顔が二面あるチャイナと顔の無い日本 | 日本のお姉さん

顔が二面あるチャイナと顔の無い日本

アメリカのフロリダの南の端では、キューバの近くの島まで長い橋が架かって
いる。その辺には軍の設備があるのか、インターネットのgoogleマップで覗い
ても詳しく見えない場所もある。キューバは、昔、1959年にキューバ革命
が起こってから、ソ連と急接近しだした。

1962年からはソ連製核ミサイルがキューバに配備されはじめた。キューバ
に、ソ連製の準中距離弾道ミサイル(MRBM)や、三つの中距離弾道ミサイル
(IRBM)を発見したアメリカは緊張した。

ジョン・F・ケネディ大統領は、ミサイル基地への空爆を主張する国防総省や
CIAの強硬論を抑えて、弟のロバート・ケネディ司法長官とアナトリー・ド
ブルイニン駐米ソ連大使を使い、ABCネットワークの記者ジョン・スカリー
の仲介で、深夜のワシントン市内の公園でソ連のドブルイニン大使と会談をし
てなんとか危険を回避した。

弟のロバートは、この問題を解決できなかったら、大統領として国民に認めら
れなくなるなどと言って相手に泣きつき、キューバの核を取り除いたらトルコ
の核を引っ込めるという約束を裏で交わした。ソ連との全面戦争に備え、アメ
リカは国内のミサイルを発射準備態勢におき、ソ連も国内のR-7やキューバ
のR-12が発射準備に入っていた。

10月27日にアメリカのU2偵察機がソ連軍の対空ミサイルで撃墜されるな
ど緊迫情況が続き、明日までにソ連の回答がなければキューバとの戦闘に入る
と国民に発表するとケネディ大統領は軍部に説明したが、ワシントン時間10
月28日午前9時、フルシチョフはモスクワ放送でミサイル撤去の決定を発表
した。

フルシチョフはケネディの条件を受け入れ、キューバに建設中だったミサイル
基地やミサイルを解体し、ケネディもキューバへの武力侵攻はしないことを約
束、その後1963年4月、トルコにあるNATO軍のジュピター・ミサイル
の撤去を完了した。

ーーーこの時のことをキューバ危機と呼んでいる。

キューバのカストロ議長は、この措置に激怒したそうだ。

冷戦後わかったことは、キューバ危機の時点で、キューバには核ミサイルが数
十基配備済みであったことだ。アメリカが海上を閉鎖して臨検を実施しても、
意味がなかった。ソ連は、すでにハバナ郊外のベフカルの丘に核を用意し、海
上封鎖前にアレキサンドロフスク号が核弾頭を持ち込んでいた。

アメリカの当時の懸念は、西ベルリンがソ連に侵攻されることと、韓国が共産
化することだった。ベルリンにベルリンの壁ができたのは1961年。キュー
バ危機の前年だった。トルコに核を置いたのは、長距離ミサイルの射程距離が
2400キロで、レニングラードとモスクワに届くからだった。

韓国の危機に対しては、どうも日本に核が運ばれてきていたようだ。

アメリカは、ソ連が核をキューバに譲渡する事はないと信じていた。ケネディ
は、「われわれはトルコに核を持たせない。同じようにソ連がキューバに核を
持たせるわけがない」と言ったそうだ。

キューバはフロリダのすぐ近くの小さな島だが、この危機のおかげでか、アメ
リカに侵略されることはなかった。(その後、仕事のないキューバ人が難民と
して大勢アメリカになだれ込んだ)

当時はソ連もアメリカも、核を遠くまで飛ばすシステムを持っていなかった。
だから、アメリカはトルコに、ソ連はキューバに核を配備したのだ。キューバ
に置かれた核は、長距離ミサイルの射程4500キロ、アメリカ全土の98%
が射程距離に入る。もう35年も前の話だ。

核を持っていても、それを弾頭に乗せて遠くまで飛ばすミサイルがなければ、
直接飛行機で現地まで運んでいかねばならない。北朝鮮がミサイル実験をし、
核を開発し、核実験まで行ったというのに、日本は35年前のアメリカほども
真剣に危機感をもってはいない。危機感をもつことすらタブーなのだろうか。

日本の場合は、中華人民共和国が核実験を始めた時点で、核を持つことについ
て論議するべきであった。しかし、核にアレルギーを持つ日本人は、政治の場
で核について論議することもいけないらしい。それだけで誤ったメッセージを
他国に与えかねないのだそうだ。

政治家が議論もしないのなら、なんのために政治家になっているのだろう。全
ての問題を論議し、日本をどう運営するかを決めるのが政治家の仕事ではない
のだろうか。そんな政治家など何の役にも立たない。核について研究もしない
ので、北朝鮮が核実験をしたかどうかも日本は分からなかったらしく、すべて
外国からの情報で事実確認をしたらしい。ーーーなさけないことではないか。

中華人民共和国は、2005年9月に、東シナ海の原子力潜水艦からjL2長
距離ミサイルの打上げに成功している。自国奥地のロプノール砂漠のターゲッ
トにほぼ正確に着弾したそうだ。アメリカの宇宙衛星がその事実を確認し、統
合参謀本部が発表した。中華人民共和国は、いつでも核を正確に他国に打ち込
める状態になっているのだ。

1962年、アメリカは、キューバからソ連に核で狙われることを恐れてソ連
と交渉したが、今では、中華人民共和国や北朝鮮まで核を持つ時代になってし
まった。

アメリカと本気で戦う気でいる国は、まず日本に核を落とす可能性がある。今
の核は、ヒロシマ、ナガサキに落とされた小さい核とは比較にならない。(北
朝鮮はまだ開発中だが、北朝鮮の時間稼ぎに日本が付き合っているうちに、北
朝鮮の核開発技術は直ぐに追いつくだろう)

