「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 通巻 第1726号 胡錦濤は事前に知っていたか | 日本のお姉さん

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 通巻 第1726号 胡錦濤は事前に知っていたか

 胡錦濤は軍の宇宙衛星破壊実験を事前に知っていたか
   軍内に共産党トップの意思を無視する強硬派が台頭しているのでは?


 予兆はあった。

 2000年と2002年版の中国「国防白書」には「宇宙の軍事利用はあっては

ならないし、国際間で軍事利用の禁止を協議するべきである」と謳っていた。
 それが2004年版で「宇宙は国際的な空間であり、人類共通の財産」と記さ

れるようになった。 さらに2006年版には、この記述が欠落していた。
 
 ASAT実験は2007年1月10日、米国が公表したのは1月18日。
 米欧日露が総立ちになって詳しい事情説明を中国にもとめてもナシのつぶ

てだった。
 北京が、やおら「中国の軍備はすべて防御的である」としたのは同月23日、

そして中国外務省が「中国はいかなる

国際条約にも違反していない」と白々し

コメントをだすのは、じつに2月8日に

なってからである。

 詭弁を弄する天才である中国は、「白を白」と言って、慣れない正義漢を

気取り、やがて「白は灰色」と言い換え、

いまや「白は黒だ」と開き直っている

のである。

 米国の有名なチャイナ・ウォッチャーの一人、ジェイムズ・マルビナン博士が

謂う。
 「第一のシナリオは、胡錦濤主席に宇宙衛星破壊のミサイル実験は知らされ

ていなかった。シビリアン・コントロールがまるで体をなしていない懼れがある。
第二のシナリオは、概要だけは胡主席に知らされていたが、具体的日時が知ら

されていなかった。
第三は、胡錦濤にすべてが知らされていたが、世界からこれほど強い反応が

あるとは予測していなかった」。

これら三つのシナリオのなかで、マルビナンは、「第二のシナリオの蓋然性が

一番強いのではないか」と言う(フーバー研究所『チャイナ・リーダーシップ・

モニター』、07年冬号)。

 かりにも胡錦濤は、党と国家の「中央軍事委員会」主席ではないか。
その軍のトップが実験の詳細を軍から知らされていなかった疑念が残るほど

に、こんどのASAT実験は、

軍に強硬派の台頭と、それを完全に

制御できない胡執行部の内部の確執

を同時に暗示しているのではないか

いずれにしても、中国のASAT実験の成功は、日米が開発中だったMD構想を

根底から吹き飛ばした。
MD(ミサイル防衛構想)では、もはや

中国の宇宙からの通信網攻撃におぼ

かないという分析が軍事評論家の

間に多くなった。
◎ ◎ ◎ ◎

    ♪
(読者の声1)ビーバーズ氏のホームページの紹介を載せていただきありがとうございました。ところで、一番肝心なURLが抜けているようですが。
http://www.occidentalism.org/?p=445
   (HM生、港区)


(編集部から)編集部が受け取った原文にこの箇所が抜けておりました。


   ♪
(読者の声2)「北京オリンピックに反対する地方議員と市民の会」というHPがあります。
http://mid.parfe.jp/kannyo/2008/top.htm
    (MY生)


(宮崎正弘のコメント) 一方で、「北京オリンピックを支援する会」というのが、河野洋平、野田毅ら親中派の政治家が中心となって出来ていますね。



    ♪
(読者の声3) 「エルオネス」3月号。先生の「華南を往く」を真っ先に読みました。
先生の書かれるレポートは、「正論」3月号の「プーチンが仕掛けた資源戦争」でも同様ですが、至近のニュースを読む時に必ず過去の事象の意味が深く抉り出されていて、過去時点に於けるわが国の対応の鈍さや拙さが現実を招いているのが大変よくわかります。
 その意味で、北朝鮮問題を協議するという名目の六者会議は12年前の米朝協議の繰り返しに過ぎず、問題はどうやら米中露の東アジア戦略再確認が行われたことに収斂するように思えます。端的に言えば「日本に核を持たせない」「弱い日本の継続で金を貢がせる」政策が大国間の共通利益として確認できたということではないだろうかと疑っています。
 いま「戦後体制の見直し」が掲げられていますが、戦後体制なる基本はヤルタ合意による戦勝国支配そのものであり、敗戦国日本の未来永劫にわたる弱体化が眼目とされます。
 2005年、プーチンの呼びかけでモスクワで開かれた対独戦勝60年記念式典に参加するブッシュ大統領は、直前にロシア占領地のラトビアに立ち寄って演説し、「ヤルタ合意は史上最大の過ちのひとつ」と批判しました。
戦勝国の中心アメリカが自ら批判した演説に、しかしわが日本は無反応だったのです。それより先1997年、ロシアを先進国首脳会議に参加させるかどうかを問われた日本は、何の条件もつけずに応諾しました。
当時、ソ連崩壊後の経済混乱でロシアは自国の原潜を日本海に放棄し、原子炉の放射能もれを防ぐ処置もできずに、日本に資金援助を頼んでいた。
不法に北方領土を占拠し続けることの理非をこのとき指摘する見識もなかったのです。
残念なのは、このように肝心なチャンスが来たときに立ち上がる勇気や智慧が、わが国の政治には無さそうだと繰り返し思わされることです。
         (HS生、豊橋)


