米ウォルト・ディズニー社は北京市の国営遊園地「石景山遊楽園」を、同市版権局に告発
【北京=竹内誠一郎】11日付の中国紙「新京報」によると、米ウォルト・ディズニー社は、北京市の国営遊園地「石景山遊楽園」がディズニーの著作権を侵害した疑いがあるとして、同市版権局に告発した。
同園は北京五輪の関連行事だった5月初旬のキャンペーンなどで、ディズニーランドに酷似したアトラクションやキャラクターなどを登場させていた。 同園のキャッチフレーズは「ディズニーランドは遠すぎる」。園内では、ディズニーランドの象徴でもあるシンデレラ城を模した建物や映画「ダンボ」のキャラクターに似た耳の大きな空飛ぶゾウの乗り物などが見られる。 5月の大型連休までは、ディズニーキャラクターだけでなく、ドラえもんやキティちゃんなど日本のキャラクターに酷似した着ぐるみなども登場、AFP通信は、トレードマークの水玉模様のワンピース姿のミニーマウスの存在も写真付きで伝えている。 5月11日23時30分配信 読売新聞 ミッキーなどディズニーキャラクターをパクっているとして話題になった中国・北京郊外の「石景山遊楽園」が、ディズニーキャラに似せた人形を取り壊していたことが10日、分かった。 本家の米ウォルト・ディズニー社の弁護団が知的所有権侵害にあたるとして接触してきたことから、同遊楽園が本家を恐れて“証拠隠滅”を図ったとみられている。 「ディズニーランドは遠すぎる」というスローガンが書かれた看板を掲げ、勝手にそっくりなテーマパークを作っていた同遊楽園は、これまで「違法コピーではない」と主張。しかし9日に“白雪姫と7人の小人もどき”の人形をハンマーで破壊したという。スローガンの看板も外された。同遊楽園は「模様替えをすることになった」と言い張っている。 http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200705/sha2007051101.html |