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ためになる無料メルマガ「JMM」

今日の無料メルマガは、

「上海発で起こった株の取引が冷え込んだ理由は、

なんだと思いますか?」という村上氏の質問に、

何人かの専門家が意見を書いてくれているものでした。

何人かは、ヘッジファンドと言う、金で金を釣るような

はげかたのような連中の多くが、金利の安い日本の円を

タダ同然の金で借りて、その金で外国の金を買い、

外国の株を売り買いして儲けていたのだが、

日銀が、金利を上げてきたので、ヤバイと感じて、

日本円で遊ぶのを止めた結果、こうなった。

安い円を借りて遊ぶのを止めて、日本円に戻した。(円を買いだした。)

だから、円高になったと読んでいます。

グリーンスパン前FRB議長が、今年後半に米国経済が後退局面

入りする可能性を指摘したことが、世界的な株価下落のきっかけにも
なったそうです。もともとチャイナの株は会社の実体よりも、値が上がりすぎで

バブルぎみだったので、下がって当然だったのですが、

(みんなが、いつ売って儲けようかと待ちかまえていた状態)

金利の安い日本円を借りて、株を売り買いしていたヘッジファンドが

大勢いたという証拠でしょう。

テレビでは、上海人の投資家が、「会社も株も、全部国が管理しているから

どれも、安全なはずだよ。その内また値が上がるよ。上海が世界で影響力が

あるという証拠だよ。」と、あくまでも脳天気なことを言っていました。

北京の銀行で入金しても、上海の銀行に届くのに三日もかかる国で、

人件費ばかりかかって、儲けも少ないのに、株だけ高いというのも、

おかしな話しですが、上海の人々は、政府の手のひらで金を転がして

安全に遊んでいるつもりなのでしょう。

上海の株の下落がアメリカに影響して、日本にも影響したのですが、

バブルにならないように、実力のない会社の株が下がるのはいいことだし、

安い金利の日本の金で遊ぶヘッジファンドの連中が、意外と多かったと

分かったのもいいことです。(気持ちが悪いですが、それが事実だった。)

だったら、日銀が金利を上げたのは、正解だったということですね。

なるほど。

無料メルマガ「JMM」は、いつも読んでいておもしろいのですが、

今日のは、何人もの人が、短い文章で分かりやすくまとめてくれていて、

本当によかった。

専門家が書く文章なので、たまにすごく読みづらい時もありますが、

役に立つメルマガだと思います。


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 No.418 Monday Edition

【発行】  有限会社 村上龍事務所
【編集】  村上龍
【発行部数】128,653部
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