温家宝のお土産の中身は秋までお預け。
会談では双方の首脳相互訪問の推進について合意した。経済面では閣僚級のハイレベル経済対話が開始され、省エネルギーや環境保護、IT(情報技術)など具体的分野でも協力が進む。安倍政権下で始まった関係改善の動きを相互に確認した形だ。
会談後の共同プレス発表に、北朝鮮による拉致事件を「人道主義的関心」という表現で盛り込んだ。日本の国連安全保障理事会常任理事国入りについても、中国側は「日本が国際社会で一層大きな建設的役割を果たすことを望む」と一定の理解を示した。
こうした中で、「互恵」関係の行方を占う象徴的な問題として注目されたのは、両国の資源開発をめぐる利害が対立する東シナ海の石油ガス田開発だった。この問題では政府間協議を加速し、今年秋に共同開発の具体的方策について報告を受けるという。
昨年の訪中では「東シナ海を平和・協力・友好の海とするため対話と協議を堅持」することが共同プレス発表に盛り込まれた。しかし、政府間協議は平成16年以来、すでに7回行われたが、解決の糸口は見えていない。
その間、中国側は17年に日中中間線付近にある白樺ガス田(中国名・春暁)と中国浙江省間の海洋パイプラインを完成させた。昨年の安倍首相訪中直後の11月には、採掘施設「八角亭」のやぐらで炎が確認された。試掘あるいは生産に向けた活動とみられ、政府は中国側に抗議したが、中国側は「正当な開発活動」と反論している。
「平和の海」といって握手をしたあとでも、中国側は着々と開発を進めてきた。協議に期限を設けた点は前進だが、中国側の基本的な姿勢に変化が生じるのかどうかはまだ分からない。
今後は中国国防相の来日などを通じた防衛交流も進展するだろう。安全保障面での信頼醸成は不測の事態の防止に有意義だが、中国海軍の艦船は自国の権益を誇示するようにガス田開発地域にも出没している。
こうした行動が続く限り中国の脅威は消えないし、互恵の実も見えてはこないだろう。
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070412/shc070412000.htm
~~~~~~~~~~~~~~~~
結局、お土産は口約束だけで、チャイナが日本に省エネの方法を教えろと
すり寄ってきただけ。
北朝鮮に関しては、「拉致」という言葉は使わず、人道的主義的関心を
示して同情してくれただけ。
日本に来る前に靖国神社に行く姿を見たくないとか、釘を刺しまくり。
台湾の独立を認めないと言え、明確に書けとしつこく要求してきただけ。
今のところ、前のチャイナの首相のように、みにくい顔で日本人を前にして
噛み付くこともないようなので、以前の人より、マシだ。
国会で演説を許したのは、信じられない。
なんで、日本大使館を壊して謝らない国の首相に、弁償もまだ払ってくれて
いない国の首相に、日本の国会で演説するというチャンスを与えるのか、
まったくワケが分からない。
日本は優しく、お人よしな国なのだな。
~~~~~~~~~~~~~~~~
[東京 12日 ロイター] 甘利明経済産業相は12日午前、訪日中の中国の温家宝首相に同行している馬凱・中国国家発展改革委員会主任と「第1回日中エネルギー閣僚政策対話」で会談した。両国は11日、省エネルギー分野などの協力強化を目指す共同声明を採択。12日の閣僚対話では、日中間の懸案となっている東シナ海のガス田開発についても取り上げた。甘利経産相と馬凱主任は、安倍晋三首相と温首相が11日の首脳会談で合意した5項目に沿って、両国がガス田問題で作業を加速していくことを確認した。
日中両国は11日、東シナ海のガス田開発で、双方が受け入れ可能な「比較的広い海域」で共同開発を行うことや、協議のプロセスを加速させ、秋までに共同開発に関する具体的な方策について首脳に報告することなど5項目で合意した。甘利経産相と馬凱主任との会談でも、再度、この方針に沿って進めていくことを確認した。ただ、これ以上の踏み込んだ議論はなかったという。
日本と中国は、今後、毎年1回程度、エネルギー分野の定期的な閣僚会合を開く。中国のエネルギー消費急増を背景に、東シナ海のほか、両国が世界各地の資源確保で競合し、摩擦が起きるリスクも高まっている。甘利経産相は会談後の会見で「従来は問題が起きたときに会談が開けるかどうかが、両国間の環境次第で不安定だったが、定期的に協議していくことは極めて有意義だと思う」と強調した。
閣僚対話と並行して、エネルギー分野の日中主要企業の経営者らが集まり、電力や石油・天然ガスなど4つの分科会に分かれて「日中エネルギー協力セミナー」を開いた。石油・天然ガス分野では中国石油天然ガス集団公司など3大石油会社の首脳が出席。中国側からは海外での石油・天然資源の日中共同開発や石油備蓄での協力などの呼びかけがあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070412-00000183-reu-bus_all