朝日新聞は、すでに独立している民主的な国家に対して「独立は支持しない。」と書くな。 | 日本のお姉さん

朝日新聞は、すでに独立している民主的な国家に対して「独立は支持しない。」と書くな。

安倍晋三首相は11日、同日来日した中国の温家宝首相と首相官邸で会談した。両首相は昨年10月の安倍首相訪中時に打ち出した「戦略的互恵関係」の促進を確認、安倍首相は「今年中に訪中を実現したい」と表明し、胡錦濤国家主席の来年早期の訪日を招請した。「互恵関係」具体化に向け、閣僚・副首相級による「日中ハイレベル経済対話」の開始や、環境、省エネルギー分野での協力で合意。東シナ海ガス田開発問題では、今秋を目標に共同開発の具体的方策をまとめることで一致した。
 中国首脳の来日は00年10月の朱鎔基首相以来約6年半ぶり。安倍首相と温首相との会談は今年1月にフィリピン・セブで行われて以来で、3回目。冒頭、安倍首相は「首相の訪日で、さらに戦略的互恵関係の構築に向け大きく一歩前進したい」と述べ、温首相も「それが訪日のもっとも重要な成果になる」と応じた。
 日本側の説明や会談後に出された「日中共同プレス発表」によると、安倍首相は年内の再訪中について、「礼は往来を尊ぶ」という中国古典「礼記」の一節を引用しつつ、「首脳の往来を積み重ねることが両国関係の発展に重要だ」と強調。これまで「検討する」との発言にとどめていた年内再訪中にも踏み込み、首脳間の相互交流に意欲を示した。温首相も胡主席の来年早期の訪日に関し、積極検討を約束した。
 ガス田問題では、安倍首相が「比較的広い海域での共同開発」を提案、温首相も同意した。5月に局長級協議を開催することも合意したが、双方とも具体論には踏み込まず、事実上、課題を先送りした。
 一方、歴史認識意問題では、温首相が「日中関係の政治的基礎にかかわる。今年は日中戦争70周年にあたり、歴史問題への善処が重要だ」として、安倍首相の靖国神社参拝によって日本が中国を刺激することのないよう暗に求めた。安倍首相は「平和国家として歩むことが私の歴史認識そのものだ」と述べ、理解を求めた。
 北朝鮮の核問題については、朝鮮半島の非核化に向けた協力を確認。温首相は拉致問題について「日本国民の感情を理解し、同情する。必要な協力を行いたい」と述べ、協力を約束した。
 国連改革では、安倍首相が日本の安保理常任理事国入りに中国の支持を求めたのに対し、温首相は「日本が国連で重要な役割を果たしたいということは理解する」と述べるにとどめた。
 また、安倍首相は中国の軍事費の伸びについて「透明性を高めることを望む」と懸念を表明した。温首相は台湾問題について「独立は容認しない」と述べた上で、日本側が立場を明確にするよう促し、安倍首相は「独立は支持しない」との日本政府の立場を改めて説明した。【中田卓二】
 ◇日中共同記者発表の骨子
 一、双方は「戦略的互恵関係」構築のため具体的な協力を行う。
 一、両国指導者は頻繁な往来を維持。
 一、日中ハイレベル経済対話を設置。年内に北京で第1回会合を行う。
 一、エネルギー・環境協力で両国の協力を重点的に展開する。
 一、中国は日本産コメの輸入に同意。
 一、中国は拉致問題に理解と同情を示し、必要な協力を提供する。
 一、東シナ海ガス田問題は、秋に共同開発の具体的方策をまとめる。

朝日新聞

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 安倍晋三首相は11日夕、日本を公式訪問した中国の温家宝首相と首相官邸で約1時間40分会談した。両首脳は「戦略的互恵関係」を具体化するため、首脳同士の相互訪問維持や閣僚級の経済対話開始、北朝鮮の非核化に向けた連携強化などで合意。安倍首相は中国側が招請していた年内の訪中を受諾する意向を表明した。一方、歴史認識問題で温首相は「日中関係の政治的基礎にかかわる」と指摘。安倍首相は「平和国家として歩むというのがわたしの歴史認識そのもの。この思いは変わらない」と応じた。
 日中両政府は首脳会談後、互恵関係の「全面的発展」と「共通利益の拡大」をうたった共同文書「日中共同プレス発表」をまとめた。同文書は、北朝鮮による拉致問題で中国側が「必要な協力を提供」すると明記。調整が難航した台湾問題は、日本側が当初から主張した通り、中国を「唯一の合法政府」と認めた1972年の日中共同声明の「立場を堅持する」と表明することで決着した。
 会談で安倍首相は、日中の信頼関係構築に向けた首脳同士の相互訪問の重要性を指摘。「礼は往来を尊ぶ。今年中に訪中を実現したい」と表明するとともに、胡錦濤国家主席の「来年早期」の訪日を招請した。これに対し温首相は「積極的に検討したい」と述べた。

4月12日1時1分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070412-00000004-jij-pol