中国軍総参謀長助理(補佐)の章沁生中将が最近副総参謀長に昇進した。 | 日本のお姉さん

中国軍総参謀長助理(補佐)の章沁生中将が最近副総参謀長に昇進した。

【正論】中国軍の新・副総参謀長に注目を


産経新聞2007年1月18日


             中国軍事研究家・平松茂雄 

 ■ハイテク軍事戦略を導く中心人物
 ≪「国防発展戦略」を論議≫

 中国軍総参謀長助理(補佐)の章沁生中将が最近副総参謀長に

昇進した。これまでほとんど注目されてこなかった軍人であるが、筆者は

この20年来、将来の総参謀長になる人物の一人としてずっと関心をもって

きた。

 この十数年来、中国軍は将来戦を

ハイテク戦争とみて、それに対応でき

る軍事力の構築を目指している。

その方向に中国軍を向けさせた直接の契機は湾岸戦争であったと一般に

見られているが、中国軍内部では、それ以前からハイテク戦争の到来を

見通していた軍人たちがいて、彼らの間で「国防発展戦略」という論議が

戦わされてきた。

 1985年にトウ小平が断行した「百万人の兵員削減」で中国軍が全面的に

再編成されると、中国軍内外で広く論議されだしたが、胡耀邦失脚とともに

次第に公の場での論議が影をひそめた。その後、湾岸戦争を契機に現実の

戦略として採用され具体化されつつある。

 「国防発展戦略」論議のなかには、現在のハイテク戦争に関する中国軍の

関心のほとんどすべてが網羅されており、それ故「国防発展戦略」は現在の

中国軍のハイテク戦争志向の原点ととらえることができる。この論議の口火

を切った軍人は当時成都軍区司令員だった傅全有で、その後蘭州軍区

司令員、総後勤部長を経て、95年に総参謀長に抜擢(ばってき)された。

中国軍が人事の面でも近代的な軍隊に成長していることを示す重要な意味

を持つ人事であった。この傅全有の下で「国防発展戦略」論議を実際に指導

していた中心的軍人の一人が章沁生である。

 ≪国の未来担う軍人を教育≫

 彼は「国防発展戦略思考」という論文を96年に『解放軍報』に発表して、

論議の問題提起を行った。1948年の生まれだから現在58歳、「国防発展

戦略」論議当時40歳前後で、将来を嘱目された軍人の一人であった。

総参謀部軍事訓練部副部長、国防大学戦争教育研究室主任、教育部長、

総参謀部作戦部長を経て、2004年12月に胡錦濤が中央軍事委員会主席

に就任した直後の人事で総参謀長助理(補佐)に就任した。

 国防大学はトウ小平の「軍事改革」に

より85年に創設されたから、章沁生は国防大学戦争教育

研究室主任の時に「国防発展戦略」論議の中心にいて、中国軍の将来を担う

軍人を教育したと推定される。

その後教育部長として活動し、総参謀部に移ってからは、国防大学で教育を

受けた軍人が重点合成集団軍あるいは即応部隊の最高幹部として部隊を

運用するのを直接指導したと考えられる。

 この十数年来中国軍が頻繁に実施している大規模な軍事演習の中心に

彼がいたことは間違いない。

昨年8月の中露共同軍事演習では、中国側参謀長としてこの演習を実質的に

運用した。

 彼は一昨年12月中将に昇進しているが、副総参謀長に就任したことから

上将(大将に該当)に昇進した可能性が高い。2年連続の昇進は異例である。

こうした人事面からみても、この20年の中国軍が基本的に「国防発展戦略」

論議に基づいて動いており、章沁生が中国軍のなかで重要な役割を果たし

てきているし、今後も果たすとみて間違いない。

彼の最大の弱点は、部隊幕僚職務のないことで、その点で総参謀長の資格

に欠ける。大軍区司令員を経験することが不可欠となろう。

 昨年末以来総参謀長助理として、引退した熊光楷副総参謀長の後任役で

対外軍事活動に従事していて、昨年11月わが国を

訪問している。このような地位に留まる軍人ではなく、中国軍

内の何らかの事情で短期間担当したと推定される。

