渡部亮次郎のメル・マガ頂門の一針 「古澤 襄氏」の文章を読んでください。 | 日本のお姉さん

渡部亮次郎のメル・マガ頂門の一針 「古澤 襄氏」の文章を読んでください。

欧米的な思考回路の陥穽

           古澤 襄

戦後、私たちの思考回路は、より欧米的になっている。その思考回路で
中国の将来をみるのは危険な気がする。あの国は極めてアジア的な独裁
国家である。世界一の人口を擁しているから、人命尊重とか人権という
発想が、もともとない。

北朝鮮やミャンマーも大同小異。法は国家のために存在し、国民のため
に存在するものではない。

大方が予測しているのは、中国の急激な経済発展は、日本のバブル経済
のようなもので、北京オリンピック、上海万博の後のある時期に、経済
破綻をきたすということだろう。私も同じ予測をしている。

しかし中国もそれを予測し、しかも怖れていないと考えたらどうだろう
か。経済発展がとまり、豊かさに慣れた一部が不満を持っても、それは
13億の民の1割程度であろう。不満を持っても、大規模な叛乱をおこす
エネルギーはないとみておいた方がよい。

叛乱の兆しがあれば、天安門事件でみせた様に容赦なく弾圧するであろ
う。不満を持っても他の10億の極貧層に較べれば、はるかに恵まれた階
層だから、弾圧の危険を冒す筈がない。

10億の極貧層はどうか。各地で農民暴動が頻発しているのは事実だが、
これも容赦せずに官憲によって鎮圧されている。北京にまで筵(むしろ)
旗を立てて、攻めのぼる大規模叛乱の兆しはない。

北京を護衛している人民解放軍は、満州族を中心とした精鋭部隊(第38
軍)。朝鮮戦争で鴨緑江を渡ってきた義勇軍、林彪指揮下の第4野戦軍
の系列に属する部隊。毛沢東は「万歳軍」の名を与えている。漢族が満
州族に守られているから奇異といえば、これほど不思議なことはない。

しかも天安門事件で武力鎮圧に当たった実行部隊は第27軍。中ソ国境の
部隊で、北京語を話せないモンゴル兵主体だというが、実態が明らかで
ない。しかし、第27軍が五六式突撃銃を水平に構え、一斉射撃をして鎮
圧に当たったのは周知の事実。

1989年の天安門事件から18年の歳月が経った。その間に人民解放軍は毎
年2桁の軍備拡張を続けて、装備の近代化、機動力の強化が著しい。大
規模な市民革命や農民革命は予測できないが、もし共産主義政権が倒れ
るとすれば、人民解放軍による軍事叛乱しか、あり得ない。その兆候は
皆無といえる。

共産主義政権内での権力闘争はあるが、人民解放軍が動かないかぎり、
コップの中の嵐に過ぎない。欧米が中国の変化に過大な期待をするのは
禁物といえよう。

目立つ中国の軍備拡張について、欧米諸国は、その意図を図りかねてい
る。しかし、案外、単純なことではないか。人民解放軍を引き寄せてお
くために、装備の近代化、機動力の強化というオモチヤを与えてきた結
果ではなかろうか。極めて内政的な問題に思える。

さらにいうなら、支那史を振り返ると、中国は辺境民族によって支配さ
れた歴史を持っている。漢民族は伝統的に新彊ウイグル地区などの叛乱
を過大視する傾向がある。

辺境民族に対しては、近代化され機動力を持つ軍事力で押さえ込み、人
権を抑圧し、民主的報道は徹底した管制下に置く”力による抑圧政策”
をとっている。欧米的な思考では理解できないプリミテイブなアジア的
抑圧政策といえる。

その中国が世界経済の中で大きな影響力を持つに至った。欧米からみれ
ば無限ともいえる安い労働力が魅力であり、13億の民を抱えた巨大な市
場が魅力である。中国経済が破綻すれば、影響は世界に波及する。中国
の国内は武力によって制圧できると、中国の為政者は自信を持っている
のではなかろうか。

むしろ中国経済が破綻するば、その影響を受けるのは、日本であり、米
国。日本企業は、中国の安価な労働力に目を奪われ、生産拠点を中国に
移してきた。中国がコケれば日本もコケる。

それだけでない。日本の技術力までもが中国に盗まれている。それでも
中国の安価な労働力の魅力から離れるわけにはいかない。ますます依存
の度合いを深める危険性すらある。

日本の製造業は空洞化され、農業も高い生産コストに喘ぐ状況を生んで
いる。消費者である都市住民は、より安い品物に殺到する。中国の安価
な労働力に依存することは、日本が半永久的に中国に依存せざるを得な
い構造を生んでいる。中国は慌てて共産主義を輸出する必要はない。安
価な労働力で日本の首根っこを押さえ、あとは日本の混乱を待っていれ
ばいい。

米国がクシャミをすれば、日本は風邪をひくといわれたが、その中に中
国がクシャミをすれば、日本は風邪をひくことになる。これを打開する
即効性がある処方箋はない。日本は今や世界第2の経済大国ではなくな
った。むしろ消費大国・日本といってもよいだろう。免疫性がないから
惰弱な体質といってもよいだろう。

