イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2007年3月7日(水)
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ハマスの指導者マシャールがイランでアフマディネジャド大統領と会
談。記者会見で「イスラエルは世界から消える」と語った。(P,H,Y)

*戦車での演習中に国防軍兵士が首に銃弾を受け、重傷。銃に誤って実
弾が装填されていたのが原因と見られている。(P,Y)

イランが独力で新しい原子炉の建設

を開始したと発表。国連安保理決 議にもかかわらず、

ウラン濃縮も予定通りに進める構え。(P,Y)

*耐性菌の感染事故が多くの病院で多発していることが判明。保健省は
注意を呼びかけている。(P,H,Y)

*カツァブ大統領の弾劾手続きは中断か。国会の委員会の段階で、必要
な賛成が得られない見込み。(P,H,Y)

*エルサレムの西壁周辺で行われている工事が神殿の丘に無関係である
ことを示すため、イスラエル政府が公開した現場の映像に21万件の
アクセス。イスラム教徒はこの工事に強く反対している。(Y)

*米国務省が、表現や集会の自由などを蹂躙しているとして、イランを
激しく非難。シリア、レバノンなども厳しい評価を受けた。(P)

*改宗を目的にイスラエルに入国しようとしたフィリピン人が強制送還
されていたことが判明。内務省の内部規定で改宗目的での入国は拒否
することになっているという。(P)

*ミス・イスラエルのコンテストに出場を目指していたドルーズ人女性
が、家族からの殺害を恐れて出場を

辞退。ドルーズ人社会では、伝統に違反した女性が家族に殺害

される事件が多い。(Y)


2007年3月8日(木)
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ヒズボラに攻撃された場合に大規模な反撃を行う方針は、昨年3月に
決定していたと、オルマート首相が戦争調査委員会で証言。軍事に弱
いペレツ氏を国防相にしたのは労働党の責任だと主張した。(H,Y)

*米国政府がイランに対する武器輸出の禁止など、より厳しい制裁措置
を求めて国連安保理各国と交渉中。ロシアも同調か。(H,Y)

*ガザで昨年に誘拐された国防軍兵士の解放交渉が大詰めか。エジプト
軍が仲介して交渉中。現在、イスラエル側が釈放するパレスチナ人テ
ロリストを確定する作業が進んでいるもよう。(P)

ファタハ系の逃亡テロリスト18人を、国防軍がラマラで拘束。自治
政府の軍事情報施設内に潜伏していた。(
H,P)

*新自治政府の内務相にハマスが指名したジャルワン氏にファタハが反
発。同氏はPLOの治安担当者だったがハマスとも関係が深い。(P)

*女性兵士の徴兵忌避を減らすため、国防軍が規定改正を検討中。現在
は、宗教などを理由に4割の女性が兵役についていない。(P)

*アラブ系市民女性の労働を増やすための対策を、支援団体モサワが国
会に要請。アラブ系市民の大学生は男女がほぼ同数だが、全女性のう
ち18%しか働いておらず、家族年収格差の原因になっている。(P)

*治療を拒否した結核患者が刑務所の治療施設に収容される事例が、過
去5年間に5件発生していたことが判明。(H)

*国防軍が新しい大型無人機を導入へ。250キロまでの武器を搭載で
きるため、偵察だけでなく小規模な攻撃にも利用できる。(H)

2007年3月9日(金)
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*大規模な反撃を行うことが昨年3月に決まっていたというオルマート
首相の発言をヒズボラが歓迎。戦争を仕掛けたのはイスラエルだとの
主張が裏づけられたと、ヒズボラの議員は語った。(Y)

*ガザとエジプトの国境にあるラファで暴動。自治警察が鎮圧に当たっ
たが、1人が死亡したもよう。(P,Y)

*スイスで行われたシリアとイスラエルの秘密交渉で、シリアの代表を
務めたシリア系米国人のスレイマン博士が、イスラエル国会で証言へ。
シリアが本気で和平を求めていることを説明するという。(H,Y)

*ガザで成立しているイスラエルとの停戦を、西岸地区にも拡大すると
のアッバス議長の提案に、ハマスとファタハが合意。(H)

*西岸地区のパレスチナ人の村で住民に予告無く国防軍が演習を実施し
たとして、人権団体が国防軍に抗議。(H)

*ユーロビジョン歌謡コンテストに出場するイスラエルのグループの「
狂気の指導者が…」との歌詞が、アフマディネジャド大統領を指すも
のだとの理由で、フィンランドの委員が出場停止を要求中。(H)

*1967年の戦争で、国防軍がエジプト軍の捕虜250人を殺害した
とのドキュメンタリーを制作した監督が、編集の不適切を認めた。証
言と無関係の写真で捕虜を殺害したような印象を与えたため。(P)

自治政府は大幅な歳出削減が必要だと世界銀行が報告。ハマスが実権
を握る前から、大赤字にもかかわらず治安部隊などを中心に増員を続
けており、公務員は16万5千人に達している。(P)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp