イランが核を持てば、周りのアラブ諸国も、、、。
[ウィーン 18日 ロイター] イランはナタンツの地下ウラン濃縮施設で核燃料の製造を開始した。ロイターが18日入手した、国際原子力機関(IAEA)高官がイランのIAEA担当大使に宛てた機密文書で明らかになった。
「商業規模の」濃縮活動の基盤を築くため、同施設で遠心分離機1300基から成る8台のカスケードを稼動させたとしている。
イランは核開発について、原子力発電が目的だとしているが、IAEAの査察に協力しないことなどから、動機の正当性が疑問視されている。
イランは9日、ウラン濃縮活動が商業段階に入ったと発表したが、外交関係者は真偽を確かめるためIAEAの報告を待っている状態だった。
今回の機密文書によると、IAEAの査察官は4月15、16日にナタンツの地下施設で「設計情報の検証」を実施、8台のカスケードで合計1312基の遠心分離機が稼動しており、「幾らかの」ウラニウムが注入されたとの情報を得たという。