朝鮮総連への圧力、経済制裁が効いているようだ。
【北京=名村隆寛】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の5作業部会のうち4つ目の北東アジア安全保障に関する作業部会が16日、北京のロシア大使館で開かれた。
日本側が「拉致や核、ミサイルの問題を解決し日朝国交正常化をすることが北東アジアの平和と安全に資する」と述べたのに対し、北朝鮮の鄭泰洋(チョン・テヤン)外務省米州副局長は「北東アジアでは軍事競争が続き、冷戦状態が残っている」と反論。「米国と日本の(対北)敵対姿勢が問題で、日本による朝鮮総連への圧力、経済制裁、拉致問題(取り上げ)が国交正常化を阻んでいる」と批判した。 この作業部会は、朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に転換する問題や、北朝鮮に対する「安全の保証」をめぐる協議が予想されていたものの、具体的な話し合いは行われず約2時間で終了した。 3月17日8時1分配信 産経新聞 |