(宮崎正弘のコメント)まったく、満腔の賛意をあらわしたい、と思います。
ところで、御覧いただいた雑誌『エルネオス』は、書店で殆ど売られていない会員制の雑誌のため、発売期間が済んだ時点で、華南旅行記は、小生のHPにカラー写真とともに掲載したいと考えております。
         ▽ ▽ ▽

     ♪
<宮崎正弘の近著>

『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊、最新刊)
http://item.rakuten.co.jp/book/4115513/
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書、増刷出来)
 『中国よ、反日ありがとう』(清流出版)
 『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房)
 『拉致』(徳間文庫、残部僅少)

宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
平成19年(2007年) 3月6日(火曜日)  貳
通巻 第1726号  

(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 

◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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軍の中に戦争をやりたがっている実力者たちがいるんだと思う。

彼らが、ちゃくちゃくと戦争の準備をしているのだ。


チャイナでは、過去に戦争をしていなかった時期はなくて、

本当に戦争が好きな人種なのだ。これは毛沢東も言っている。

チャイナは昔から軍事国家だし、ウソと泥棒を悪いと感じない、

恥を感じない人種なのだ。恥ずかしい事があっても、「どこどこの省の

人間がやったことだから、わたしとは関係ない。」と言う。


日本人は、世界の中で特殊な人種で、真面目でバカ正直でウソをつかず、

泥棒をしないので、チャイナのすることに常にびっくりさせられる。

彼らは何をするかわからない恐ろしさを秘めた人種なので、舐めてかかっては

いけない。今のところ、日本は核ももたず、潜水艦も核弾頭をつけた

ロケットも持たず、アメリカの衛星と核に期待しているだけだ


期待だけで、何も用意していないから、チャイナの軍の偉い人たちに

バカにされるのだ。チャイ人は相手をバカにしだして、戦争に勝てる!と

思ったら本当に戦いを挑んでくる人種だ。


「そんなこと、無いよ。」と思う人は胡執行部がチャイナを管理できている

と思っている人だ。本当にできているのか?

今回の衛星爆破で、管理できていないことが、透けて見えるのでは

ないか。


チャイナは、貧しい農民や、医療システムや福祉や公害問題に金を

使わず、19年間も軍事費に2桁の軍事費をそそぎこんでいる。

(実際には、イギリスの調査によるとチャイナは一年間で14兆円5000

万円、軍事費に使っている。)

この事実を前にして、まだ、のほほんとしている国民が信じられない。

毛沢東は、ズボンを穿かなくても核を持つと言って、本当にチャイナの

人民を大勢餓死させても、核の開発に金を注ぎ続けた。

彼らは戦いが好きな人種なのだ。

日本はもう、足踏みしている場合では無いのだ。核を持たないことから、

アメリカが日本を援護しなかったら、直ぐに弱い立場になってしまう国だ。

チャイナは、さかんにアメリカで日本軍の過去の行いを悪く言いふらして

いる。アメリカ人は、目の前で泣いて見せると、すぐに信じてしまう部分が

ある。親に知らない間に売られて売春宿で働かされたような女性が、

アメリカの議会で泣いて見せれば、アメリカ人は同情して泣くのである。

日本とアメリカの関係を少しずつ、少しずつクサビを打ち込むように、

分離させるのは、チャイ人の得意技だ。

昔、チャイナはニセの田中が昭和天皇に意見を述べたとされる文書で、

アメリカに、日本を滅ぼす気持ちにさせたのだ。

アメリカの大統領は、「日本は、絶対潰さねばならない!」と言ったそうだ。

直ぐに信じ安いアメリカ人を操るのは、チャイ人は得意だ。

いつもウソをついているから、ウソをつくのも上手なのだ。

同じ事がまた起こっているように見えて仕方が無い。

日本政府は、日本軍が従軍「慰安婦」などという強制的に現地で女性を

かき集めて売春婦にした事実は無いとはっきり言わねばならない。

中には、気の毒な人もいたかもしれないが、組織的にそんな極悪非道な

事を命令したという事実は本当に無いのだ。

ただ、満洲では、軍隊が個別に女性に対して、強姦目的で拉致して

証拠隠滅のために殺したという事件はあったと思う。

でも、アメリカ兵だって、沖縄で日本女性を現地調達して強姦して殺して

いるし、GHQの兵士も、大勢の日本女性を強姦したのだ。日本の高校生

大分路地裏で強姦されたらしい。強姦された日本女性は黙ってハーフ

の赤ちゃん産んで川に捨てて殺したそうだ。当時のアメリカ人専門の

売春婦であるパンパンも、赤ちゃんを捨てた。道端や川に投げ込まれて

死んだハーフの赤ちゃんは2000人ぐらいいたそうだ。

軍隊にいるような人々の中は凶暴で軍隊にいなければ。ギャングになっ

いるような質の悪い人間もいる。

軍隊の近くの女性は、常に気をつけていないといけない。

どこの軍隊にも危険なヤツラが混じっているからだ。