おいしそうに食べる人がいい。 | 日本のお姉さん

おいしそうに食べる人がいい。

食事中に一緒に食べている人にやられると嫌なことは、いろいろある。


両ひじをついて、左手はほっぺたにつけて、フォークでご飯をつつきながら


食べる姿は最悪だと思う。


テーブルの下で足を組んで食べるのも、韓国の女性のように立てひざを


ついて食べるのも、まずそうに食べているように見えるし、


日本ではお行儀が悪い行為なので、見ていると嫌な気分になる。


(そういうわたしも、無意識のうちに足を組んでいて、年下の子に注意を

されたことがある。)


口を開けながら、クチャクチャ音を立てて食べる人や、スープや飲み物を


ズルズルと音をたててすする人も嫌だ。


箸を使ってお皿を引き寄せたりする人や、おかずをお皿にとってあげ


ようとした時、箸でつまんだおかずを相手がガシッと自分の箸で受け取ったら


ビックリしてしまう。(韓国では普通のことらしい。)


箸で料理を何度もつついたり、箸の持ち方がなってなかったり、話をしながら


箸で相手を指差したり、お皿に口をつけてイヌ食いする人も嫌だ。


そういう風に食べている人がテレビに出ると、こんな乱れた箸の持ち方や


食べ方を世の中に映像として流してほしくないと思う。芸能人なら箸ぐらい


きちんと持てるようになってほしいし、カメラマンも、ディレクターも


芸能人に「その箸の持ち方では、写せません。」と、注意して欲しい。


それから、食べている時に、香水をバッグからとりだして使ったり、鏡と口紅


を出してきて目の前で塗る人も嫌だ。


食後に、化粧室で塗りなおすべきではないだろうか。


食事中に、ガスを体から噴出させることや、靴下を脱ぐ行為は、絶対に


いけない。お寿司やさんで、ご機嫌で寿司を食べている時に、香水の


においのひどい人が入ってくるのはたまらない。他人が食事中なのに、


タバコを吸う人とは、ご飯を食べたくない。


食べ物以外の匂いはさせてはならないと思う。


食事中に、嫌な話を思い出させる人や政治や思想に関する話をして熱くなる


のも嫌だ。何を食べたのか味が分からなくなるから。


子供がいる人は、将来、どんな立派なホテルのロビーやレストランで食事を


しても、堂々としていられるよう、たまに格式の高い場所で行儀よくご飯を


食べる練習をさせた方がいいと言っている人がいた。


ミルフィーユをナイフとフォークで最後まで崩さないで上手に食べることが


できる女の子だった。わたしの食べ方が変だと言って笑っていた。


たしかにわたしのミルフィーユは、ぐちゃぐちゃにつぶれてしまっていた。


自分はわざと時々、家でナイフとフォークできれいに食べる練習をしていると


言っていた。注意されたので、わたしも気をつけるようになり、いくらかは、


堂々とナイフとフォークを使いこなせるようになった。上手かどうかは別として、


高級そうなレストランでも、大きな態度ですばやく食べるようになった。


食べ方が汚いとお里がしれると、友達のお母さんも言っていた。


食べる時においしそうに食べる人の方が、ブスっとしながら上手に食べる人


よりいいと言っていた。どんな食べ方をしていたのか、気にならないぐらい


自然に、おいしそうに食べる人がいい。食べた物の味がちゃんと分かるような


会話がいい。食べ物を与えてくださった神さまに感謝して、目の前にある


食べ物が、自分の力に変わることを願って、その料理を準備するために


働いてくれた人に感謝して食べたい。