肝臓の話ー GOT>GPT ・ GOT=GPT ・ GOT<GPT
GOTとGPTの検査値を比較することで 病気の種類を推測することができます
GOT・GPTは肝臓の細胞が今壊れているかどうかを示す検査で、
機能(働き)の程度を表してはいません。
たとえばGPT値が100よりも500の方が肝機能(働き)が悪いのかというと
そうではなく、より多くの肝細胞が破壊されていると言うことを示しています。
ともすれば、数値の上昇だけを気にしがちなのですが、
GOTとGPTの検査値を比較することで、 病気の種類を推測することが
できます。
★基準値
GOT 35 IU/リットル以下
GPT 35 IU/リットル以下
★考えられる主な病気
肝臓において、GPTとGOTの数値を比べると、
脂肪肝や慢性肝炎の場合はGPTがGOTの数値を上回り、
症状が肝硬変に進行すると逆転してGOTがGPTを上回ることになります。
●100以下(軽度の増加)
GOT>GPT
肝硬変。肝ガンの可能性
GOT=GPT
慢性肝炎非活動型の可能性
●100~500(中等度の増加)
GOT>GPT
アルコール性肝炎、胆石症、閉塞性黄疸、心筋梗塞の可能性
GOT=GPT
慢性肝炎活動型の可能性
●500以上(高度の増加)
GOT>GPT
劇症肝炎、うっ血肝の可能性
GOT<GPT
急性肝炎の可能性
http://ketsueki.doremi3.com/archives/2006/12/gotgpt_1.html
劇症肝炎などの場合、1000以上の上昇を示しますが、
黄疸が出て、肝細胞の壊死が進むと、血中に出てくる酵素が減少するため
に GOTやGPTの値も減少し、基準値に近づいて来ることがあります。
定期的な健康診断を受け、自分の数値がどれくらいなのか、
自分の肝臓がどういった状態なのかを認識しておきましょう。
基準値を上回っている場合は、必ず病院に行くようにしましょう。
そのときは禁酒も覚悟しなければならないかも知れません。
そうならないためにも、日頃からアルコールの摂取量には注意しながら、
「その時だけ楽しければ良い」ではなく、
自分で自分のカラダをいたわってあげるようにしましょう。
http://ketsueki.doremi3.com/archives/2006/12/gotgpt_1.html
これまでの血液の話↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://ketsueki.doremi3.com/archives/11ketueki/index.html
発行者 どれみ
ホームページ 一滴の血液があなたを救う http://ketsueki.doremi3.com/
どれみのDreams http://doremi3.com/