チャイナの反日教育を受けたネット世代の「反日という厚い氷」はなかなかとけそうにない。
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「氷とかす旅」影潜める反日
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産経新聞
中国首相訪日「氷とかす旅」 影潜める反日
【北京=伊藤正】温家宝首相の訪日を前に、中国メディアによる日本関
連の報道が相次いだ。国営中央テレビ(CCTV)は3月中旬以来、3
週間にわたり、日本紹介番組をプライムタイムに放映、
国営新華社通信発行の時事週刊誌「瞭望」最近号が「氷をとかす旅」と
題した特集を組み、新聞各紙も日本紹介記事を掲載した。中国国内の反
日世論を緩和、政府の対日関係促進策をバックアップする当局の意図が
見える。
このうち最も反響を呼んだのは、CCTVの番組だ。同局の人気報道番
組「東方時空」は著名キャスターの白岩松氏以下8人の取材チームを日
本に派遣、安倍晋三首相夫妻はじめ各界の著名人とインタビュー、日本
人の日常生活から文化、ファッションまで多角的に取材し、順次紹介し
た。
8日夜には水均益記者による安倍首相とのインタビュー(6日)を45
分番組で報道したが、この内容は大手サイトの新浪ネットや新華ネット
などが直ちに一問一答全文を流した。
「東方時空」の日本紹介では、靖国神社も取材対象になった。キャスター
の白氏は、批判的なコメントをする一方、日本人の宗教観などのあいま
いさにも踏み込み、軍国主義に結びつける見方には疑問を呈した。
プロデューサーの劉愛民氏は8日付の「新京報」紙で、日本社会の多元
性を指摘、日本人一般の歴史に対する認識は「あいまい」であり、それ
がメディアや政府の姿勢にも反映していると述べている。
白氏や劉氏は、日本の新聞における中国報道の充実ぶりに比べ、中国の
日本報道が少ないことを認識ギャップの一因と述べた。中華日本学会の
王錦思氏も、中国の日本研究が量的にも質的にも日本の中国研究にはる
かに劣り、日本ばかりか中国をも正しく認識するのに不利と主張した。
中国における日本研究やメディア報道は、江沢民前政権下では日本を敵
視する戦略論に偏り、非現実的な軍国主義復活の危険性を強調、反日世
論をあおる傾向があった。しかし、昨年夏ごろから、戦後日本の発展を
平和主義に求める現実的、理性的な主張も表れだした。
中国の対日政策促進の最大の障害は「反日教育を受けたネット世代」
(中国筋)といわれる。先のCCTVの報道に対しても、ネット世論の
反応は否定的なものが多数を占めた。
温家宝首相は今回の訪日を「(昨年10月の安倍訪中で割った)氷をと
かす旅」と述べたが、国内の反日という「厚い氷」はなかなかとけそう
もない。(Sankei Web 2007/04/10 07:19)
主宰者註:過ぎたるは及ばざるが如し。
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なんでもやり過ぎると、何もやらない
でいるよりもっとひどい結果が出ると
いうこと。チャイナは天安門事件以来、
反日教育をやりすぎだ。