日本は、どのような手立てを使って、周辺の核を持つ国々と対抗するつもりな
のだろう。昔のアメリカは、ベルリンや韓国を守る気持ちで核を配備したよう
だが、今のアメリカは、尖閣諸島を中華人民共和国が日本から奪おうとしてい
ても知らん振りだ。

ーーーアメリカは、昔のアメリカとは違うのだ。

日本はアメリカだけに頼りきって、軍隊もなく、ミサイルもなく、核もない状
態でいても核を落とされないという「何か」があるのだろうか。議論だけでも
政治家たちにはきちんとしてもらいたい。

台湾に対して、戦後一度も支配した事実もないくせに、「独立しようとしたら
攻撃する」と脅すための「反国家分裂法」を作ったりする国は、どこの国だろ
う?
沖縄返還時に、尖閣諸島も当然日本の領土として返還されているのに、尖閣諸
島も自国の領土だと教科書に書く国はどこだろう?

東シナ海の日本の領海のガスを吸いにきたり、原子力潜水艦で日本の領海侵犯
をしたり、靖国神社や日本の教科書や南京「大虐殺」を世界に宣伝しているの
は、どこの国だろう?

ーーーすべて、中華人民共和国がしていることだ。

最近は、反日デモを抑えたり、日本と共同で歴史の研究を行うと約束するなど
中華人民共和国の態度が軟化してきたと思っている日本人は多いかもしれない
が、アメリカの日本人街で、南京「大虐殺」の抗議デモを行うなど、海外では
相変わらず反日運動は激化している。

中華人民共和国は、去年、外国勢力を使って日本を攻撃しようと会議で決めた
とおり、アイリス・チャンの「レイプ オブ ナンキン」の映画をあちこちで
作らせようと企画中だし、2006年11月9日のニュースでは、南京大虐殺
の映画は6作品も計画されているという。

カナダで資金を集めて、劇場用、テレビ用、北京語、広東語、英語、日本語、
韓国語で映画を製作し、国際映画祭にも出品するという計画もある。

2007年1月からは、四川省で記録映画「南京!南京!」が人民解放軍の監
督によって撮影される。韓国でも南京大虐殺を年内に放送する。ハリウッドで
は、ドイツの「ラーベの日記」を元に、南京「大虐殺」の映画が作られる。

中華人民共和国は、日本軍の細菌研究施設だとされる場所と、南京「大虐殺」
記念館を世界遺産にしようとしている。

ヒラリー・クリントンは以前、アイリス・チャンをホワイトハウスに招いて熱
心に話を聞いたらしい。彼女がアメリカのトップにでもなれば、日本がさらに
悪玉にされかねない。

二度の原爆投下で日本人は大量に虐殺された。平成2(1990)年に厚生省が
発表した原爆死没者の総数は29万5956人にも上っている。今でも原爆の
後遺症にもがき苦しみながら、死の恐怖の中で暮らしている日本人もたくさん
いる。

原爆の被害者数と関係があるかどうかは謎だが、日本軍が南京で30万人殺戮
したという話はアメリカ人には受けているようだ。中華人民共和は、どうして
も南京「大虐殺」を「ホロコースト」に仕立て上げようとしている。

日本人に対しては、一見おとなしくなったように見せながら、国際的には徹底
的に日本を悪者に仕立て上げようと動く二つの顔を持っている――――。

もちろん自国民には、戦争記念館を増やしたり、安い入場料で国民に「東京裁
判」という映画を見せるなど、徹底的に日本を憎ませる教育を続けている。

日本はというと、目も口もないノッペラボウの顔がついた国のようだ。黙って
されるがままだ。日本の国防について、核について、議論することもいけない
などと政治家なら言ってはいけない。

それよりも、中華人民共和国の宣伝工作に何の手も打っていないのはどういう
ことか。日本がアメリカと戦争になったのは、蒋介石の対米宣伝も効いていた
からではないのか。

泣き叫ぶ赤ん坊が線路に座る写真が、多くのアメリカ人の心を打ったという。
実はヤラセ写真だったのだが、日本がアメリカのトップに嫌われて、ハルノー
トを突きつけられたことを忘れてはいけない。

アメリカの手に運命を握られた、手も足もない東北のコケシ人形のような日本
だが、せめて目と口ぐらいは書いたらどうか。日本を悪くいう中華人民共和国
の工作に対して、文句ぐらい言ってはどうか。

変な映画に対抗する処置を、日本の政治家は取るべきなのではないのか。

南京「大虐殺」は30万人ではない、ということぐらいちゃんと証明するべき
だ。日本軍が南京市を攻略する前に、数十万の軍隊を繰り出してきて上海に住
む日本人と警備の日本軍に戦闘を仕掛け、大勢の日本人を殺した蒋介石軍には
何の罪もなかったのだろうか。

戦争を仕掛けたのは蒋介石のはずなのに、日本が限界にきて怒って南京市を攻
めたことだけがクローズアップされるのは、中華人民共和国の作戦なのだ。

http://ryutukenkyukai.hp.infoseek.co.jp/daitouasensou1.html

  ↑

上はいろいろ勉強になるサイト。

でも、アメリカを嫌ってもいけないと思う。

物事には、原因と結果がある。

アメリカに嫌われるようになった理由をもう一度

振り返って、今後の参考にしてはどうだろう。

蒋介石との戦争には日本は負けていなかったが、

蒋介石の情報戦には、完璧に負けていたと思う。

今でも、日本は中華人民共和国の情報戦には

全然、対抗していない。

日本はあんまり戦争から学んでいないのかなとも思う。