北朝鮮は世界中から人間を拉致していた。

米国のラジオ「自由アジア放送」（ＲＦＡ）は、北朝鮮に拉致された ルーマニア人女性被害者について、「ドイナ・ブンベア」と確認されたと 報じた。２０日付のルーマニア紙「エベニメントゥル・ジレイ」の報道として 伝えた。ルーマニア人被害者については、曽我ひとみさんの夫、 チャールズ・ジェンキンスさんが証言していたが、名前は「ドイナ」としか 分かっていなかった。身元判明で、国際社会は北朝鮮側を具体的に追 及するカードを１枚得た形だ。 　ドイナさんは１９５０年生まれ。彫刻や絵画を手掛ける芸術家で、 滞在先のイタリアで７８年、消息を絶った。ジェンキンスさんの証言に よると、北朝鮮では脱走米兵ジェームズ・ドレスノク氏と結婚、９７年１月に がんで死去したという。 　同紙によれば、英国で作成された北朝鮮ドキュメンタリー映像に ドレスノク氏とドイナさんの息子が写っており、これを見たドイナさんの 親族がドイナさんと「うりふたつ」と証言した。息子は「ガブリエル」と呼ばれ、 ドイナさんの弟と同じ名前という。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇ 　≪北追及「好カード」≫ 　ルーマニア人被害者「ドイナ」の親族が名乗り出て、身元が確認された ことは、１９７０年代後半を中心に世界各地で拉致を繰り返した北朝鮮を 追及する格好の材料となる。 　曽我ひとみさんとジェンキンスさんは北朝鮮で一時、ドイナさんと同じ アパートで暮らしていたことがあったという。 　ジェンキンスさんの著書などによると、芸術家の卵だったドイナさんは、 イタリアの芸術学校で学んでいた際、羽振りが良さそうな「イタリア人」を 名乗る男に「香港の美術業界はおもしろいぞ」と誘われた。 ２人で香港に向かったはずだったが、到着したのは平壌。 男は「北朝鮮のシンパか、雇われ工作員だった」という。 　ドイナさんが拉致されたのは７８年。曽我さんやレバノン人被害者、 シーハム・スリダホさん、タイ人被害者、アノーチェ・パンジョイさんも同じ 年に拉致され、いずれもジェンキンスさんら脱走米兵４人の妻となった。 工作員の日本人化教育の教官や合法身分の獲得以外の拉致の目的の 一端が浮かび上がる。 　ドイナさんの祖国ルーマニアは旧共産圏で、かつては北朝鮮の友好国。 地村保志さん（５１）夫妻や原敕晁（ただあき）さん＝拉致当時（４３）＝ 拉致の実行犯として国際手配されている工作員、辛光洙容疑者（７７）は 当局の配慮のもと、ルーマニアのブカレスト工業学大学に留学したことも あった。北朝鮮はその友好国の国民までも拉致していた。 　今年２月に来日したルーマニアのポペスクタリチェアヌ首相は、安倍晋三 首相との会談で「ドイナ」の存在に言及。ルーマニア政府は北朝鮮側に 確認作業を要請しているが、応じていないという。 ポペスクタリチェアヌ首相は「問題解決のため、政治的、技術的な無条件 の協力を約束する」と語っており、国際的な拉致追及の動きに弾みが つきそうだ。 　一方、拉致被害者家族の支援組織「救う会」の西岡力副会長は 「ルーマニアへ行き、事実関係を確かめたい。家族と連携して北朝鮮に いるドイナ・ブンベアさんの息子の救出にもあたりたい」と話しており、 家族の国際連携を模索する方針だ。 3月23日8時0分配信 産経新聞 ～～～～～～～～～～～～～～ ジェンキンス氏によると、ドイナさんは、癌で苦しんでいたので、 看護婦だった曽我ひとみさんが痛み止めの注射をしていたそうだ。 ドイナさんの夫、ジェームズ・ドレスノク氏は、ジェンキンス氏に 「早く死んだらいいのに。」とぼやいていたそうだ。 北朝鮮にあてがわれた妻だから、愛情は無かったのかもしれない。 ドイナさんが死んだら、北朝鮮が別の妻をくれるとでも思っていたのか？

ドイナさんが息子に弟の名前をつけたというのも悲しいが、息子さんの顔が

やけにハンサムなのも悲しい。ドイナさんは美人だったのだろう。

外国人を拉致して奴隷にしたり、北朝鮮にいる外国人の工作員のお嫁さんに

したり、好きなように外国人の人生を操る罪は、誰にも裁かれず、拉致された

日本人は日本に帰れないまま北朝鮮で死んでいくのだろうか。

日本だけでは、何もできないのだろうが、ルーマニアや、レバノンやタイなど、

他国と組んでなんとか、北朝鮮から拉致された彼らを救い出せないものか。

人権問題ではカナダが熱心なので、カナダ人にも協力してもらえないものか。

アメリカは、北朝鮮の経済封鎖を解いたし、日本軍の過去の罪をさらに

裁きたいようだし、６カ国協議は、北朝鮮が帰国して終わってしまったし、

なんだか弱くていい加減で、チャイナに犯されつつある国に見えて心配だ。

イラクで忙しいから、アジアの平和が破れそうな場所は、急いで応急処理だけ

しておきたい様子。北朝鮮はまさか、経済封鎖された金を受け取ったら、

核施設の査察はさせないなどと言い出さないだろうね。国連は拉致された

被害者を助けるために何もしてくれない。チャイナやロシアは、人権問題が

国連に出てくるといつも反対するし、強い民主主義の国が無いと、国連など

あってもあまり意味が無い。日本は、アメリカに頼って軍隊も無く、

ミサイルも核も無く、スパイ防止法もなく、周りの国の善意を信頼するだけで

存続できると思っているが、何を根拠にそう信じることができるのだろう。

頼みのアメリカがだんだんチャイナに頼っている国になってきているし、

チャイナロビーが日本の首相に謝らせることができるような時代だよ。

日本の首相は、アメリカが日本の立場をこれ以上、おとしめないと誓わないと

アメリカに行ってはダメだ。日本の武器は経済援助や経済封鎖しかない。

人権問題や民主化をどんどん武器にして、世界に感情で訴えって味方を

増やして拉致された日本人を取り戻すしかない。

首相によって、どんどん趣旨が変わるようじゃいけない。

北朝鮮には、ずっと拉致された日本人を返せと言い続けてブレないことだ。

日本はアジアの貴重な民主主義の国なんだと、もっと世界にアピールして、

日本を中心にアジアの民主化を進める仕事をしないと、チャイナが、アジアを

取り込んで共産化してしまいそう。日本は、もっとアジアで積極的になっても

いい。阿部首相や麻生外務大臣ががんばってくれていると思うけど、

肝心な親分のアメリカの内部にチャイナロビーがいて、単純なアメリカ人を

操って日本嫌いを増やしているようじゃ、心もとないな。

金を使って広告会社たちに、いいアイデアを募り、日本のイメージアップを

はかるＣＭや、拉致された人を救いたいのだというＣＭをどんどんアメリカで

流したらどうか。