大事なニュースのような気がしたので、、、。 | 日本のお姉さん

大事なニュースのような気がしたので、、、。

 2006年の中国における紡織品の対米輸出が、金額ベースで231億米ドルにとどまったことが分かった。伸び幅は18.1%と前年比で48ポイントの下落。対EU(欧州連合)輸出も21.7%増の230億米ドルで、33.6ポイントの下落。紡織品に対し設けられた輸出量制限の影響を受けた形で、同様の制限が設けられていないその他地域への輸出は20ポイントの増加。国家発展・改革委員会(発改委)は、さらなる人民元切り上げがあれば、価格競争力も大きく減退する可能性があるとして、今後は楽観視できないと警鐘を鳴らす。中国の紡織品企業にとっては、苦しい状況が続きそうだ。

 発改委の報告によると、昨年通年の繊維業界の輸出額は25.1%増の1,471億米ドル。内訳は紡織品が18.8%増の523億米ドル、アパレル製品は28.9%増の948億米ドルとなっている。
 
 地域別にみると、輸出に関して制限が設けられていない地域への紡織品輸出額は1,010億米ドルに達し、27.7%の増加。このうち、香港、トルコ、カナダへの輸出は、それぞれ21.2%、217.5%、44.9%と急伸している。
 
 対米・EU向け輸出の減少については、輸出制限を受け、労働コストがより安いインドや東南アジア地域へ受注を移動させる動きがあったことも要因の一つと考えられる。
 
 ただ発改委は、貿易環境の悪化を指摘しながらも、今年の繊維製品の総生産量や主要業務売り上げ、純利益などはともに15%の伸び幅で増加すると予測している。

3月26日8時0分配信 NNA

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070326-00000001-nna-int