宮崎正弘氏の無料メルマガに乗っていた東国原知事の慰安婦に関する発言。
(読者の声4) 先週、宮崎県の東国原知事が、今週は元宮城県知事の浅野氏
が外人記者クラブで講演と会見をしました。
両者に記者からぶつけられた同じ質問があります。
それは、”いわゆる ”(某国の総理が好きな言い回し)慰安婦問題です。
地方自治に与っている、あるいは与っただけとはいえ、知事なら国政の舞台に
乗り出そうとの思いを秘めていなくても、国際問題にもきちんと受け答えが
できないといけません。
東国原知事は、事実の検証、つまり
日本の歴史の正義と韓国の歴史の正
義をそれぞれよく検証することが大切と
応えていました。
「正義」という言葉遣いは適当でありませんが、当時娼妓(とまどいながらこう
発言)は
月に300円以上稼いでいたが、当時
の兵隊さんの給料は10円にも満たず、
娼妓のなり手はたくさんいたと、
歴史的な事実を踏まえて、日本軍が
強制的に売春をやらせていたという
見方には距離を置いていました。
戦前、朝鮮は日本に併合された日本領
だったこと、売春は当時合法だったこと
など、外人記者を前に事実を押さえた真摯な発言ぶりでした。
たくさん駆けつけたTV、新聞含め日本のマスコミはこの部分をまったく報道して
いませんが、私が一番注目した”そのまんま発言”はこの部分でした。
慰安婦問題について質問されるとは、想定外だったと思います。
超多忙の中で冒頭の3分ほどだけでしたが、かなり準備したと思われる内容を
しっかりとした英語でスピーチしていました。
まだ海のものとも山のものともつかない東国原知事の手腕ですが、同じ
タレント出身とはいえ、生活保護申請はすべて受け付けることをキャッチ・
フレーズに、 都知事に立候補した、なんみょうタレントの桜某とは、中身が
違うことは確かなようです。
『正論』四月号で金美齢女士が、「東国原英夫知事に見る人生再チャレンジの
意味」と題した論文で、同知事に好意的な眼差しを向けて書いています。
女性の(失礼!)直観力とはすごいものです。
一方浅野氏は、慰安婦問題について、一部軍隊が無理やりしたことは
事実であると思うので、河野談話のように謝るべきと発言していました。
同氏は日の丸・君が代の強制を改めることもマニフェストにしており、三島
由紀夫が50年以上前に、官僚の啓蒙主義の左傾化を警告していましたが、
23年高級官僚だった同氏も、左に傾いています。
この度出馬した同氏の支持母体はグラス・ルーツ(同氏はアン・アフィーリエイ
テッド・ピープルと表現していましたが)、つまりあやしげな市民団体です。
スロー・フーズをシロー・フーズと茶化す話し振りも感心しない仁です。
同氏が都知事に当選するとは思いませんが、そうかと云って、今や家族愛だけ
の現職や、トリック・スター的建築屋もナンダカナアとなると白票を投じるしか
ない今回の都知事選です。
(HN生、品川)
(宮崎正弘のコメント) そのまんま知事の従軍慰安婦発言は、マスコミが
まったく取り上げませんでしたが、ネットでは大評判となって保守陣営のネ
チズンは殆ど知っているようです。
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家族愛だけかどうかは、分からないが、息子の絵を採用してもしなくても
それ相当の費用がかかっただろうし、むしろ、息子を使ったので安くあがって
いるというどこかの報告もあったけどな。
息子であるから、採用するべきではなかったのだろうか。
友達の建築家は使わなかったけどね。
なんみょうタレントの桜某は、創価学会。出馬を決めた理由は、朝起きて
なんとなく、出ろという声が聞こえたからだそうです。怪しげな理由。
トリック・スター的建築屋は、浅野氏に「あんた、出馬を決めてから宮崎から
出てきたらよかったんだよ。」なんて言っていて、以外に面白い人だなと思った。
面白いでは、知事は務まりませんが、選挙の日は誕生日で、パリにいるんだと
言うからふざけている。財政的には東京だけでも、ひとつの国と同じ価値が
ある場所なのに、ふざけた人に政治をされては困るな。