交渉は避けたと言っているが、、、。
【ロンドン=岐部秀光】ブレア英首相は4日夕、イランのアハマディネジャド大統領が同日、拘束されていた英兵15人全員の解放を発表したことについて「家族らの救いとなる」と歓迎する立場を表明した。
解放を巡っては水面下でイランとの取引があったとの観測もあるが、首相は「交渉も対決も避け、断固として落ち着いた対応を取った」と発言。表立った譲歩姿勢を見せることなく平和的に問題を解決した成果を強調した。
そのうえで「イランの人々に対しては、何の嫌悪感も抱いていないことを伝えたい」と述べ、イラン民衆の反英感情が高まらないよう配慮した。ペルシャ湾のイラク領内でパトロール活動をしていた英兵がイラン領海を不法に侵犯したかどうかについては両政府の主張は食い違ったままだったが、「見解の違いについては対話を通じて平和的に解決したい」と述べた。(11:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070405AT2M0500N05042007.html