大江 卓 | 日本のお姉さん

大江 卓

大江 卓という人がいた。この人は、土佐藩の家老で宿毛の伊賀氏の臣。


維新の後は、兵庫県の外国事務御用掛となった。


そのあと上海に行って東亜の情勢を視察し、帰国後は神戸で


エ多非人(えたひにん)の制度の廃止運動を行った。


その後、民部省に入り、工部省に移る。


神奈川県権令となって、ペルー国籍のマリア・ルーズ号の


中国奴隷売買の不法を摘発し、特設裁判所を解説して、


ドイツ・フランス・イタリア・オランダ外国公使の反対を押し切って


中国人奴隷を解放した。


西南戦争では、負け組みに入っていたので10年の禁固刑を


受けるが、17年に特赦で出獄し、


25年には朝鮮宮内府の顧問になり、


中国を漫遊して東亜同盟論をとくようになった。


部落の改良と融和に努めり、一生の間、日本のために生きた人。


http://www006.upp.so-net.ne.jp/e_meijiishin/jinbutsu/ooetakasi/ooetakasi.htm


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当時の外国人は、奴隷に関しては敏感ではなくて


奴隷売買が当たり前だった。


日本人は、最初は、火薬欲しさに日本人を火薬と交換に


売っていたが、明治維新の後は、中国人を奴隷として売り買いする


西洋人の間違いやら、中国でアジア人が酷い目にあっているようすを


見て、東亜同盟論を考えるようになった。


日本人は隠れキリシタンを、江戸時代から明治時代までずっと迫害


し続けていたが、西洋人がアジア人を奴隷にしている様子を見て、


このままではいけないと思った日本人もいたようだ。


西洋人は宗教に対する迫害には敏感だったが、奴隷に関してや


アジアの植民地化に関しては、当時はこれっぽちも悪いとは思っていな


かったのだろう。大江 卓が、中国人の奴隷売買を禁じたら、当時の


西洋人は抗議している。


大江 卓は、日本の中の奴隷の身分であるエ多非人の制度を廃止しようと


努力し、部落問題をなんとかしようと努力した偉い人だったのだ。


日本はアメリカとの戦争に負けたあと、GHQによる農地改革で、地主も


小作人も、エ多非人も関係なくなり、「人類みな平等」の精神を植えつけら


れた。そういえば奴隷解放運動を始めたのはアメリカだ。


当時のアメリカは、若い国だった。当時はイギリスが一番強い国だとされて


いた。日本人はGHQのおかげで、みんなが平等にお金をかせげる国に改革


された。戦後は、日本では一気に左翼が増えて共産国になりかけていたので、


アメリカは危機感を感じて、戦犯として捕らえていた知識人たちを解放した。


彼らが日本の政治をつかさどった。


日本が、西洋に植民地にされるのを恐れたのは、西洋人がアジア人を奴隷に


していたからだし、アジアを植民地にしていたからだ。ロシアは日本を狙って


いたし、朝鮮は、清国の属国で、高慢ちきで、近代化を拒んでいたが、ロシア


の属国になりかけていた。ロシアが近くに来たら次は日本がやられる。


すでに、ロシアは軍艦を対馬に停留させて対馬を奪おうとしていた。


イギリスが軍艦を派遣してくれなかったら、対馬はロシアに盗られていた


だろう。


西洋の列島諸国は清国から土地を借りて、疎開を形成していたから


だし、清国が滅亡した後の支那は、政府も無いような状態でむちゃくちゃ


だった。そんな状態なのに、朝鮮や中華民国は、どうしようもない相手で


あったので、日本は単独で西洋人に対抗しようと頑張った。




日本はABCD包囲網やら貿易に800倍の関税をかけられたり、ずっと


虐められていた。国民党とアメリカ、共産党とロシアが組んで日本を敵視した。


日本が孤独はまずいと思ってドイツ、イタリアに味方をすると宣言した時から


世界の敵にされた。アメリカが日本軍の真珠湾攻撃をきっかけに、参戦する


と決まった時は、イギリス国民は大喜びした。


日本は戦争に負けたけど、アメリカと戦争になるのは、


避けられなかったことなのだろうか。


支那の国民党が、天皇が世界征服を企てているというニセの文書を作って


アメリカに信じさせた。ルーズベルトは、それを読んだ時に、


「絶対に日本を滅ぼす!」と誓ったそうだ。ルーズベルトはトルーマンにも、


日本を倒すようにと個人的に語ったそうだ。


アメリカは、なんとしても日本を倒す気持ちでいたのだ。


そんなに嫌われたのはなぜだろう。


ソ連のスパイが大統領の顧問で常日頃、日本のイメージを悪く吹き込んで


いたとか、蒋介石の日本をおとしめる工作が上手くいったからとか、いろんな


理由があるのだろう。


過ぎた事は、仕方が無いが、日本人は、負けるような戦争をしないように


頑張らねばならない。アメリカは、確かにアブラでできた焼夷弾を落として


女、子供を焼くような国だったし、原爆を二個も落とすような恐い国だった。


日本も、最後の一人が死に絶えても、アメリカが本土に上陸したら徹底抗戦


しようと竹やりで敵を突く練習を女、子供にさせていた。


日本のトップは、戦争に負けると、女、子供が酷い目にあうことを考えて、


外国に負けないような政治をしてほしい。


国土と資源と人間と技術を外国に盗られないような日本にしてほしい。


大江 卓のような、日本を愛する人がたくさん日本にいてほしい。