最近気になる自転車の話題
自転車と歩道 歩行者を脅かさぬよう
自転車の歩道通行を条件付きで認める道路交通法改正案が今国会に提案
される。歩行者の安全がますます脅かされないか懸念もでている。
歩行者を最優先する総合的な交通対策が必要だ。
猛スピードの自転車に、ひやっとした歩行者は多いだろう。
現行の道路交通法では自転車は車道通行が原則だ。例外的に歩道通行で
きるのは「自転車通行可」の道路標識のある場所だけだが、守られていない
場合が多い。
今回の改正では、道路標識のある歩道のほかに、十三歳未満の子どもが
運転する場合や車道通行が危険な場合には自転車の歩道通行を認めるよう
にするという。
警察庁は、現実には自転車の歩道通行が無秩序に近い状態のため、車道
通行の原則を維持しながら歩道通行の条件を明確にすることにしたという。
「車道通行が危険な場合」というだけでは現状を追認したうえに、歩道を走る
自転車が今より多くなって、歩行者の安全に支障が出ないだろうか。
実際に自転車利用者のルール・マナー違反による事故は目立っている。
二〇〇五年の調査では、自転車関連事故は十八万三千六百五十三件で
十年前の一・三倍に増えた。このうち対自動車が一・二倍の増加に対して、
対歩行者は四・六倍にも激増している。
事故防止のためには、自転車の運転マナー向上が先だろう。小中高校など
で自転車教室を開催し、ルールや安全運転を徹底する必要がある。
また、悪質な運転に対する取り締まりも欠かせない。警察は昨年四月から
自転車利用者への指導取り締まりを強化した。昨年一年間で二百六十八件の
交通切符を適用し、約百四十五万件の指導警告をしたという。今後も続ける
必要がある。
現実を見れば、自動車がわが物顔で走る車道を避けて、自転車は歩道を
走りがちだ。結局歩行者が肩身の狭い思いをしなければならない。
こうした悪循環を絶つためには総合的な交通対策が必要となる。
欧州方式では優先順位を人、自転車、公共交通機関、乗用車として交通
整備を進めている。フランスやドイツでは市中心地で自動車の速度を時速
三十キロに制限する地域が増え、ロンドンなどでは自転車とタクシー、バスの
専用レーンを分けている。
日本でも歩行者を最優先する考え方を徹底し、環境に優しい乗りものとして
の自転車、そして自動車との共生を考えた交通整備を目指すべきだ。
政府や関係機関は連携して取り組んでほしい。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sha/20070226/col_____sha_____003.shtml
学生は、上手に自転車を乗っている。
恐いのは、おばあさんとおばさん。
おばあさんは、狭い道路からいきなり広い道路に、自転車に乗ったまま
飛び出してくることが多い。自分の能力をわきまえていない。
おばさんは、車の運転をしない人が多いせいか、交通に関する知識がゼロ。
だから、とても危ないことをする。
自転車や50CCバイクに乗ったまま車といっしょに右折したりする。
車の前面にスイッと入ってきたりする。(わたしは、それをされた経験者です。)
車がブレーキを踏まなければ必ず轢かれるようなことを平気でする。
怒られると、「ごめ~ん、ほほほほ!」とウソ笑いでごまかして逃げるのだ。
本当に恐い。自転車でも、免許制にしてほしいぐらいです。