中国へ、中国へと草木も靡く傾向には、危ういものを感じる。市場経済
主義、効率主義、コスト主義という欧米的な発想だけでは、中国のアジ
ア的な発想に呑み込まれてしまうのではないか。

中国より距離は遠いが、インドの巨大な人口、安価な労働力、先端的な
技術力にも目を配る必要がある。中国依存の構造を分散化しておく戦略
的な思考が求められる。石油を中東だけに依存せず、ロシア石油にも目
を配る分散化と同じ発想である。

経済合理主義でひた走るよりも、国家の安全保障を念頭に置いた戦略的
な思考がないと、中国の経済破綻が現実のものとなった時に、
慌てふた
いめいて悔いを千載に残すことになりはせぬか。


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渡部亮次郎のメイル・マガジン 頂門の一針  第742号
             平成19(2007)年03月17日(土)
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考えさせられた!!
日本政府は、しっかりしてくださいよ~。

それでも、安部首相は、今までのチャイナにODAをばらまく元首相たちより、

マシなんじゃないの?アメリカは、なんで異常に安部首相を嫌うかね。

ようするに、アメリカは日本には、これまでどおり腰抜け国家でいてほしい

だけじゃん。アメrカの願いはチャイナと同じ。

「アメリカはビンのフタになって、日本を封じ込めるから、チャイナは安心する

ように。」って、チャイナを言いくるめているそうだけど、チャイナは全然言いくる

められてなくて、軍拡ばかり進めているではないか。

日本が危機感を持ったら、日本を安心させずに、阿部首相を極右呼ばわり

して、戦争中の日本軍の話を持ち出して、日本は悪い悪いと、メディアを使って

日本のイメージを落としている。チャイナの思惑通りのことをやっている。

相当、アメリカとチャイナはくっついているのではないか。

アメリカが、チャイナに言いくるめられているというか、戦前の様子とおんなじ

ことが、目の前に出来上がっているようだ。

アメリカも、危ない国だな。アメリカが、日本をずっと守ってくれると信じていい

のか。


アメリカには、日本の大切さが分かっていない人がかなりいる。危険だ。

今は、アメリカはチャイナに工場をたくさん持っているし、チャイナはアメリカ

国債を日本より、買っているらしい。アメリカは、たとえ、チャイナがアメリカ

国債を売りに出しても大丈夫だと言っているけど、今は大丈夫でも、

今後はどうなるの。アメリカは、日本にしたように、チャイナを手なずけるつもり

だろうが、金に関してはチャイナはこすからいし、チャイナはいtるも堂々と

ウソをつくから、日本に対するみたいには、いかないだろう。

アメリカは、今までのようには、頼れる相手ではないのかもしれない。


でも、日本人が軍隊を持ちたくないなら、ずっとアメリカの言いなりでいるしか

ないな。最後までアメリカに付き合って、一緒に没落するか、、、。


チャイナは、チャイナロビーを使って、影でアメリカをコントロールして、

日本を憎ませるように仕掛けているくせに、日本に対してはほほえみ外交に

戻っているから、気色が悪い。映画を利用して「南京大虐殺」を大々的に

宣伝しようとしているし、これでは本当に無かったことも、あったことになって

しまうよ。一般人としては、チャイナのやり方にむかつくし、チャイナに直ぐ

コントロールされる単純なアメリカ人にがっかりだよ。


日本が防衛を頼っているアメリカが、いつのまにかチャイナ寄りになっていたら、

アメリカに金を出している意味がない。アメリカがチャイナに歩み寄って、それ

で平和が保てるならいいけど、チャイナの軍は、台湾と戦争をしたくてウズウズ

している様子。共産党が国民を戦争好きで、凶暴な人民であるように、幼稚園

から反日教育をしているから、そういう子供が軍部のトップになってクーデター

を起こしたら、毛沢東の時代のようにチャイナは一気に軍国主義になる。

チャイナは昔から常に周りの国に戦争をしかけていた。

今は、30年間、戦争をしていないそうだ。ハイテク軍備が揃ったら始めそう。


アメリカは、チャイナを日本の代わりに金をしぼりとる国にする気か?

チャイナから金を取れるようになったら、日本はお呼びじゃなくなるのかな。

聖書の予言では、世界の終わりにはアメリカはどう見ても没落している。

ロシアとチャイナは結託してヨーロッパの独裁者の要請に従って、大きな

軍隊をゴラン高原に送り出しているし、軍国主義になっている。

まだまだ先の予言だけれど、最近のロシアは金持ちだし、なんとなく、予言が

実現しかけている。2020年には、チャイナはハイテクの設備を備えた軍事

国家になるつもりだと宣言している。9月には月にも行くつもりだし、やる気満々。

30年間、戦争をしていないから、戦争大好きなチャイナの軍隊は、そういう

方面に精力を注いでいるのだろう。

日本のビジョンは?日本は、どうなの?

チャイナが超軍事大国になったとき、日本はどうなっているの?

どうなっていたいの?