タダの変人
建築家の黒川紀章氏(72)が22日、東京都庁内で会見し、「貧乏人でも住める東京へ」と4月の都知事選に出馬する理由を説明した。しかし、40人弱しか埋まらなかった記者席の反応は「なぜ出るのか分からない」「本気なの?」といまひとつ。それもそのはずで、出馬会見なのに「ボクは政治家にはならない」といった具合にトンデモ発言、ピンボケ話の連発だった。
例えば、対立候補の石原慎太郎都知事の印象についてはこうだ。
「まだ障子を破るくらい元気だね、エヘヘ。ただ、愛がないと硬さで突き破れないんだよ」「彼とは40年来の親友でね、やはり泥まみれになるのを見ていられない。今が引き際。だから花道をつくってあげたい」
黒川氏は高額納税者番付の常連でもある。それだけに浮世離れした発言も目立った。
「25年も東京湾の汚染を研究し、そのためにボート(クルーザー)を買った」「明日からボク、徳島に船で釣りに行くから連絡つかないな」「投票日の4月8日って偶然、ボクの誕生日なんだ。まあ、その日はパリにいるから、開票速報は見られないけど」「東京へ仕事で来る近県の人も、無効投票にはなるけど、投票してくださいね」
まだ続く。
「ボクはいまだに社会主義に対する幻影がある。具体的に支援しているのは、中国。ロシアは本気で亡命しようとしたこともあったけど、ちょっと良くないな。日本にも社会主義的な思想を広めたいね」「奥さん(女優の若尾文子=73)には、出馬をまだ言ってない。私は武士の子孫だけど、戦に行く時、淀君に相談はしないでしょ」
会見では、出版100冊目の最新著と、もっか国立新美術館(自分が設計)で開催中の「黒川紀章展」をちゃっかり宣伝していた。シャレなのか本気なのか、この調子で約1時間。報道陣の間からは「世界的建築家なのに支離滅裂だね」の声も出て、失笑、爆笑が尽きなかった。石原都知事も「オレの敵じゃないな」と笑っているに違いない。
【2007年2月23日掲載】
2007年02月26日
石原氏が出馬しないなら自分も出ないとか、「政治家に選ばれるわけ
ないから本気でがんばらないとね。」とか、テレビで意味不明なことばかり
しゃべっている黒田氏。こんな東京都を愛してそうも無い人物に投票する
人もいるのだろう。わざわざ投票日に出かけていって、こんなトンチンカン
なことを言う芸術家に票を入れる意味がわかんない。
しかも、具体的に中国を支援しているとか、言っている。
ロシアには亡命したくないけど、社会主義思想をを広めたいとか、頭が悪
そうなコメントを語っている。72歳で共産国が好きな人間がまだ世の
中にはいるのだ。戦争が終わった時に、11歳だった人間ってこんなの?
そういえば知り合いの72歳も日本が最近軍国主義になってあぶない
なんて心配しているけど、あぶないのは、チューゴクだろうが。