円で遊ぶ連中はまだまだいるらしい。
アジア開発銀行(ADB)の黒田東彦総裁は13日、ここ数週間に投資家はリスク資産への投資を減らしているが、本格的な円キャリートレードの巻き戻しはまだ始まっていないとの認識を示した。
黒田総裁は会議に出席した際、ロイターに対し、サブプライム融資(信用度の低い借り手への融資)を含む米住宅セクターの問題は注意深く監視する必要があるが、個人消費を損なう可能性は低いとの見解も明らかにした。
総裁は、円キャリートレードを解消する動きが一部で見られるが、本格的な巻き戻しはまだ始まっていないと指摘。もしそれが本格的なものならば外為市場の変動はもっと大きなものになっているはずで、実際はそうなっていないと述べた。
また、キャリートレードは簡単に巻き戻せるものではないが、永遠に続くものでもないとも指摘。米経済が一段と減速したり、インフレがゼロに近い日本で金利変更があれば、キャリートレードが解消される可能性があると語った。
黒田総裁は会議に出席した際、ロイターに対し、サブプライム融資(信用度の低い借り手への融資)を含む米住宅セクターの問題は注意深く監視する必要があるが、個人消費を損なう可能性は低いとの見解も明らかにした。
総裁は、円キャリートレードを解消する動きが一部で見られるが、本格的な巻き戻しはまだ始まっていないと指摘。もしそれが本格的なものならば外為市場の変動はもっと大きなものになっているはずで、実際はそうなっていないと述べた。
また、キャリートレードは簡単に巻き戻せるものではないが、永遠に続くものでもないとも指摘。米経済が一段と減速したり、インフレがゼロに近い日本で金利変更があれば、キャリートレードが解消される可能性があると語った。
[ロンドン 13日 ロイター]
(07/03/14 09:04)