋蔵量について中国側は「探査が進めばさらに埋蔵が確認できる」と分析している。

 中国の昨年の原油生産高は1億8400万トン、輸入も1億4500万トンとなり、石油消費量は米国に次いで世界第2位を記録。今回の発見は、中国政府が力を入れ始めた渤海経済圏の開発でも石油備蓄基地の建設などに拍車をかける要因となりそうだ。

5月20日8時0分配信 産経新聞

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