いい機会であるから、防衛庁・自衛隊はこの軍人と議論し、観察することを

筆者は期待したが、あまり関心はなかったようである。

彼の訪日はニュースにもならなかった。

 ≪情報は流れを見てこそ≫

 筆者は20年ばかり防衛庁の研究機関に勤務し、中国の軍事研究に携わっ

てきたが、「国防発展戦略」といっても、誰からも関心を示してもらえなかった。

退職後も何回か「国防発展戦略」の研究を提案したことがあるが、相手にされ

なかった。近年わが国でようやく情報の重要性が認識されるようになってきて

いるが、どのように貴重な情報でも、それは単なる断片に過ぎない。

情報は、それが全体の流れの中に位置づけられてはじめて生きてくる。

これまでのわが国の中国軍事研究には、そのような観点からの研究が欠落

している。これでは着実に成長しつつある中国に対処できない。

(ひらまつ しげお)

『台湾の声』  http://www.emaga.com/info/3407.htm

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チャイナは最近、アメリカの空母の後ろを潜水艦で気が付かれないように

こっそりつけてうまくいった。アメリカはびっくりしたそうだ。ハイテク技術が

なければ、気が付かれずに、後をつけるのはできないだろうと思う。


アメリカの衛星を攻撃する研究を続けていて、ついこの間、自国の老朽化

した衛星を攻撃してバラバラにしたから、確実にチャイナはハイテク戦争に

対応できる軍事力を手に入れていることが分かる。


日本といえば、スパイをとりしまる法律もない。

北朝鮮の政府の組織である朝鮮総連を野放しにしているし、日本で

ロシアやチャイナのスパイが好きなことをしている。

日本は何をしているんだろう。さっさと、スパイを取り締まる法律を作ら

ないと、いくら日本がハイテクな産業や潜水艦やミサイルなどを開発

しても、全部スパイに技術を持っていかれてしまう。

自衛隊の中にもチャイナはスパイとなる人間を探しているそうだし、退職した

自衛隊員もスパイとして使おうと狙われているそうだ。

スパイを取り締まる法律は、どうしても必要だ。外国人を日本で裁く取り決

めも全然できていないようだ。スパイや犯罪者が逃げたらおしまい。

日本は捕まえて裁くことができないそうだ。よく、そんな状態でチャイ人や

ブラジル人にビザを与えるものだ。


日本は真剣に国防を考えていない。日本を攻める国など無いと信じきってい

るようだ。

なんでそんなにのんきな顔をしているかといえば、国防をアメリカに頼っている

からだ。アメリカに頼っているくせに、「アメリカ軍は沖縄から出て行け!」など

と叫ぶ人たちがいる。アメリカ軍が出て行ったら、誰が日本をまもるのだ?

自衛隊は軍隊ではないから攻撃されるまで、こちらから攻撃できない。

実際に日本を守っているのは、アメリカだ。そのアメリカに出て行けと言う

のは、アメリカの代わりになる日本の軍隊ができてからだろう。


平松茂雄氏が、いくらチャイナがハイテク軍事戦略を計画していると言っても、

「国防発展戦略思考」を重視しているよと日本に警告しても、誰も気にして

いないそうだ。日本人は、頭が悪いのかな。アメリカに負けてからは、本当に

骨抜きになったんだな。目を覚まして、自分の足で歩くことはできないのかな。

それとも、目を覚まして自分の足で歩いたら、また民主的で無い国に逆戻り

すると、自分が恐いのかな。だったら永遠にアメリカの背中におんぶして、

アメリカと一緒に衰退して、その後はロシアかチャイナに支配されるしかない。

昔の日本人は、それが一番イヤだったから頑張ったのでは?

今は、ロシアもまたソ連の時代に逆戻りしているし、チャイナも日本が金を

バンバンあげて技術もあげたから、中華思想はそのままで強大な国になって

きている。日本は、どうする気なんだろうね。今の日本人が独立国らしく行動

しなかったら、これからの日本人が、酷い目にあうのだ。