慰安婦の話は朝日新聞記者の創作 | 日本のお姉さん

慰安婦の話は朝日新聞記者の創作

朝日新聞記者の創作
 渡部亮次郎

「日本軍が朝鮮人女性をさらって慰安婦にしていた、という話は実を言
うと朝日新聞記者の創作だった」。元産経新聞記者で先ごろまで大学教
授だった高山正之氏が週刊新潮のコラム「変見自在」(2007年5月17日号)
で紹介している。

「記者の名は植村隆。妻は朝鮮人で、その母は反日団体の幹部だった。
彼が書いたのが『金学順』の物語だった。金学順は14歳で妓生(キーセ
ン)の置屋に売られ、17歳の時に養父に中国奥地の慰安所に売り飛ばされ
た。

それを植村は女子挺身隊の名で戦場に連行され日本軍人相手に売春行為
を強いられた、と書いた。女子挺身隊とは何かも知らないお粗末な原稿
だが、朝日新聞は疑いもしないでそれを載せた

さらには嘘を厭わない学者や河野洋平のようなおつむにやや難のある政
治家も動員して植村の嘘を飾り立て、遂には『20万人の女を性の奴隷に
した20世紀最大の人身売買事件』に仕立てた」。

いまや中国、韓国に留まらず、日本外交の基軸たる日米関係をも危うく
しようとしている慰安婦問題の真相がこれなのである。なんとも酷い記
者を抱えたものだ。

1958(昭和33)年高知県生まれというからまだ50前。日本で売春が犯罪と
決まった年の生まれだから女子挺身隊も女郎も知るわけない。早稲田大
学政経学部卒。1982年朝日新聞入社。

千葉支局、韓国特派員を経て、現在朝日新聞中国特派員。韓国語の学習
のため朝日新聞社員になってから延世大学に留学もしている。彼の妻は、
日本政府に対してアジア太平洋戦争韓国人犠牲者補償請求事件を起こし
た韓国の太平洋戦争犠牲者遺族会の常任理事、粱順任の娘である

韓国特派員時代の1991年8月11日の朝日新聞に(10日ソウル発)として初
めて慰安婦に関する記事を掲載。これが韓国のさまざまな新聞に転載さ
れ、慰安婦問題がクローズアップされた。

取材対象であった金学順の証言とされる記事内容と、アジア太平洋戦争
韓国人犠牲者補償請求事件における金学順の陳述に相当異なる点がある。

特に女子挺身隊なる用語と慰安婦を結びつけた『日中戦争や第2次世界
大戦の際、「女子挺身隊」の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春
行為を強いられた「朝鮮人従軍慰安婦」のうち、1人がソウル市内に生
存していることがわかり、』という記述は事実に反するものであるが、
これまで記事内容の訂正はされていない。

記事本文-『日中戦争や第2次大戦の際、戦場に連行され、日本軍人相手
に売春行為を強いられた「朝鮮人従軍慰安婦」のうち、1人がソウル市
内に生存していることがわかり、「韓国挺身隊問題対策協議会」(尹貞
玉・共同代表、16団体約30万人)が聞き取り作業を始めた。

同協議会は10日、女性の話を録音したテープを朝日新聞記者に公開した。
体験をひた隠しにしてきた彼女らの重い口が、やっと開き始めた。

尹代表らによると、この女性は68歳で、ソウル市内に1人で住んでいる。
女性の話によると、中国東北部で生まれ、17歳の時、2、300人の部隊が
いる中国南部の慰安所に連れて行かれた。

慰安所は民家を使っていた。5人の朝鮮人女性がおり、1人に1室が与
えられた。女性は「春子」(仮名)と日本名を付けられ、毎日3、4人の
相手をさせられた、という。「監禁されて、逃げ出したいという思いし
かなかった。相手が来ないように思い続けた。」という。

数ヶ月後に逃げることができ、戦後ソウルに落ち着いた。結婚したが夫
や子供も亡くなり、現在は生活保護を受けて、暮らしている』

このとき、軍隊が慰安婦集めをして連行されたような証言をしたのは
学順と文玉珠の2人である。
そのため彼女の証言で疑惑の焦点になって
いるのは、狭義の強制連行=慰安婦になった経緯が軍にさらわれたのか、
売られたのかという点である。

それ以外の点では、彼女の何度かの証言の内の大半が、年齢制限に縛ら
れない中国に行って一種の娼婦をしようとしていたことを示唆している。

<場所はテッペキチン(鉄壁鎮?)村の中の慰安所で女は朝鮮人5人で経
営者はいないが歩哨が隣の部屋にいる。

「軍人達は自分たちでサックを持ってきました。1週間に1回後方で軍
医が兵士を連れてきて検査をしましたが軍医が忙しいと来ない週もあり
ました。軍医が来て少しでも異常があれば黄色く光る606号の注射を打た
れるのです。」

「私たちのところに来る軍人は部隊の許可を得ているようでした。始め
は軍人達が金を出しているのかどうかまったく分からなかったのですが、
しばらくしてシズエから兵士達は1円50銭、将校達が泊まりの時は8円出
さねばならないのだという話を聞いたことがあります。けれど私は慰安
婦生活の間中軍人達からお金を受け取ったことはありません。」>

1991年12月:日本国を提訴。
1997年12月16日:死去。

証言の信頼性について

ソウル大学の安秉直教授は慰安婦として名乗り出た人の中には事実を歪
曲している人もいた事を記し、この調査結果での金学順についてはそう
した事はなく証言の信頼性が高いことを以下のように書いている

『調査を検討する上で難しかったのは証言者の陳述がたびたび論理的に
矛盾することであった。すでに50年前の事なので、記憶違いもあるだろ
うが証言したくない点を省略したり、適当に繕ったりごちゃ混ぜにした
りという事もあり、またその時代の事情が私たちの想像を越えている事
もあるところから起こったことと考えられる。

(略)私たちが調査を終えた19人の証言は私たちが自信をもって世の中
に送り出すものである。(略)証言の論理的信憑性を裏付けるよう、証
言の中で記録資料で確認できる部分はほとんど確認した。』(40人を対
象に始められたこの調査で、19人が途中ではねられることなく聞き取り
を終えた)

吉見義明教授は秦郁彦の批判に答え、3回の彼女の証言の中で安秉直教
授による韓国挺身隊問題対策協議会の調査結果が最も信頼できるとして
いる。生年は戸籍で確認され、ヒアリングは何回も行われており、本人
に不利な証言もしているためである。

彼女の証言では秦郁彦と同じように、中国に行くまでの経緯についてま
養父に40円で売られた可能性があることを指摘している

吉見は証言の中で何が誇張され何がほぼ事実かを判断するのが歴史学で
の実証的研究であり、漠然と証言間に差異があるとするのではなく、信
頼できる事実を判断しくみ取ることを述べている。

その結果彼女が中国で慰安婦になった点では証言間で差異はなく信用で
きるとしている。しかし日本の軍人たちには玩具にされたにしても、そ
れが日本という国家や軍隊による拉致や支配だったとする証拠はどこか
らも出てきていない。

安倍総理はどこにも謝罪する必要はない。気の毒に思うとこたえるのは
人間として当然ではあるが。今や政治的に騒ぐ中国、韓国の思惑だけの
問題になっているわけだ。

とにかく河野洋平元官房長官(衆院議長)が出てきて「嘘をついていまし
た」と告白すれば済むだけの話なのである。それと朝日を信用しないこ
と。

問題の女子挺身隊(じょしていしんたい)とは、1943年に創設された14
歳以上25歳以下の女性が市町村長、町内会、部落会、婦人団体等の協力
によって構成されていた勤労奉仕団体のこと。

日本政府は翌年の1944年に勅令第519号をもって、女子挺身勤労令を公布
したが、1945年3月に国民勤労動員令によって吸収されたため挺身隊は国
民義勇軍に再編成された。韓国では慰安婦と混合されることがあるが両
者は全くの別物で、関係ない。

植村記者はそれを知らない上に歴史に偏見があったものだから、日本政
府からカネをせしめるための金学順の口車を見破れなかった。まさか知
っていて全世界を騙せると考えた、とは記者の先輩として「いくらなん
でも」と思いたい。

さて結果はどうなった。裁判。アジア太平洋戦争韓国人犠牲者補償請求
事件 。

慰安婦について1991年12月に補償を請求して提訴。1次原告35人うち慰安
婦は3名、他は元日本国軍人。2次原告は元慰安婦6人。

2001年に3月に東京地方裁判所は請求を棄却。この時点で金学順は死亡し
ている。 2004年11月 最高裁も棄却。

日本軍の待機部隊の近くに女郎屋(民営)があり、そこに日本人と朝鮮人
の婦人は居た。しかし日本軍が募集等に直接関係していたとする証拠は
どこからも出てこなかった。

朝日新聞は最近、関東学院大学教授小林博史氏が「アジアの女性が日本
軍に強制的に慰安婦にされたことを示す資料を東京裁判の検察側資料と
して提出されていた」と報じたそうだ。

しかし高山氏は「東京裁判自体が余りまともなものでなかったが、その
理由が、ここに言う各国検察団の告発があまりに出鱈目だった。検察の
主張はあらかたインチキだった、と断定している。

つまり朝日は謝罪が厭なものだから無かった事件を有ったと、何時まで
も取り繕い続けているというわけだ。こんな新聞、読みたくない。参考
:フリー百科「ウィキペディア」2007・05・09

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
渡部亮次郎のメイル・マガジン 頂門の一針  第797号
             平成19(2007)年05月10日(木)
第797号           発行周期 不定期(日曜日は必ず発行)
           御意見・御感想はchomon_ryojiro@yahoo.co.jp
                購読(無料)申し込み御希望の方は
        下記のホームページで手続きして下さい。
       http://www.max.hi-ho.ne.jp/azur/ryojiro/chomon.htm
    バックナムバーは http://www.melma.com/backnumber_108241/