元旦礼拝のメッセージ
今日の教会のメッセージは、聖書のマタイによる手紙25章14節から46節
まで。
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天のみ国は、自分のしもべたちを呼んで、自分の財産を預け、旅に出ていく
人のようです。
彼は、おのおのその能力に応じて、ひとりには5タラント、ひとりには2タラント、
もうひとりには1タラントを渡し、それから旅に出かけた。
5タラント預かった者は、すぐに行って、それで商売をして、さらに5タラント
もうけた。
同様に、2タラント預かった者も、さらに2タラントもうけた。
ところが、1タラントあずかった者は、出ていくと、地を掘って、その主人の
金を隠した。
さて、よほどたってから、しもべたちの主人が帰ってきて、彼らと清算をした。
すると5タラント預かった者が来て、もう5タラント差し出して言った。
「ご主人さま。わたしに5タラント預けてくださいましたが、ご覧ください。
わたしはさらに5タラントもうけました。」
その主人は彼に言った。
「よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、
わたしはあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。」
2タラントの者も来て言った。
「ご主人さま。わたしは2タラント預かりましたが、ご覧ください。さらに2タラント
もうけました。」
その主人は彼に言った。
「よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたはわずかな物に忠実だったから、
わたしはあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。」
ところが、1タラント預かっていた者も来て、言った。
「ご主人さま。あなたは、蒔(ま)かない所から刈り取り、散らさない所から
集めるひどい方だとわかっていました。
わたしはこわくなり、出ていって、あなたの1タラントを地の中に隠して
おきました。さあどうぞ。これがあなたの物です。
ところが主人は彼に答えて言った。
「悪いなまけ者のしもべだ。わたしが蒔かない所から刈り取り、散らさない
所から集めることを知っていたというのか。
だったら、おまえはそのわたしの金を、銀行に預けておくべきだった。
そうすればわたしは帰って来たときに、利息がついて返してもらえたのだ。
だから、そのタレントを彼から取り上げて、それを10タラント持っている者に
やりなさい。」
だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、持たない者は持っている
ものまでも取り上げられるのです。
役に立たぬしもべは、外の暗やみに追い出しなさい。
そこで泣いて歯ぎしりするのです。
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タラントとは、当時のお金の単位だが、これが英語のタレントという意味に
なった。神に与えられた才能という意味だ。
1タラントとは、6000デナリ。5タラントとは、当時の20年分の給料だそうだ。
相当な金額だと思ってほしい。
神さまは、それぞれの人間に両親と資産、時間と才能を与えておられる。
それを楽しむことは、人間に与えられているタラントだ。
人間にそれを与えられたのは神さまだが、神さまに感謝し、その命を神さまの
すばらしさを伝えるために使った人とは、イエス・キリストを信じた者のことで
あり、1タラントを与えられたのに、それを地面に隠し無駄にした人間とは、
神さまを信じなかった者のことだ。これはイエス・キリストのことばだ。
信じない者は暗やみに捨てられ歯ぎしりするとある。世の中の人間は
2種類ある。信じて天国へ行く者と、地獄に行って裁かれる者だ。
聖書の伝道者の書5章19節には、
「実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の
受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。」
とあるが、全ての人間は神さまにタラントをいただいている。
神さまは、生きている人間が生きている間に神さまを信じ、有意義に与えら
れた才能や時間を使うことを願われている。
聖書の預言では最後の時には、神さまは人間をやぎと羊を分けるように
分けられると言われる。
聖書には、この世の終わりがあるという預言がある。その前に神さまは
救われた者、クリスチャンをこの世の者から分けて空中まで迎えに来られて
先に天国に引き上げると書いてある。(空中再臨)
残された者たちは、あらゆる自然災害を受けて苦しむ7年があり、最後に
神さまがこの世を裁かれる。しかし、クリスチャンは先に天国に生きたまま
引き上げられることを知っているので、先の事を心配しない。
神さまは、全ての人をクリスチャンとそうではない人とに分けられる。
その日は、空中再臨(さいりん)の時か、個人が死ぬ日に来る。
イエス・キリストを自分の救い主だと信じる者は、罪を赦され天の国に招かれ、
信じない者はすでに裁かれている。罪の裁きである地獄で、歯ぎしりして
苦しむことになる。
しかし、クリスチャンは、このイエス・キリストの空中再臨(さいりん)による
救いのことを知っており、この世の終わりがすでにカウントダウンに入って
いることを知っているのに、危機感を持たずにのんきにしていないだろか。
周りの人に「その内、神さまのことを教えるさ。」などと考えていないだろうか。
「キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。
それによって私たちに愛がわかったのです。」と、聖書のヨハネの手紙第一
3章16節には書いてある。
神さまに与えられた自分の時間を有意義に使おう。神さまの愛を伝える仕事を
任せられているということを覚えて生きる一年にしよう。(終わり)
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元旦礼拝はクリスチャン向けのメッセージでした。
聖書には何年にイエス・キリストがクリスチャンを迎えに空中まで来られるか
具体的には書かれていませんが、周りの様子を見るならこの世の最後の
時というのは予測できるし、イチジクの木を見るなら葉が茂るのを見るなら
春が来るのがわかると書かれています。イチジクの木とはイスラエルのこと
です。イスラエルの様子を見るのが目安になります。
イスラエルが建国され、各国に散らばる民(ディアスポラ)が集まるのが
終わりの日が近づく目安です。しかし、地球温暖化のため2050年には北極
の氷が溶けて島々が沈む日が来るという科学者たちの予測も出ています。
クリスチャンでなくても、9・11から終わりの日のカウントダウンが始まっている
と言う一般人もいます。
人類は、あらゆる手段を使って、世界を変えていこうと努力してきました。
それでも、人類は、国と国、民族と民族で敵対し合い戦争がなくなる時代は
来ていません。神さまはまるで、人間にテストをされているかのようです。
人間は、この地球を汚し、資源を取り合っています。このテストは不合格です。
ある日、神さまは世界の人を二つに分けられます。その時、あなたは
神さまを信じないで裁かれる側にいるのでしょうか。それともイエス・キリストが
この世に一度来られて十字架にかかって死なれたのは、自分の罪のためで
あったと信じて救われ、神さまの国である天国に行く側にいるのでしょうか。
その日が来る前に、あなたにも突然死が訪れるかもしれません。
神さまに出会うとき、あなたは「お前を知らない。」と言われて裁かれる側で
しょうか。それとも、「よくやった。あなたは忠実な良いしもべだった。」と
神さまに迎えられる側でしょうか。
それは、生きている間にお決めてください。ぜひ、イエス・キリストを信じて
救われてください。