チャイナが北朝鮮をそのままキープしたいのは確か。

【北京25日時事】中国の胡錦濤国家主席は26日から3日間の日程で ロシアを公式訪問する。 プーチン大統領と会談し、北朝鮮とイランの核問題について、対話を通じ た解決への連携強化を確認する。 軍事・エネルギーなどの分野で戦略的協力も強化する方針で、共同声明・ コミュニケなど政治文書を発表する。 　 3月25日15時1分配信 時事通信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070325-00000049-jij-int ～～～～～～～～～～～～～～～～～～ チャイナが北朝鮮に対して、独自に経済封鎖をしたら、北朝鮮の経済を 破綻させることができるはずだ。それほど、チャイナと北朝鮮の物資の 行き来は多いのだし、 アメリカがマカオの銀行を調べて、北朝鮮の資金浄化に係わっていると いう証拠を突き止める前に、そんな事はとっくに把握していただろうし、 アメリカよりも先にマカオの銀行を凍結させることができただろう。 いくらでも北朝鮮を経済的に苦しめることができたはず。 それをしないのは、チャイナは北朝鮮をキープしておきたいからだ。 アメリカの要請でマカオの銀行の資金を凍結するのを合意したのは、 アメリカが証拠を揃えてきたのでアメリカに恩を売っただけ。 北朝鮮がニセ元札を作って、チャイナに流通させたことをチャイナも 怒っていたから。今回、マカオの銀行の資金凍結をアメリカが解いて 喜ぶのは北朝鮮だが、チャイナの中の北朝鮮と貿易していた人間も 嬉しいはず。北朝鮮が、ニセ元札をもう作らないと約束したのなら、別に 今後も資金を凍結する理由はチャイナには無い。 今までだってチャイナが北朝鮮に経済封鎖はやっている様子は無かった。 北朝鮮とチャイナはずっと変わらず貿易を行っていたし、荷物を検査して いる様子も無かったそうだ。 北朝鮮が、チャイナの言うことを聞く国になれば、チャイナはそれで 満足だし、北朝鮮に表面的に核開発を止めるポーズをさせることが できたら日本の手前、アメリカとチャイナはやることをやったということ になる。 日本は、拉致された日本人を返さない限り、北朝鮮には援助をしないし、 交際をしないというメッセージを引っ込めてはいけない。 また、アメリカとチャイナが本当に北朝鮮に核を止めさせることができたか どうか、確認しないことには、安心してはいけない。 今後、核開発をしないとしても、今まで作っていた核は隠して温存するはず だから、その行方も追跡してもらわなければ、安心してはいけない。 今まで北朝鮮には、ずっと日本は裏切られてきたのだから。