イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2007年3月28日(水)
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*オルマート首相と自治政府のアッバス議長が月2回会談することで合
意したと、ライス国務長官が発表。(H,Y,P)

*リブニ外相は、自治政府との対話を行っても最終合意をまとめるのは
困難だとの見方を表明。関係者によると当面の議題は治安と人道的状
況に関するものになるもよう。(H,Y,P)

*西岸地区の入植地跡ホメシュでは昨日、元入植者が子供の割礼式を挙
行。現地では現場に残留する右派勢力が治安部隊と対峙している。警
察は今朝までに強制排除を終える構え。(H,P,Y)

ガザで下水処理場の土手が崩れ、洪水で5人が死亡。多数の家屋が浸
水した。2年以上前から危険が指摘されていた。(H,P)

*次期政権では、国防相ではなく財務相を目指すとペレツ氏。レバノン
戦争で国防相としての采配に厳しい非難を受けているため。(Y,P)

*アッバス議長がアラブリーグ首脳会議出席のためサウジアラビアに到
着。占領地から撤退すればイスラエルはアラブ諸国と平和に暮らせる
として、イスラエルはサウジ和平案を受入れるべきだと語った。(H)

入植地跡を使ってロケットの試射を

 行い、イスラエルに対する攻撃を
準備していると、ハマスの高官が

 発表。イスラエルが返還した入植地
は、様々なテロ活動の基地となって

 いる。(Y)

*ユダヤ系市民のアラブ系市民に対する反感がこの2年間で急増してい
ることが判明。アラブ系市民から投票権を剥奪すべきだという意見も、
この2年間で倍増して40%に達した。(Y)

2007年3月29日(木)
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*NGOからの資金着服の疑いで捜査を受けているヒルクソン財務相が
休職すべきかどうかの判断は、時期尚早だとマズズ検事総長。疑惑に
ついてまだ警察が捜査を進めているため。(H,P)

*アラブ首脳会議で、サウジアラビアの中東和平案を全会一致で承認。
難民帰還条項は変更されず。アッバス議長は賛成したが、イスラエル
との共存を拒否するハマスのハニエ首相は棄権した。
(H,Y)

ガザから7発のロケット砲攻撃。

 入植地跡でロケット砲を発射していたパレスチナ人4人を空軍が攻撃し、

 2人に重傷を負わせた。空軍がガザからのロケット砲攻撃に反撃を行う

 のは数ヶ月ぶり。(H,Y,P)

*治安部隊1000人が、ホメシュに残留していた480人の右派活動
家を強制排除。右派は何度でも現場に戻ると宣言している。(H,P)

自治政府のアッバス議長親衛隊と国防軍治安協力を開始。アッバス
議長のガザ-西岸地区間の移動時の警備などで連携を行う。(Y)

*キリスト教福音派指導者多数が国会を訪問し、エルサレム再統一40
周年の祝典。過去のユダヤ人迫害を悔改める書簡も手渡した。(Y,H)

*エルサレムの保守派ユダヤ教神学校が、同性愛者の受入を拒否する方
針を確認。保守派では同性愛者のラビ任命を認める決定を行い、ニュ
ーヨークの神学校はすでに同性愛者の受入を決めている。(H)

*英語教育を最優先課題にする方針を、教育省が発表。教師の訓練のほ
か、3万冊の英語の本を購入して学校に配備する。(P)

2007年3月30日(金)
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サウジ和平案のアラブ首脳会議での承認を受け、ペレス副首相が「話
し合うべき時だ」と発言。オルマート首相も「真剣に取り組むべきだ」
との考えを示した。(H,P)

*イスラエルがアラブの提案する和平案をそのまま受け入れることを拒
否するなら、地域戦争になるとアッバス議長が警告。(Y,H,P)

ファタハの軍事部門の指導者が、

 火曜日のロケット砲攻撃の犯

 声明を出し、停戦を破棄すると宣言。

 米国からファタハに支給予定の支援
金5900万ドルを、イスラエル攻撃に

 使用すると語った。(Y)

*セクハラ容疑で訴えられたラモン元法相に、公共奉仕120時間の刑。
しかし、不適切行為であるが犯罪には当たらないとの判断が示された
ため、早くも政界復帰を求める声が出ている。(Y,P)

*ヘブロンで先週から入植者が占拠している家の元所有者を自治政府と
ヨルダンが逮捕。家をユダヤ人に売った疑い。入植者らは「正規購入
の証拠」と語るが、左派は入植者に退去を要求している。(P)

*ガザ周辺の家屋をカッサム砲に対抗して補強する費用は10億シケル。
新型のカッサムで射程内となるアシケロンは含まず。(H)

ハマスのダマスカス本部の指導者

 マシャールが、イスラエルを武力で
滅ぼす戦略に変わりは無いと宣言。

 平和共存を拒否した。(P)

過越の祭を控え、多くの民間団体が貧しい人のために祭のための食料
を配給中。過越祭は来週火曜から1週間続く。(P)

*アラブ系市民の女性同性愛者がハイファで大会を開催し、300人が
参加。約30人のイスラム教徒が会場外で反対デモを行った。(H)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp