反日教育を止める気はあるのだろうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000061-mai-int
【上海・大谷麻由美】中国共産党機関紙「人民日報」など中国各メディアは温家宝首相が13日まで行った日本訪問を大きく報じ、「成功を収めた」(温首相)訪日の成果を強調した。中国指導部は中国首脳として6年半ぶりの訪日を日本国民の対中感情の好転につなげる思惑があるが、中国国民には対日観の転換点にしたい戦略を持つ。インターネットの書き込みサイトも、温首相を支持する意見が目立つ。中国当局は今後も日本に関する宣伝活動を積極展開するとみられる。
新華社通信は温首相が訪日を終えた13日夜、「中日両国は小異を残して大同につき、共に勝者となれ」と題した論評を配信。論評は両国が経済関係で互いに大きな影響を与える存在になっていると指摘し、利益のぶつかり合いと意見の相違が残るが、今後は「戦略的、長期的な観点から対話による解決を図ることができるはずだ」と論じた。 また、14日付人民日報は温首相訪日に対する海外メディアの関心の高さや積極的に評価したと報道。日中関係の改善がアジア地域や世界に歓迎されているとのトーンで紹介した。 中国の各メディアは温首相の訪日を連日大きく取り上げた。国会演説を報じた13日付各紙は「歴史をかがみにと強調するのは、恨みを抱え続けるためではない」(広州日報)▽「和せば双方の利益となり、争えば共に傷つく」(上海紙・文匯報)など、演説の言葉を見出しに引用。中国中央テレビは毎日、特別番組を組んだ。 一方、新華社が7日を最後に14日まで「小泉」「靖国」という文字を使った配信原稿は皆無。日本の指導者の靖国神社参拝に神経を使う中国当局の姿勢をうかがわせた。 党中央宣伝部は温首相の訪日前、管理する国内メディアに対して日本を積極的に紹介するよう指示していた。報道はこれに沿うもので、国民の「日本理解」を促すとともに、胡錦濤指導部の権威向上を図る狙いもある。 インターネットの書き込みも「温首相は友好の重要性を表明すると同時に、中国の立場も主張しバランスが取れていた」など評価する意見が多数掲載された。歴史問題で日本に反省を求める声もあるが「関係悪化は中国にもメリットがない」という理性的な声が多い 4月14日19時54分配信 毎日新聞 |