偽装国家ー日本を覆う利益談合共産主義ー
チャイナは一党独裁の共産主義の事実上の「独裁国家」だけど、
日本も、全然浄化作用が働いていないし、国民も怒らないので
ずっと利益を吸いたい連中が天下りしたり談合したり企業と
べったり組んで、共産国みたいになっていると、著者の勝谷誠彦さんが、
言っている。読んでいると、「ホントだ~。日本って偽装が多いな。」と
思った。普段、そんなに考えていなかったけど、確かに
日本は、偽装に甘い。
偽装がバレても、「まあまあいいじゃない。お堅いことは言わずに、ここは
臨機応変に。」という感じで、厳しい罰も受けずに、世界史も日本史も
勉強していない学生が、レポートで卒業していくし、学校も別に厳しい罰を
受けた様子も無い。アメリカ並みに、ガンガン不正を裁くような社会に
しないと、世の中は良くならない。
偽装が見つかっても、なんだか日本は甘いんだよね。
政治家や会社の不正を見つけて文句を言う市民オンブスマンの働きを
もっと充実させないといけないかもしれない。
不正を見つけたら、内部の人間でも文句を言わないと、日本はよくならない。
友達の会社では、ある人が、下請けからこっそりマージンを取って
自分のポケットマネーにしているというウワサは何年もあったが、
みんなこそこそ話をするだけで、社長に言いつけに行く人が無かった。
だから、何年もそのままになっていた。
そういうことをみんながしだすと、国が変になる。
地震に耐えられない建物や直ぐつぶれる道路や強度が足りなくて崩壊する橋が
できたりする。勧告ではデパートや橋がいきなりつぶれるけど、それも
金を儲けたいために、手抜き工事をしたから。
パラオが韓国に橋を作る仕事を頼んだら、直ぐに落ちたそうだ。
そこで、日本がちゃんとした橋を作ってあげたそうだ。最初から日本に頼めば
よかったのにね。でも、最近の日本の土木工事は、偽装して手抜きを
するようになっているから、韓国を笑っていられないそうだ。
なんだか、日本人全般が下品になって、倫理感とか道徳とか、
人間の質がめちゃめちゃ落ちてきて、変な民族に変わってきているような、
気がした。ここらで気を引き締めて、日本人の良さを失わないようにしないと
戦争で負けてから、プライドを無くして、お金が他人の命より大好きな
自己中心な変な民族に変化しつつあるのではないかな。
チャイナの不正に文句を言いながら、フト気が付けば自分たちも自己中心で
醜いアジア人に成り下がっていたりして。西洋人やアメリカ人も汚いけど、
まだ人道的な部分があるし、自浄作用がきちんと働いている。
日本人は、日本人のいいところを失くしてはいけない。昔の日本人は台湾人に
愛されているらしい。台湾では、昔の日本人は台湾のために良く働いたのだ。
でも、情報戦に弱いところや、すぐ忘れるところは変えないと!
偽装国家ー日本を覆う利益談合共産主義ー
扶桑社
勝谷誠彦 著
680円(税別)