うち3分の2はモーリシャス
携帯電話で世界最大手のボーダフォン・グループによるインド4位ハチソン・エッサール(Essar)の買収が実現する。同国の外国投資促進委員会(FIPB)は27日、この取引が外国直接投資(FDI)のルールに抵触しないとの見解を示した。正式には財務省の承認が必要なものの、もはや障害はないとみられる。
ボーダフォンは2月、香港の複合企業ハチソン・ワンポア傘下のハチソン・テレコム・インターナショナルから67%のハチソン・エッサール株を総額111億ドルで譲り受けることで合意。うち52%分はハチソンが直接握り、残る15%はハチソン・エッサールのゴーシュ社長や現地ヘルスケア大手マックス・インディアのシン会長が運営する企業などを通じて間接的に保有する。
インドでは法律により、外資による携帯電話会社への出資比率が74%以下に制限されている。ハチソン・エッサールには地場のエッサール・グループも33%出資するが、うち3分の2はモーリシャスで登記されている。もしゴーシュ氏やシン氏などの持ち分が外資と認定されれば全体で上限を超えることになるため、FIPBは違法性の有無について調査を進めていた。
FIPBのメンバーである商工省のドゥア次官は今回、問題の15%株を国内資本と認める一方、政府の承認なしには外資に売却できないとの見方を示した。ボーダフォンがこの分を取得するにはまだしばらく時間がかかりそうだ。
ボーダフォンは2月、香港の複合企業ハチソン・ワンポア傘下のハチソン・テレコム・インターナショナルから67%のハチソン・エッサール株を総額111億ドルで譲り受けることで合意。うち52%分はハチソンが直接握り、残る15%はハチソン・エッサールのゴーシュ社長や現地ヘルスケア大手マックス・インディアのシン会長が運営する企業などを通じて間接的に保有する。
インドでは法律により、外資による携帯電話会社への出資比率が74%以下に制限されている。ハチソン・エッサールには地場のエッサール・グループも33%出資するが、うち3分の2はモーリシャスで登記されている。もしゴーシュ氏やシン氏などの持ち分が外資と認定されれば全体で上限を超えることになるため、FIPBは違法性の有無について調査を進めていた。
FIPBのメンバーである商工省のドゥア次官は今回、問題の15%株を国内資本と認める一方、政府の承認なしには外資に売却できないとの見方を示した。ボーダフォンがこの分を取得するにはまだしばらく時間がかかりそうだ。
4月30日11時59分配信 NNA
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?c=int&t=l&p=1&d=20070430
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インド政府は、モーリシャスで登記しているなら外資にあたると
見て、政府の承認なしには、外資に売却できないとしている。
「正式には財務省の承認が必要なものの、もはや障害はないと
みられる。」と書いてあるから、あと18%分の株を買い足せば
いいということかな。香港の会社はモーリシャスで登記して、
チャイナ政府の税金を払わなくていいようにしているのかな。
「モーリシャス」が気になった。