たんぱく質含有量を多く見せるために穀物食品に添加される可能性がある
FDA米食品医薬品局は24日、相次ぐペット死亡を受けて自主回収されたペットフードに使われた中国産食品添加物から工業用化学物質メラミンが発見されたことから、中国から輸入された食品添加物6品目を新たに検査すると発表した。ヒト用の食品にメラミンが混入されたと疑う理由はないが、不安を払拭するための措置と説明している。
FDAの発表によると、検査対象となるのは中国から輸入された小麦グルテン、コーンミール、大豆ミール(粗挽き粉)、コーングルテン、濃縮コメたんぱく質、コメぬかの6品目。これらの食品添加物は、ベビーフードやパン、シリアル、ベジタリアン用食品、ビール、豆乳などに幅広く使われている。検査は、輸入積み下ろし港と輸入業者で行う予定。
メラミンは、化学肥料やプラスチック製造時に使われる物質で、その組成は窒素を多く含んでいることから、たんぱく質含有量を多く見せるために穀物食品に添加される可能性があるとFDAは見ている。穀物たんぱく質のレベルは、通常たんぱく質の組成元素である窒素の含有量を調べることで表される。1985年にも米国内の業者が小麦に尿素を混入し、たんぱく質含有量を多く見せかけて価格をつり上げた事件が摘発されている。
しかし、メラミンがどれほど害があるか、その毒性など詳しいことは良く分かっていないと専門家は指摘する。USA Today紙25日付によると、米ジョージア大学食品安全センターのMichael Doyle所長は、「大きな問題は、もしメラミンが発見されたとして、それが害を及ぼすレベルであるかどうかだ」と述べ、人間に対するメラミンの毒性データはほとんどないと指摘している。
中国産の食品に対して、消費者は不安を持っている。これはアメリカも日本も同じことだ。アメリカの事態を受けて、日本の当局はどう動くのだろうか。厚生労働省の輸入食品安全対策室の鶴身氏は、「すでにホームページで公開していますが、問題の中国のグルテン輸出業者からの輸入実績がないことを確認していまして、今後輸入の届出があったときには当対策室に連絡するとともに、輸入業者には廃棄を指導するよう求めています」と述べた。問題があったのがその輸出業者Xuzhou Anying Biologic Technology Development Companyだけだったらいいのだが。
http://news.ameba.jp/2007/04/4445.php
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チャイナから輸入した原料を使ったペットフードを食べた犬が
死んでいるのだから、人間が食べても毒でしょう。