お姉さんの日記
29日は会社の掃除。12時過ぎても誰一人食事に行かない。早く掃除を
終わらせて早く帰りたいからだそうだ。結局1時に解散となる。
それから友達Y美と会って食事をしてわたしの家のお掃除にかかる。
会社でも大掃除をして相当疲れているのに、また自分の家も大掃除だなんて。
男の人たちも、家で掃除を手伝うのかな。
Y美の家は沖縄だ。でも実家は、本州だ。本州の実家にはいろんな私物を
置いているが、このたび母親が引っ越しをすることになったので
急遽荷物をどこかに移動させろと言われて沖縄から出てきている。
Y美の母親は一人暮らしだが、近所にY美の姉も弟も住んでいる。
それでも、なんでも自分で決めてしまう。こどもにはいっさい相談しない。
そして、いろんな人にダマされて変なものを買わされている。
最近、知り合いに紹介してもらった占い師に凝っていて、そいつの言いなりに
なっている。40年住んだ家から出て北に移動しないと、大変なことが起こると
脅されて、引っ越しをするのだそうだ。いい年なのに、住み慣れた街を離れ
誰も知り合いのいない街にひとりでポツンと住んだら絶対ボケると
子ども達が心配している。Y美の姉が近くに住んでいるのに、そこは北の
方角15度からわずかに外れているから住めないと言うのだ。
まったく腹立たしい占い師だ。寂しい老人を食い物にして、なんやかんやと
口出しして、その度に万単位の金を取っている。
北15度に引っ越ししないと、不幸が起こるなんて、ふざけたことを年寄りに
語っておどかすなんてタチが悪い。Y美の母親はすっかり占い師の奴隷だ。
結局、指定された日まで家が見つからず、また「こんどはいつがいいです
か。」と聞きに行ったそうだ。Y美の姉が文句を言いにいくと、逆に「逆らうと
家族が死ぬ。」と脅されてしゅんとして帰ってきたそうだ。
Y美はクリスチャンなので、母親を操っている占い師のことを怒っている。
そんな脅しには負けない。占い師が今後母親を食い物にしないように
文句を言いにいくつもりらしい。
とにかく急に引っ越すかもしれないから、年内に荷物を出せとY美は母親に
言われて困っていた。冬服などの荷物は、わたしの家に置いておくように
提案したら、Y美がそのかわりに家の大掃除を手伝ってくれると言う。
29、30日とぶっつづけで掃除した。パソコンを触るヒマもなく、掃除をした。
Y美の家で結婚しない男という題のテレビドラマを観た。30日の朝は
友達が猫を病院に連れて行きたいから来てくれというので動物病院に
行ったら、すごい人と動物だった。さんざん待って終わったら昼過ぎ。
31日は教会に礼拝に行って、B子を家まで送り、昼ご飯をごちそうになった。
B子の母親に頼まれて車で買い物にいき、その後またB子の家でお茶と
ケーキを食べて家に帰ると、家の鍵がない。
教会で落としたかと思って執事のTさんに電話したら、教会に行って探して
くれた。探したけど、無かったですよと携帯に電話がかかった。
買い物の帰りにお腹が急に痛くなってあわててB子の家に入ったんだ。
その時は鍵は手元にあった!するとトイレで落としたか!?
あわててB子の家に戻ると、トイレのトイレットペーパーの束の後ろに鍵が
落ちていた。その後別の友達の家でK-1を観て晩ご飯をいただいて帰った。
車の鍵と家の鍵をくっつけて持つことにした。
やたら忙しい年末だった。家に帰ると野良猫のクロが待っていた。
ごはんをちょ~だ~い。とねだられた。カリカリをやっても、食べない。
かんずめが欲しいなあ~。と足にすりすりされた。
正月だからいいかと思い、大きい缶詰をプレゼントした。
1日は、元旦礼拝に教会に行った。友達とお昼ご飯をレストランで食べた。
その後別の友達の家に行き、おせち料理を食べた。わざわざわたしと食べ
るために注文した物なので、食べないとね。他の友達は、1日から開いている
ショッピングモールに行こうと誘ってきたが、おせち料理を食べるために
断った。あんまり友達が多いと、うまくスケジュールが組めない。
しかし、わたしの財産は良い友達なのだ。大事にしなければ!
車を持っている便利な女友達になっているだけかもしれないが、それだけ
ではないだろう。友達の猫は背中に大きなコブができて3ヶ月目に病院に
行ったら悪性のガンだった。コブはアイスのピノぐらいの大きさで
触るとカニの足のように横にスジが何本も広がっていた。
友達が手術をためらっていたら、さらに大きくなって楕円形の大きさになった。
周りのみんなで早く手術に連れて行けと騒いだら年内に手術をすることに
決めてくれた。今回は手術の傷跡を見せに行くだけだったのだが、ひとりで
行くのがイヤだったのだろう。わたしのようなうるさい友達がいると便利。
もっと早く、コブを見せてくれていたら、大きくなる前に早く病院に行けと
言ってあげたのに。3ヶ月も経過待ちをするから、ガンが大きくなって手術の
傷口が大きくなった。
パニックになったら、友達に意見を聞くのがいい場合がある。
冷静な意見を言ってくれるからだ。占い師なんかに相談して、人生を
乗っ取られるのは、きっといい友達がいないからだ。
本当に愛してくれる友達なら、北に引っ越さなければ家族に不幸が起こるなん
て言わない。占い師からは、遠ざかっていたほうがいい。
どの場所もどの方角も、神さまが創られたすばらしい場所なんだし、どの日も
神さまがくださったすばらしい日なのだ。占い師、霊媒師、オカルトなどは、
悪いことしか言わない。そうやって恐怖心で操って、本当の創り主である
神さまからどんどん引き離してしまうのだ。お年寄りを狙う占い師は最悪だ。
年寄りを長い間一人にしておくと、いつのまにかサギ師や占い師に引っか
かっていたりするものだ。普段から、サギ師と占い師には気を付けろと
注意しておかないとダメなのかも。