イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2007年3月25日(日)
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*国連安保理がイランに対する追加制裁を決議。イランの武器輸出を禁
止し、核開発に関わる個人の資産などを凍結する。アフマディネジャ
ド大統領は出席を中止。形勢不利と判断したもよう。(P,H)

イランが英兵15人を「領海を侵犯

 した」との理由で拘束。イラクで
拘束されている工作員と捕虜交換

 するのが目的との見方も。(P,H,Y)

*土曜夜に国連のパン・ギムン事務総長がイスラエル入り。サウジ和平
案をもとに中東和平交渉を進めるべきだとの見解を示した。(P,H,Y)

ライス国務長官が、今日からイスラエルを訪問。イスラエルとパレス
チナの首脳のほか、パン・ギムン事務総長とも会談する。(P,H,Y)

*2005年に撤去された西岸地区の入植地ホメシュの跡地で多数の右
派入植者が行進し、実力で入植地を奪還すると宣言。入植地の撤去が
間違っていたことは明らかだとの主張による。(P,H)

ハマスのメンバーが自治警察司令官をガザで殺害。ファタハとハマス
の抗争が再燃するとの懸念が高まっている。(H)

シリアがイスラエルからの直接交渉の申し出を断っていたと、カター
ルの新聞が報道。アサド大統領は、イスラエルとの和平交渉は現時点
では政権が弱すぎて不可能だと語っていた。(P)

*YMCAが企画したサイクリングに400人のパレスチナ人、イスラ
エル人、外国人が参加。しかし軍は、違法デモだとして中止させた。
占領に抗議するのが目的だったと主催者側は説明している。(P)

2007年3月26日(月)
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*ホメシュの入植地跡を目指す入植者と、国防軍は流血を回避するため
交渉中。今日は数千人の右派が現地に集まる見込み。(P,H,Y)

ライス国務長官は、アッバス議長、パン・ギムン事務総長との会談を
済ませてエルサレムでオルマート首相と会談。今週に開催されるアラ
ブリーグへの対策が議論の中心になったもよう。(P,H)

*国連のパン・ギムン事務総長も、アッバス議長、オルマート首相と会
談。アラブ諸国が作成したサウジ和平案を推進する考えを示した。事
務総長はアラブリーグの会議に出席へ。(H,P)

*カディマの支持率が低迷を続ける中、リブニ外相が「カディマは倒れ
ない」と演説。リブニ氏の人気は高い。(P,Y)

*今週後半、ヒルクソン蔵相に対する警察の2回目の取調べ。警察は、
蔵相が労働組合時代に資金を着服したと見て捜査中。(P,H)

*昨年夏以来、エジプトとガザを結ぶラファの検問所はわずか57日し
か開いていないと、EUの監視員がイスラエルを非難。通過を認めな
いなら監視員を引き揚げると、監視部隊が警告した。(P)

イランは国連安保理決議を拒否し、あくまでウラン濃縮を継続すると
宣言。
国際原子力機関の活動を制限する対抗措置を取った。(P)

*ノルウェーに続き、スウェーデンも自治政府を承認。外相がラマラを
訪問し、関係を修復する方針を伝えた。(Y)

*国防軍が、イスラエル車にパレスチナ人の同乗を禁じる措置を撤回。
アラブ系市民がイスラエル車で自爆テロリストを運ぶのを阻止するた
めだが、人道支援活動に支障が出るとの非難が出ていた。(H)

2007年3月27日(火)
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ライス国務長官は、昨日もアッバス議長、ヨルダンのアブドラ国王、
オルマート首相と再会談。オルマート首相はパレスチナとの和平交渉
に合意したもようだが、米国とは意見の違いもある。(P,H,Y)

*ホメシュの入植地跡には約2000人の右派が集結。国防軍は強制排
除を行っていないが、右派は夜になる前に大半が帰宅したもよう。し
かし、数百人はテントなどを持ち込み現場に止まる構え。(P,H,Y)

*アラブリーグが、サウジ和平案をイスラエルの受入れ可能な内容に変
更か。
一部の条項を変更する可能性を、サウジアラビアの外相が示唆
した。今週のアラブリーグでの討議が注目されている。(P,H,Y)

*刑務所のガノット長官が、警察長官への就任を断念。政府の調査委員
会が、ガノット氏は不適任だとの結論に傾いているため。(H,Y)

*カツァブ大統領に対する新たなセクハラの訴え。現在進んでいるセク
ハラ容疑の訴追手続きに遅れが出る可能性が出ている。(H,Y)

*ガザでの世論調査で、ハマスが政権運営に失敗したとの見方が3分の
2超。次回の選挙でもハマスに投票する人は4分の1以下。(P)

*パレスチナの世論調査で、新政権がイスラエルの承認、暴力放棄、過
去の合意遵守などの国際社会の3条件を受け入れるべきだとの意見が
48%。しかし、反対もほぼ同数だった
。(H)

*キリスト教福音派の指導者200人が、イスラエルの国会議員とエル
サレムで3日間の集会。キリスト教のユダヤ人迫害の罪を悔改める書
簡をイスラエルの議員に渡すことも計画されている。(Y)

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[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp