台湾のWHO加盟支持訴え 都内でデモ | 日本のお姉さん

台湾のWHO加盟支持訴え 都内でデモ

「産経記事」台湾のWHO加盟支持訴え 都内でデモ

2007年5月8日産経新聞 国際面


 台湾の世界保健機関(WHO)加盟支持を訴えるデモ行進が6日、

東京都内で行われた。「日本李登輝友の会」が主催、在日台湾人を含む

約300人が「WHOは台湾の人権を守れ!」などと叫びながら、東京・千代田

区の東京中華学校から東郷記念公園までの約2キロを歩いた。

 1997年からWHO年次総会へのオブザーバー参加を求めてきた台湾

だが、中国の反対で実現していない。台湾の陳水扁総統は4月、「台湾」の

名前で正式加盟を申請したものの、オブザーバー参加を支持してきた米国

も正式加盟には「不支持」を表明するなど情勢は厳しい。
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台湾のWHO加盟を支持する集いで披露された蔡焜燦さんのメッセージ

日本李登輝友の会メルマガ『日台共栄』第519号より

【メッセージ】日本の皆様、ありがとう[台北 蔡焜燦]

 五月一日、無事台湾に帰って参りました。日本滞在中はたくさんの方にお
目にかかれて大変嬉しゅうございました。靖国神社の例大祭にも初めて参列
でき、司馬遼太郎先生の墓参にも参り、本当に心温まる旅でした。

 さて、台湾は堂々とした一つの国であるにもかかわらず、中国の理不尽な
妨害でWHOに加盟できないため、必要な情報が入って来ず、本当に困って
います。

 しかし、だからと言って台湾は一方的に情報の提供を求めているわけでは
ありません。これまで積極的に対外的な医療協力を行ってきています。一昨
年の南インド洋大津波災害における復興活動、昨年二月のフィリピン土石流
災害に際しては緊急援助隊の派遣と物資の搬送、鳥インフルエンザに対

する防疫物資の提供と台湾国際医療チームの派遣など、数え上げればきり

がありません。

 四年前のサーズ、つまり「中国肺炎」ですが、あの時のことを思い出して
ください。中国政府が発生を隠蔽して対策を怠り、WHOからの情報もない
中、台湾は最善を尽くし、影響を最小限に食い止めました。

 皆さん、サーズウィルスや鳥インフルエンザが国境や人種を見分けます
か。

 本日は日本李登輝友の会の主催により、日本の皆様が台湾人と一緒に

台湾のWHO加盟支持の集いを開かれるとの報に接し、私は目から汗が

出ています。これが日本です。これが武士道の国日本なのです。

だから台湾の友人なのです。

 今日の東京は雨だそうですが、そのような中を駆けつけていただき、遠く
台北から深く御礼を申し上げます。日本の皆様、ありがとう。

 二〇〇七年五月六日

                        台北 蔡 焜燦
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『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html