日本は１円も払うつもりはない。
麻生太郎外相は３日、福岡市内で講演し、７、８両日にベトナムで
開かれる日朝国交正常化に関する作業部会について「拉致の話が
進まない限り、万景峰（マンギョンボン）の（入港禁止措置に関する）
話も開けるつもりはない。これだけははっきり向こうに伝えておかなけれ
ばいけない」と述べた。政府は北朝鮮の貨客船「万景峰号」を日本に
入港させない制裁措置を取っており、麻生氏は入港禁止措置の解除に
触れることで、拉致問題での進展を促したものとみられる。
また、北朝鮮へのエネルギー支援について「日本は１円も払うつもり はない。拉致問題の解決がないとやる気はないと言い切ってここまで
来た。日本が孤立していることはありえず、（支援に参加しなくても）
アメリカ、中国も日本を追い込むことは絶対しない」と話した。
【中田卓二】
3月3日20時22分配信 毎日新聞
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