タミフルの副作用はあるのか、無いのか。
<タミフル>転落死との因果は未解明 では、どう付き合えば
2月28日0時59分配信 毎日新聞
インフルエンザ治療薬の「タミフル」(一般名オセルタミビル)を服用後に、
中学生がマンションから転落死した例が、愛知県と仙台市で相次いだ。
同様の例は以前にもあり、服用による副作用の可能性が指摘されてきたが、
厚生労働省は「因果関係は否定的」との立場だ。
同省研究班は今冬、1万人規模での調査を進めている。
タミフル服用についてどう考えるべきか、現状をまとめた。
【高木昭午、田中泰義】 ◇患者の異常言動は、タミフル発売以前から インフル
エンザ治療薬「タミフル」は01年2月に国内販売が始まった。
輸入販売元の中外製薬によると、インフルエンザ治療目的で延べ約3500万人
が使用した。 タミフルは感染を予防するワクチンと異なり、ウイルスの増殖に
欠かせない酵素の働きを阻害して、ウイルスが全身に広がるのを防ぐ。
その結果、熱などの症状が、服用しないよりも平均して1日程度早く治まる。
流行すると多数の死者が出る恐れが指摘されている新型インフルエンザに
有効な可能性があるとされ、国や自治体が備蓄を進めている。
一方、腹痛や下痢、発しん、吐き気などの副作用があり、臨床試験では28%の
患者で発生した。
肝機能障害や肺炎など8種類が「重大な副作用」として挙げられている。
厚生労働省によると、タミフル服用後の異常行動死が最初に確認されたのは
04年。インフルエンザ治療中の17歳の男性が服用後に自宅を飛び出し、
トラックにひかれた。同省によると服用後に死亡したのは昨年10月までに54人。
うち3人が転落など異常行動死で、残りは肺炎や肝機能障害などだった。
16歳以下に限ると死亡は16人、異常行動死は2人だった。
中外製薬は05年末、医療機関を通して、患者やその家族らに注意を呼びか
ける文書を配布した。それによると、まれに意識がぼんやりしたり、とっぴな
行動を取るなど精神神経系への症状が出る。
しかし、インフルエンザ患者が異常な言動を見せる例はタミフル発売前から
知られており、転落死などの異常行動がインフルエンザによるのか、タミフル
によるのかは解明されていない。
◇夏には結論…厚労省研究班
厚労省安全対策課は「専門家の見解からみて、タミフルと異常行動の因果
関係は否定的だと判断している」と話す。
ただ、愛知県蒲郡市と仙台市で相次いだ転落死については情報不足を理由に
判断を保留中で、輸入販売元の中外製薬に服用状況などの報告を求めている。
この2例を加味した場合に「判断がどう変わるかは分からない」という。
同省研究班(班長・横田俊平横浜市大教授=小児科)は06年10月、「タミフル
と異常言動との関連は確認できなかったが、さらに調査が必要だ」との報告書
をまとめた。
研究班は05~06年に、主に小学生以下のインフルエンザ患者2800人余り
を対象に、タミフル服用とおびえ、幻覚、理由なく怒るなど「異常言動」との
関連を調べた。
患者の9割がタミフルを服用しており、タミフルを飲んだ後に異常言動が出た
率は11.9%。飲む前や全く飲まずに出た率の10.6%より高かったが、
統計的には差がない範囲だとされた。
しかし、異常言動が服用後に起きたか、服用前かが不明な例がかなりあった
▽10代のデータが足りなかった――など調査手法に課題が残った。
このため、研究班は今冬、インフルエンザ患者約1万人を対象に、新たな調査
を始めた。年齢幅を0~18歳まで広げ、異常言動と服用との前後関係を確認
できるように調査法を工夫した。3月末で調査を終え、夏には結論を出す見通しだ。
◇飲んでも飲まなくても、2日程度は患者に注意を!
