チャイナは原発の自主設計技術の獲得を目指す戦略
中国政府は原子力発電所建設の技術導入で、すでに契約を決めた米ウエスチングハウス(WH)に続き仏アレバとも交渉に入った。まず広東省の2基が対象で、実現すれば契約額は40億ドル前後に達する可能性がある。巨大市場を狙う外資を競わせながら最新の技術を導入、原発の自主設計技術の獲得を目指す戦略が明確になってきた。
国家発展改革委員会でエネルギーを担当する陳徳銘・副主任(閣僚級)は日本経済新聞の取材に対し、広東省の原発2基の技術導入でアレバと「交渉している」と述べた。妥結すれば、中国はアレバの最新技術を導入して2013年ころまでに出力160万キロワットのEPR(欧州加圧水型炉)原発を2基建設。アレバから主要部品を輸入する。(07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070405AT2M0901E04042007.html