白い新幹線だね。 | 日本のお姉さん

白い新幹線だね。

中国 日本技術の新幹線が臨時運行 春節の帰省ラッシュで

1月25日9時53分配信毎日新聞


中国 日本技術の新幹線が臨時運行 春節の帰省ラッシュで

拡大写真

北京の車両区に停車している日本の新幹線技術をベースに製造された「子弾頭」=北京市で大塚卓也撮影

 【北京・大塚卓也、上海・大谷麻由美】春節(旧正月)の帰省ラッシュを控えた中国の一部在来線で今週末以降、日本の新幹線の技術を導入した新型車両が、臨時列車として運転を始める。日本は、中国が国家プロジェクトとして進める「北京-上海間高速鉄道」への新幹線採用を強く働きかけてきた。4月には温家宝首相の訪日も決まっているため、日本の関係者の間では「高速鉄道への参画も」との期待が高まってきた。
 在来線に登場するのは、川崎重工業など日本企業6社が、技術供与先の中国「南車四方機車車両」(山東省青島)と共同で製造した「CRH2型子弾頭」。東北新幹線「はやて」「やまびこ」に採用されている「E2系1000」が基礎になっているという。
 上海-南京(江蘇省)、上海-杭州(浙江省)で28日から営業運転され、上海鉄道局は24日に乗車券の販売を始めた。北京-青島(山東省)間でも運転される。当面は時速160キロ以内で、4月18日のダイヤ改正後は同200~250キロで走行する。
 一方、「北京-上海間高速鉄道」については、中国鉄道省が「自主開発」を表明したが、車両や根幹技術には海外勢の支援が不可欠と見られている。中国ナンバー2の呉邦国・全国人民代表大会常務委員長と自民・公明両党訪中団との22日の会談に、JR東日本の大塚陸毅会長が同席したことも、日本側の期待感を増幅させている。