「前にも入っている。」「前にも謝った。」とか、前の首相たちの過ちが今の障害になっている例が多い。 | 日本のお姉さん

「前にも入っている。」「前にも謝った。」とか、前の首相たちの過ちが今の障害になっている例が多い。

 11日夕の安倍晋三首相と温家宝中国首相の首脳会談に向け、両国政府が詰めの調整を続ける共同文書「日中共同プレス発表」作成について「台湾問題」をめぐり難航していることが分かった。中国側は「台湾問題」で踏み込んだ表現を要求しているが、日本側は難色を示している。温首相訪日の成果となる共同文書づくりは最後まで予断を許さない状況が続いており、文書化に向け両首脳の政治決断で打開を目指すことになった。
 両政府は「戦略的互恵関係」具体化のため共同プレス発表の作成を目指すことを確認。しかし、中国側は、1998年の江沢民国家主席(当時)が来日した際の日中共同宣言に明記された「中国は1つである」との表現について
「前にも入っている言葉だ」(中国政府筋)として、より踏み込んだ表現にするよう要求しているという。 

 11日の安倍晋三首相と中国の温家宝首相との首脳会談後に発表する共同文書で、北朝鮮による拉致事件を「人道上の懸念」と明記し、中国側ができる限りの協力を行うことを盛り込むことが10日、明らかになった。「拉致」という文言は盛り込まないが、首脳会談の中で「人道上の懸念」に拉致を含むことを確認する方向だ。

 日中両政府は10日までの調整で、共同文書の概要をほぼ固めた。最終的に合意すれば、安倍首相が訪中した昨年10月の日中首脳会談と同様、「共同プレス発表」という形で発表することも確認した。

 関係筋によると、日本側は拉致を明記し、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で議長国を務める中国の積極的な対応を促したい考えだった。しかし、中国側は北朝鮮を刺激する可能性を踏まえ、「拉致」への言及に慎重姿勢を示していた。

 両国が折り合った「人道上の懸念」は、北朝鮮による昨年10月の核実験を受けた国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議にも盛り込まれた。このときも「拉致」の明記を求める日本に中国が難色を示した。

 一方、共同文書では、台湾問題をめぐる文言の調整がまだ決着していない。中国側は、平成10年に中国の江沢民国家主席(当時)が来日した際に発表した日中共同宣言に盛り込まれた「中国は1つであるとの認識を表明する」と同様の文言を明記するよう求めている。だが、日本側は改めて確認する必要はないと拒否している。

 このほか、共同文書では戦略的互恵関係の具体化や国連改革をめぐる協力、東シナ海ガス田の共同開発に向けた協議の加速などを列挙する。

4月11日8時0分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070411-00000001-san-pol

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なんだかチャイナばかりが意見を通していない?