楊武さんが要求している立ち退き料は、払ったのか?
2007年3月31日午前10時、重慶市九龍坡区人民政府は「史上最強の居座り」問題について記者会見を開いた。その席上九龍坡区区長の黄氏は、立ち退きを断固拒否している楊武さんに対し、前日の3月30日午後、すでに裁判所が通告を出していると発表した。
その内容は「4月10日までに自主的に退去せねば強制排除する」というもの。しかし区人民政府としては楊武さんの意見や立場を尊重して、あくまでも話し合いでこの問題を解決したいとし、そのためにぎりぎりまで最大の努力を惜しまないとも述べた
この九龍坡地区の建物の80%が1950年代以前に建てられたもので、これまでに何度も建物の倒壊や失火が発生し、とても危険な状態だったという。今回の立ち退きは、すべて居住者と近隣住民の生命と財産を守るための正しい措置であったと、黄区長は説明している。4月10日まで楊武さんがどう出るか、世間の注目が集まっている。(翻訳/編集・本郷智子)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070401-00000003-rcdc-cn
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立ち退き料が納得できなくて、頑張っていたんじゃないの?
立ち退き料を払えば、納得する問題なのに、建物が古いからとか、
危険な状態だとか言うのは、ただの言い訳だ。
これは、ショッピングモールを建てたい当局が不当に安い立ち退き料で
みんなを追い出した中で、楊武さんが頑張って体を張って抗議していた事件。
当局は、楊武さんの家の周りを深く掘って、ガケにしてしまったので、
家は陸の孤島になった。移転の場所とお金を与えたら解決する問題
だけど、今までは、チャイナの一般人は圧力に負けて土地や家を安い
賠償金で取り上げられていたんだ。
今までこんなに抵抗した一般人はいなかったし、
みんなが注目したから、さすがに直ぐには家を潰せなかったようだ。
ここまで注目されているのに、ちゃんと妥当な金を払わず楊武さんの家を
潰したら、(レストランだったらしい。)チャイナがどういう国なのか、
世間にバレるというものだ。まるで、ミニ天安門事件みたい。
天安門事件では、抗議する一般人や学生を軍が戦車で踏みつぶして
天安門広場は、血だらけになったのだ。兵士も何人か死んだ。
天安門では、外国の報道陣は、2000人から3000人ぐらいは死んだと
報道しているが、チャイナは、死んだのは300人ちょっとだったと言っている。
300人以上でも、インパクトはすごくあった。
戦車で踏みつぶしたんだから。
今度も、家ごと楊武さんを殺してしまうのかな。楊武さんは家に住み続けていて、
みんなの差し入れで食べているそうだ。窓からがけに釣りおろしたかごに
一般市民が食料をカンパしている。チャイナでは、人の命は大事にされない。
どうなるんだろう。日本でもだいぶ報道されているので、チャイナも、ちゃんと
みんなが納得するような対応をしないと、チャイナの恥になると思う。