チャイナは、LNGの輸送パイプラインと受け入れステーションの建設を積極的に推進している。 | 日本のお姉さん

チャイナは、LNGの輸送パイプラインと受け入れステーションの建設を積極的に推進している。

中国海洋石油集団はこのほど、珠海液化天然ガス(LNG)建設プロジェクトで合意し、同グループとして初めてLNG関連施設の建設に乗り出すことを明らかにした。中油網が伝えた。

 このLNG関連施設は、広東省珠海市の横琴島に建設される。中核となるガス田は恵州21-1等の3カ所、目標生産能力は日量360万トン。横琴島へのターミナルステーション建設については、2003年に決定していた。

 中海油の関係者によると、今回建設予定のLNG工場は、小型ではあるものの大量の天然ガスを処理することができる。大型のLNG受け入れステーションの建設は、珠海市、中山市などの大都市へのエネルギー供給を確実なものとし、結果的には高い経済効果を期待することができる。

 グループ傘下の海洋石油工程股フェン有限公司は、すでに設計を終えて現地での初期準備を始めている。

 急速な経済成長を続ける中国。この経済成長を維持していくためにも、エネルギーの安定供給は不可欠である。中国政府は現在、クリーンエネルギーの供給量を増大させるべく、供給ルートの多角化に注力し、LNGの輸送パイプラインと受け入れステーションの建設を積極的に推進している。今回の珠海LNG建設プロジェクトもその一環である。(編集担当:栗山香子)
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