患者はタミフルとどう付き合えばよいのか。 厚労省研究班長の横田教授は
「異常行動がタミフルの影響かインフルエンザ脳症のためかは調査中だが、
どちらにしても異常行動が出るのは熱が出てから1、2日目がほとんどだ。
飲んでも飲まなくても、2日程度は家族が患者を注意深く見守ってほしい」と話す。
国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は「すぐに使用を禁止
すべきだというほど服用と異常行動に強い関連があるとは思わないが、服用者
は多く、調査が必要だ」との見解を示した上で、「タミフルは病状を早く楽にする
薬で、飲まなければ命を落とす薬ではない。副作用を心配するなら、その不安を
押し殺して飲む必要はない」と話す。
一方で、新型インフルエンザ流行時については「もし致死率が高く、タミフルが
効くなら、不安に耐えてでも飲むべきだ。今のインフルエンザとは別問題だ」と
言う。 これに対して、タミフル服用後の転落死などを学会発表してきた、
浜六郎・医薬ビジランスセンター理事長(内科医)は「インフルエンザの人が
脳症で入院・死亡する例はあったが、
タミフル使用以外で自殺や転落死など
聞いたことがない。
まったく新しい例がこれだけ積み重なったのだから、服用と異常行動の関連は
明らかだ」と指摘する。「インフルエンザは通常、自然に治る病気で、死ぬ
副作用がある薬を使う理由はない」として「タミフルは飲むべきではない」と
訴えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070228-00000005-mai-soci
インフルエンザで高熱が出ると、全身の関節やリンパ節が痛くて
熱でぼおっとなって、何もかも嫌になる瞬間があるのだと思う。
自分を破壊したい気持ちや、今の自分を脱ぎ捨てて別の世界に
行きたい気分になるのではないか。そういうのを死にたくなるというのだが、
ただでさえ、高熱で気分がめいって、脳内に悪い物質が充満している時に、
タミフルを飲むと、もともと熱でやられていた脳が一気にもっと自分を
破壊的したい気分になるのではないか。
急に「うつ病のひどい人の脳」になるのではないか。
特に、子供がやられるのではないか、、、と、勝手に予想してみた。
専門家には、タミフルのせいなのか、高熱のせいなのか、データをとって
調べてみてほしいが、脳の中をのぞくことは難しいし、タミフルの
せいかどうかは、はっきり言えないのかもしれない。
この間、インフルエンザで、高熱を出してタミフルを飲んで寝ていた時、
フト「自分を破壊したい」気分になったので、
「若い子は、この気分にやられたのでは?」と一瞬、思ったんです。
熱が出て「う~ん、う~ん。」とうなっている時は、みんな普通じゃなくて、
脳の中は、うつ状態かもよ。タミフルを飲んだら、もっとうつ状態がひどくなるの
かもしれないじゃん?仮説ですがね。
親が側にいたら子供が死なないと思ったけど、
最近タミフルを飲んで、高いところから飛び降りて死んだ子供は、親が
側にいたのに、止められなかった。高いところから飛んだ子供が何人もでたら
飲まない方がいいだろう。
鳥インフルエンザになったら、飲めばいいけど、普通のインフル
エンザぐらいで飲むこともないだろう。
ただし、老人や子供や免疫力の衰えている人はインフルエンザの二次感染で
肺炎になって死ぬ場合もあるから、早く治す方がいい。
インフルエンザ脳症で、変になる子供は元からいるし、タミフルのせいにも
できないけど、熱で気分が悪い時、一瞬悪い思いに支配されそうになるの
は誰でもあることではないか。タミフルを子供に飲ませるかどうかは親の
判断しだいだね、、、。
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インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用した10代の男女が転落などの異常行動で死亡するケースが相次いでいる問題で、10歳未満でも服用後に異常行動を含む精神、神経症状を起こしたとの報告が平成16年4月から17年末までの約2年間に計23件あることが24日、分かった。このうち転落事例はない。
タミフルとの因果関係は不明で、厚生労働省が調査を急いでいる。同様の症状はインフルエンザ自体によっても起きるとされているが、10歳以上の異常行動死が注目される中、10歳未満についても注意を徹底する必要が出てきた。 タミフル販売元の中外製薬から厚労省が所管する独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(東京)への報告によると、タミフルを服用した10歳未満の精神、神経症状が16年4月以降の1年間に9件、17年4月から年末までに14件あった。死亡例の報告はなかった。 男女別では不明1件を除き、男児が14件、女児が8件。具体的には「幻視」「譫妄(せんもう)(精神的興奮を伴う意識の混濁)」「幻覚」「意識レベルの低下」「けいれん」などで、うち17年には異常行動の報告が2件あった。 10歳未満での異常行動を含む精神、神経症状について、厚労省は「ほかの(10代などの)報告と同様にあらためて詳しく調べる。タミフルを処方するかどうかは慎重に判断するとともに、処方された子供を2日間は1人だけで放置しないよう注意してほしい」と強調する。 また、中外製薬は「厚労省の調査に全面的に協力し、今後も広く情報収集に努めたい」としている。 |
3月24日16時3分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070324-00000025-san-soci