大阪高槻のジャズストリートに行ってきた!
高槻は、大阪と京都の中間にある街だ。
JRの高槻駅と、阪急の高槻駅は、わりと近い。
阪急高槻駅を降りて、城北通りにいくと、通りと言っても
細い路地のような場所なのだが、JKカフェというジャズの生演奏を聞き
ながらコーヒーが飲める店がある。コーヒー、その他はみんな300円。
その店の提案で、高槻市は、毎年ゴールデンウィーク中に、
ジャズストリートというイベントをしている。今年は9年目なのだそうだ。
全国から3000人のプロやセミプロやジャズが大好きなアマチュアを
呼んで、あちこちの店や、大きな会館を開放して、ジャズを演奏して
もらうという企画なのだ。どの演奏会も無料だが、イベントはすべて
お客さんや、高槻市のみんなのカンパで行っている。
全国からボランティアが集まって、各会場で案内をしたり、お客をまとめたり
カンパを集めたりしている。今年は北海道からもボランティアが来てくれている
そうだ。昨日、大人気だったのは、「フライドプライド」。
会場の高槻現代劇場大ホールは観客が入りすぎて、並んだ行列が途中で
カットされた。残りは解散させられた。
みんな文句も言わず帰って行く。他の場所でも、同時にいろんなジャズの
グループが演奏をしてくれているので、他に行けばいいし、どれもタダなので、
文句は言えない。カンパは、演奏後に集めているが、出す人は多くはない。
大道芸人や、ミュージシャンにカンパをあげる習慣はまだ根付いていない
のだろう。高槻市が売り出す2000円のTシャツを買えば、1500円は、
来年のジャズストリート用のカンパになる。一日中、タダであちこちでジャズが
聞けるのだから、カンパはするべきだろう。わたしも来年も高槻市に
10周年目のジャズストリートを開催してもらいたいので、Tシャツを買った。
演奏者たちは、みんな自費で高槻に集まっている。演奏者はみんな赤字
覚悟でやってきている。高槻市に渡すカンパと、演奏者に出すカンパは、
別物だそうで、上手にカンパを集めるグループもヘタなグループもある。
上手なグループは、演奏中にカンパをお願いして箱を持ったボランティアが
会場を回って集める。ヘタなグループは、演奏が終わってお客さんが
帰りだしてから、「帰りの旅費をカンパしてくださ~い。」なんて言っている。
ステージの前に、ギターのケースを置いただけでは、前にカンパを持っていく
のも大変だ。演奏が上手いグループは、カンパを集めるのも上手いのだ。
JKカフェで、演奏した山田昭雄カルテットは、すばらしい音楽を聴かせて
くれたが、カンパを集めるのはヘタだった。
タイムスケジュールや会場の地図は、駅前やジャズを演奏している店で
もらえる。好きなミュージシャンの音楽を聴くためには、スケジュール表を
もらわないと無理だ。高槻市のあちこちで、同時進行でいろんなグループが
演奏しているのだから、忙しく過ごしたい人は、スケジュール表にチェックを
つけて、必死であちこち回らないといけない。のんびりしたい人は、ひとつの
会場に、ずっと座っていると、次々と、別なグループが来て演奏をしてくれる
ので、お年寄りは、大きな会場にずっといた方がいい。ご飯も食べずに
そのまま夜まで座っていたら8グループのジャズが聞ける。
4時から演奏するフライドプライドを聞きたい人は、2時ぐらいから並んで
3時から演奏する別のウループの演奏も聞いて、そのまま座っていたようだ。
今日、人気のあるプロは、夜、7時からのエリック・マリエンサルと、8時からの
バッキー・ピザレリ。多分、5時ぐらいから並ばねば会場に入れないだろう。
昨日、わたしと友達は、朝から高槻市に行って、スケジュール表をもらい、
あちこち、うごきまわって8グループの音楽を聴いた。
たけしのテレビ番組「だれでもピカソ」に出ていた
鬼塚大我&The Silverbackstoと、サックス奏者の古谷充の息子の
古谷光広がサックスを担当している風林火山の演奏も聴けた。
今日も行こうと思っていたが、わたしも、友達も昨日はしゃぎすぎて
元気が無いので、今日は、家で掃除、洗濯をして過ごすことにした。
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昼の一時から、高槻市、阪急高槻駅を出てすぐの高架下広場で、
サックス奏者の古谷充と息子の古谷光広がいるThe Thunderbirdsという
グループが演奏するので、間に合う人は行ってみてくださいね。
高槻現代劇場大ホールでは、2時から、ROLLYがジャズではないけど
でます。高槻駅前になければ、JKカフェに行けば、たくさんスケジュール表
が置いてあります。楽しい休日を!